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iOS 6ファーストインプレッション。話題のMapアプリは?

本日の深夜iOS 6がリリースされた。
iOS 5ではiCloudへの対応、iTunes Wi-Fi同期、使用にあたってiTunes接続が不要になる、OTAアップデート対応など大きな変化があったが、iOS 6では主にiCloud対応強化・Facebook連携強化などの機能アップがメインで変化の幅としては比較的小さい。

そんな中大きく変るのは脱Googleサービスということで、MapアプリがGoogleマップからApple純正なったり、YouTubeアプリが標準アプリでなくなったりしている。正直アップデートは少し待つのが正解だとは思うが、僕は早速やってみたので簡単に紹介してみる。

この記事の掲載内容は、2020年12月24日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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アップデートの前に

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リリース直後のOSアップデートはなんだかんだ言ってちょっと怖い。アップデート前は昔のように一度iTunesに繋ぎ、バックアップを作成してから実行することをお勧めする。また、今回のアップデートファイルは600MBくらい。かなり大きいので、iPhone・iPad上のアップデート(OTAアップデート)ではなく、従来通りiTunesからやった方が無難だと思う。

アップデートは大体30分程度で終わった。こんな画面が表示されたら無事成功だ。
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Mapアプリの使い勝手は?

beta版の地点からAppleの新しい地図はスカスカと話題になっていて、正式版でどこまで充実しているかが注目されていた。試しに僕が住んでいる、JR倉敷駅周辺と県庁所在地であるJR岡山駅周辺で表示してみた(上がアップデート前のGoogleマップ、下がiOS 6のマップ)。

【JR倉敷駅周辺】
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昨年末にJR倉敷駅北口にはアリオ倉敷と三井アウトレットパーク倉敷がオープンするという大きな出来事があった。Googleマップではもちろん表示されているわけだが、iOS 6のマップでは空地。何もないw

【JR岡山駅周辺】
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JR岡山駅周辺でここ数年あった変化と言えば、ビックカメラがオープンした事だと思っているが、なんとこれも表示されない(もう4・5年前)。

この事からマップアプリについては相当厳しい。ナビ機能とかを語る以前に、ビル名などのランドマーク情報を筆頭にデータが圧倒的に不足している感じだ。正直実用性はちょっと薄い。現時点ではGoogleマップアプリはまだ提供されていないため、NAVITIMEやMapFanなどの他社製地図アプリを使用するか、WEB版のGoogleマップを使用した方が良さそうだ。

とりあえず急ぎで、困った、って人はWEB版を使う事がお勧め。ホーム画面に配置すればアプリとほぼ同じ使い勝手になる。

SafariからGoogleマップにアクセスして、
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「ホーム画面に追加」を実行すれば、アイコンが出来るので今までとそんなに使い勝手は変らないはずだ。
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やはり地図データというのは長年の蓄積がものをいうなぁと言うのが実感。時間が経つにつれてどんどん改善していくだろうが、この差を埋めるのは容易ではないだろうと思う。

Facebook連携

設定にFacebookという項目が出ているので、
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ここにアカウント情報を入力する。
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そうしたら、Safariなどでシェアが簡単にできる。僕は出先でわざわざTwitterやFacebookで情報をシェアって滅多にやらないので、あまり使わないが便利な人には便利だと思う。

Passbook

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日本ではまだどういう展開になるかわからないので、ひとまず静観という感じ。おサイフケータイに比べたら、導入のハードルは低いと思うので、小規模店で利用されるかどうかが日本で普及する鍵かもしれない。

とりあえず一番最初に始めるのは航空会社かなと思っていたが、早速ANAは10月1日から開始するそうだ。

次に飛行機乗るときは使わなきゃ。

Wi-Fi Plus Cellular

beta版の段階でスピードの遅いWi-Fiアクセスポイントに接続している場合、自動的に3G(iPhone 5ならLTEも)に切り替える「Wi-Fi Plus Cellular」という機能が搭載されていると話題になった。

