iPhoneにNFC決済サービスを導入する課題は「セキュリティ」

GoogleがNFCを使用した「Google Wallt」をアメリカで開始するらしい。
NFCと聞くと日本ではあまりピンとこないかもしれないが、Felicaみたいなものといえば大体想像はつくのではないだろうか。代表的なサービスはSuicaだ。

Googleがサービス提供を行うということで、まずはAndroid端末で導入が進むのだろうが、次期iPhoneと呼ばれるiPhone5で搭載されるかはともかく、いずれは搭載されるだろう。しかし、この手の決済サービスを導入するには現在のスマートフォンには大きな欠点があると僕は思っている。

それは端末自体のセキュリティだ。

いわゆるガラケーと呼ばれる、普通の携帯電話にはおサイフケータイの名のもとに5年以上前からFelicaが搭載されてきた。

そして、おサイフケータイを最初に開始した、ドコモ(と言うかその企画をした夏野剛氏)はサービスの拡販と同時にセキュリティ面にかなり力を入れてきた。

携帯の紛失時にリモートで携帯をロックするおまかせロックなどはその最たる例で、決済機能を携帯電話に持たせる事でユーザーが持つであろう不安に対応してきた。

おサイフケータイが世に出始めた頃はちょうど携帯端末の開発に携わっていて、あの頃は新機種が出る事に新たなセキュリティ機能が追加されるくらい力が入っていたのはよく覚えている。

ところが、この分野で進んでいるはずのドコモですら最近発売しているスマートフォンではこれらのセキュリティサービスに対応していない。iPhoneが爆発的に流行ったことで、焦ったソフトバンク以外のキャリアがスマートフォン戦略を大幅に前倒しにした証拠だろう。既存サービスが全くついていけていない。

この部分は正直iPhoneもAndroidもザルだと思っていて、だからこそ僕はおサイフケータイはガラケーを使い続けている。仮に今、iPhoneにNFCというかFelicaが搭載されても多分使わない。

iPhoneに決済機能が搭載される時には、少なくとも端末セキュリティは今よりも高めて欲しい。そして、それは単純にパスワードの桁数を増やすとかそういうものではなくて、iPhoneならではのセキュリティを実現して欲しいものだ。その時までiPhoneにはNFCを搭載するべきではないと思う。

しかし、この分野では日本のキャリアにはおサイフケータイで培った数年間のノウハウがあるはずで、これからプラットフォームをNFCに変えて日本が先導していくのだと思っていた。

「Google Wallt」のコンセプトなんて夏野さんが提唱した「おサイフケータイ」のコンセプトそのままで、まだまだこの分野では日本が進んでるなと思うと同時に、うかうかしてたらあっという間に追い越されてしまう。

国内キャリア/メーカーはiPhoneで痛い目を見たはずなので、なんとか世界でリーダーシップを発揮して欲しいものだ。

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