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ICカード1枚で全国へ。交通ICカード相互利用サービスがついに開始!

今やSuicaに代表される交通ICカードを1枚も持っていないという人は少ないと思うが、最大の難点は地域毎に利用出来たり出来なかったりすることだった。JR系は数年前から相互利用可能になっていたが、私鉄系となると関東(SuicaとPASMO)・関西(ICOCAとPiTaPa)など地域単位でどうしても不便だった。それが明日からようやく解消される。

これ、ほんとに待望のサービスだ。

この記事の掲載内容は、2020年12月25日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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関東と関西の移動が便利に

僕は数年前関東に住んでいた関係で、今でもメインICカードはSuica(正確にはモバイルSuica)だ。関東だとこれって最強で、JRも私鉄もバスもこれだけでいけるし、オートチャージを設定しているから残額をあまり気にする必要も無い。

ところが、岡山に戻って来ると関西に行くことが多くなった。
JR西日本のICOCAエリアは問題ないのだが、大阪市営地下鉄や阪急などの私鉄はPiTaPaエリア。ICOCAだと使えるが、Suicaはダメというわけで、結局ICOCAを持ち歩く羽目に。僕の場合モバイルSuicaになれてしまっているので、ICカードを持ち歩く意識が薄くて忘れることも頻繁。

関西に行くたびに地味にイラッとしていた。そんな生活も明日からはお別れ。

相互利用エリア

以下のエリアは全て相互利用が可能になる。

  • Kitaca(JR北海道)
  • PASMO(株式会社パスモ)
  • Suica/モバイルSuica(JR東日本)
  • manaca(株式会社名古屋交通開発機構/株式会社エムアイシー)
  • TOICA(JR東海)
  • PiTaPa(株式会社スルッとKANSAI)
  • ICOCA(JR西日本)
  • はやかけん(福岡市交通局)
  • nimoca(株式会社ニモカ)
  • SUGOCA(JR九州)

まあ、これでほぼ使えないエリアはなくなることだろう。こんな当たり前のサービスが今まで実現出来なかった事に企業のエゴをかなり感じるが、それでも実現された事は本当に喜ばしい。

注意点

近距離切符として乗る分には問題ないのだが、注意点もいくつかあるようだ。

  • エリアをまたがる利用は出来ない
  • 定期券は各エリアのICカードをつかう必要がある(従来通り)
  • Suica・PASMOエリアのオートチャージなど独自サービスは対象外
  • 電子マネーとしての利用はいくつか制限有り

定期も利用出来るようにしてくれよ~って思うが、さすがに難しいのだろう。相互利用はあくまでも予めチャージしたICカードで交通機関を利用する事に限られる。

その為、個人的にはこれでモバイルSuica1つでどこでもいけるようになるかと思っていたが、オートチャージは関東でしか利用出来ないという事は変わらないようだ。まあ、そもそも西日本在住のくせにSuica使うなよって話ではあるが、今後はICOCAに統一する方向かなぁ。今更カード持ち歩くの嫌だが。

おわりに

まあモバイルSuicaにこだわるというマニアックな悩みを除けば、多くの人にメリットのあるサービスだと思う。知らないところに行って、切符買うというのは意外と知識が必要で、ICカード一枚で移動できるのはとても便利だからだ。

そして、例によって記念ICカードも各地で発売されるようだ。僕は以前岡山でICOCAが開始された時入手したが、なかなかの争奪戦。記念カード好きな方は頑張ってください!