設定>一般>モバイルデータ通信とたどっていくが、それらしい設定項目はなし。今後増えるんだろうか、、、
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ただ、iCloud書類、iTunes、FaceTime、Passbookアップデート、リーディングリストのデータ通信で、3G回線を利用するかどうかを個別に決める事が出来る。
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この設定はLTE時代になりデータ通信が従量課金になる人も多いため、その人の利用シーンに応じて設定は見直した方が良いと思う。特にiOS 6からはFaceTimeが3Gでも使えるため、発信だけでなく着信でもこれを使えばデータ通信量はガンガン増えていく。

FaceTimeの3G対応

これ、iPhone 5のリリースに合わせてau・SoftBankの各社は特に何もアナウンスをしかなかったのでどうなるんだろうと思ったが、SoftBank回線では至って普通に使えた。もちろん前述の設定>一般>モバイルデータ通信でFaceTimeの3G利用をOFFにしたら、これまで同様Wi-Fi環境でしか使えない。
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メールアプリの小さなアップデート

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TwitterクライアントなどSNSアプリでは主流のプルダウンして一覧更新するようになった。これは小さな変化だけど便利!

現地点でiOS 6にするメリット・デメリット

毎日iPhone・iPad・Macのうち2つ以上を持ち歩いているような人は、iCloud対応の強化により様々なメリットがあるが、マップアプリの使い勝手が悪いなど今回はデメリットが目立つ。使用しているアプリにもよるだろうが、当分の間は様子を見る方が吉ではないかと感じた。

特にマップアプリはかなり厳しい。昨年のSiriのように日本語版(日本地域)はbeta版ですと言われればまだ納得するが、アプリとしての使い勝手はともかく地図の肝は正確さとデータ。これが圧倒的に不足している地点で使えないわけで、正式版としてリリースされたのは少々理解に苦しむ。今後の進化には期待するけど、、、

その他詳しくは

Apple公式サイトを参照。
ちなみに、メジャーバージョンアップをOTAでやる勇気はなかったので、昔のようにiTunesからアップデートしたんだが、アップデート内容としては以下のような表示だった。

心が折れるほどの量だw

【マップ】
◦ Apple の設計によるベクトルベースの地図
◦ 音声によるターンバイターン方式のナビゲーション。iPhone 5、iPhone 4S、iPad Wi-Fi + Cellular(第 2 世代および第 3 世代)で利用可能
◦ リアルタイムでの交通情報
◦ 主要都市圏をフォトリアリスティック 3D でインタラクティブに表示する Flyover。iPhone 5、iPhone 4S、iPad(第 3 世代)、および iPod touch(第 5 世代)で利用可能
◦ Yelp の写真、レーティング、レビュー、利用可能なサービスが表示される地域検索
◦ 経路探索と、目的地までの道順探索に Siri を統合

【Siri の向上】
◦ スポーツ:野球、バスケットボール、フットボール、サッカー、ホッケーのスコア、選手の成績、試合スケジュール、チームの登録選手名簿、およびリーグの順位表
◦ 映画:予告編、上映時刻、レビュー、および作品プロフィール
◦ レストラン:予約、レビュー、写真および情報
◦ ツイートの送信
◦ Facebook への投稿
◦ App の起動
◦ 対応する自動車での Eyes Free 機能
◦ Siri 対応の国での地域検索(初回リリース期間中はご利用いただける国が限定されます)
◦ 対応する国と言語の追加:カナダ(英語およびカナダ・フランス語)、中国(北京語)、香港(広東語)、イタリア(イタリア語)、韓国(韓国語)、メキシコ(スペイン語)、スペイン(スペイン語)、スイス(イタリア語、フランス語、ドイツ語)、台湾(北京語)、アメリカ(スペイン語)
◦ iPhone 5、iPhone 4S、iPad(第 3 世代)、および iPod touch(第 5 世代)で利用可能

