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SoftBank2012年冬 – 2013年春 新商品発表。キーワードはやはり4G

例年SoftBankは最後になる事が多いのだが、今年は3大キャリアの先頭を切って冬・春モデルが発表された。

まあ、SoftBankはiPhone一辺倒のキャリアなので、Androidは価格面でもメリットが薄くユーザーは少なく注目度も低かった。しかし、iPhone 5からLTEなど4G(正確には3.9G)が本格的に始まり、iPhoneだけの特別な優遇料金は少なくなったため、ようやくiPhoneとAndroidが同一フィールドに上がった。

というわけで、内容を少し紹介。

この記事の掲載内容は、2020年12月21日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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端末ラインアップ

SoftBankの定番PANTONE、他社でも提供されているAQUOS PHONE・ARROWS、ガラケー(フィーチャーフォン)などさすがにラインアップは豊富だが、特別な魅力を感じるモノがない。

Androidの場合、細かいスペックやデザインは違うものの、OSはAndroid4.1だし全キャリアに提供しているメーカーが今や大半なので真新しさがない。

ただ、他社と差別化できる部分はやはり4G。

新通信方式への対応

docomoが昨年辺りからXiを本格展開したとはいえ、LTEなど4Gと呼ばれる新しい通信方式が認知されたのは今年の話。さらに言えばiPhone 5が発売してからだ。なので、これに対する注目度はこれまでとは全く違う。

で、SoftBankはてっきり4G LTEにも対応すると思っていたが、SoftBank 4Gで展開してきた。テザリングにもiPhoneと同じく対応するようだ。

SoftBank 4GはAXGPという昔で言うPHSの周波数を利用したもの。スピードは確かに速いが、エリアはLTEよりもおそらく狭い。イーアクセスと合併し回線に余裕が出てくるとは言え、現状はそこまでできないと言うことで、

iPhone 5:4G LTE
Android:4G

という差別化になるらしい。すげー、分かりにくいですね、、、

サービス面

一番の注目は「Yahoo!プレミアム for SoftBank」じゃないかと思う。

Yahoo!Japan向けのサービスである「Yahoo!プレミアム」をSoftBankの携帯向けに提供するというもの。IDは電話番号になるそうだ。これって、以前話題になった「スマ得パック」に該当するものなんだろう。

SoftBank回線でしか使えないなんて言う、docomoのdメニューみたいな事はしないと信じたいが、さて今後どのような展開になるかが注目。

まとめ

ここ数年はiPhoneだけ特別に安く扱っていたSoftBankだが、auがiPhoneを発売したこともあり、いつまでも特別扱いは出来なくなった。多分今までSoftBankにおけるスマートフォンの販売比率は、8割以上がiPhoneだったと思う。

これが、4G時代になりiPhoneとAndroidが初めて同じ条件になった。iPhoneの方が売れるのは間違いないだろうが、今後Androidの比率をどの程度上げられるかがSoftBankの課題だと思う。iPhoneは確かに人気端末でファンも多いが、Androidユーザももはや無視できないほど多くなっているので。

ほっといても売れるiPhoneと手のかかるAndroidという位置付けにSoftBank的にはなるだろうが、日本においてiPhoneをここまで育て上げたように、Androidも頑張るのか。はたまたWindows Phoneなど他社端末に手を出すのか、SoftBankの出方はやはり気になる。