【Facebook の統合】
◦ “設定” から 1 度でサインオン完了
◦ 写真、Safari、マップ、App Store、iTunes、Game Center、通知センター、および Siri からの投稿
◦ 位置情報の追加、および投稿のオーディエンスの選択
◦ “連絡先”に最新の Facebook のプロフィール写真と連絡先情報を表示
◦ “カレンダー”に Facebook のイベントと誕生日を表示
◦ App Store と iTunes Store でコンテンツに“いいね!”を送信。また、友達からの“いいね!”を表示

【共有フォトストリーム】
◦ 選択した写真を相手を選んで共有
◦ 友達は写真 App、iPhoto、および Apple TV で共有写真を表示可能
◦ 友達から個々の写真への“いいね!”送信、およびコメント作成

【Passbook】
◦ 搭乗券、ショップカード、映画館の入場券などのチケット類を 1 個所に
◦ 飛行機に乗る、コーヒーを買う、映画館に入るといった場合にバーコードを表示
◦ 時刻または場所に応じてロック画面にパスを表示
◦ パスの自動アップデートが可能
◦ iPhone および iPod touch で利用可能

【FaceTime の向上】
◦ iPhone 5、iPhone 4S、および iPad Wi-Fi + Cellular(第 3 世代)でモバイルデータ通信による FaceTime の使用が可能に
◦ iPad および iPod touch で iPhone の番号に送信された FaceTime 通話を受信

【電話機能の向上】
◦ かかってきた電話の着信音や通知音が消音される、おやすみモード
◦ 通話を拒否する場合の“メッセージで返信”オプション
◦ 通話を拒否する場合の、時刻または場所に基づく“後で通知”オプション

【メールの向上】
◦ 重要な相手からのメールにすばやくアクセスできる VIP メールボックス
◦ フラグ付きメール用メールボックス
◦ メール作成時に写真やビデオを挿入
◦ パスワードで保護された Office 書類を開く
◦ プルダウンしてメールボックスを更新
◦ アカウントごとの署名

【Safari の向上】
◦ 開いているページをすべてのデバイスに表示する iCloud タブ
◦ オフラインでのリーディングリスト
◦ 写真のアップロードのサポート
◦ iPhone および iPod touch での横向きフルスクリーン表示
◦ スマート App バナー
◦ JavaScript のパフォーマンスの向上

【App Store および iTunes Store の向上】
◦ ストアのデザインのアップデート
◦ iTunes プレビュー履歴
◦ コンプリート・マイ・シーズン機能
◦ コンプリート・マイ・アルバム機能

【Game Center の向上】
◦ 友達にチャレンジしてハイスコアと達成項目を競う
◦ Facebook および Twitter にハイスコアと達成項目を投稿
◦ Facebook の友達に基づく、友達のお勧め

【アクセシビリティの向上】
◦ アクセスガイドによりデバイスで使用可能な App を 1 つに制限、または画面の特定領域でのタッチ入力を制限
◦ “マップ”と VoiceOver の統合、AssistiveTouch およびズーム機能
◦ iPhone 5 および iPhone 4S で「Made for iPhone」補聴器に対応

【その他】
• 連絡先、カレンダー、リマインダー、写真および Bluetooth 経由の共有データにおけるプライバシー管理の向上
• リマインダー App でのリマインダー項目の並べ替え
• iPhone の通知用バイブレーションのカスタマイズ
• iPad 用時計 App
• 曲によるアラーム
• “連絡先”の全フィールドの検索
• ビデオサウンドの品質が向上した自動ムービーモード
• 選択した単語の定義を、中国語、フランス語、ドイツ語、およびスペイン語でサポート
• フランス語、ドイツ語、トルコ語、カタロニア語、アラビア語、およびアイスランド語用キーボードの新レイアウト
• iCloud を通じてデバイス間でキーボードショートカットを共有
• Bluetooth MAP のサポート
• HTTP 用グローバル・ネットワーク・プロキシ
• バグ修正

【中国向けの機能】
◦ Baidu Web 検索
◦ Sina Weibo の統合
◦ Tudou でのビデオ共有
◦ Youku でのビデオ共有
◦ 手書きおよび拼音によるテキスト入力の向上

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