運営者チーの最新活動はXをチェック

マンション購入検討。諦めた理由は駐車場と修繕積立金

高度成長時代で給料は右肩上がり、終身雇用で長期ローンも安心だった20世紀ならともかく、今の時代に35年ローンの住宅購入なんて頭がオカシイとすら思っていた僕が、購入に至るまでの顛末を記録として公開している連載記事です。

妻の妊娠と子供のことを考えた時に、住宅購入はありかもしれないと思うに至ったが、実家があるという状況を考え、マンションがいいかもと思い始めた。

で、実際マンションのモデルルーム見学に行った時の話を今回は書いてみる。

この記事の掲載内容は、2020年12月25日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

きっかけは1枚のチラシ

ぼんやりとマイホーム購入を頭のなかで検討し始めていた昨年7月頃、新聞チラシが目に止まった。

倉敷市の郊外に建設されるという、穴吹興産のマンションだった。ポイントは2000万円前後という安価さで、仮に家を買うなら最大3000万までだろうと考えていたので、まずはその最低ラインだとどんなものかが気になり見に行くことにした。

マンションのモデルルーム見学なんてもちろん始めてのことだ。

モデルルーム見学

一応WEB上から予約をして見に行くわけだが、さらっと見学して終わるだけのつもりが、当然ながら向こうは売る気満々でモデルルームを見るまでにまあ時間のかかること。

  • 予算
  • 家族構成
  • 希望する間取り

そんなことを聞かれて、ようやくモデルルームを見たのはついてから1時間ほど経ってからだった。で、見るといろんな意味で衝撃だった。

設備のレベルが違いすぎる、、、

安価なマンションとはいえ、立派な不動産。今住んでるアパートとは色んな意味で別世界の設備レベルだった。広いキッチン、洗面所、お風呂、質感の高いフローリングや扉、これを見たら欲しくなるという気持ちがようやく理解できた。

また、見てる中で最近は色々便利なものがあるんだなと初めて知った。特にいいなと思ったのが、

  • 魔法びん浴槽
  • ホスクリーン

だろうか。魔法びん浴槽は読んで字の如く、保温性の高い浴槽で時間がたってもお風呂のお湯が冷めにくいもの。帰宅時間が遅くなることが多く、お風呂の時間が分散しがちな我が家には魅力的だ。

ホスクリーンは室内干しのアイテム。最近は浴室乾燥機やドラム式洗濯機を使っている家も多いが、光熱費のことを考えたら案外使えないので便利だ。

あー、これはいいなぁなんて考えると、どんどん家が欲しくなっていくというマジックは恐ろしい。

初めて知ったマンションのお金

設備を見てやっぱりいいよなぁなんて嫁と話しをしていたが、その後参考までにとお金を計算してもらった。

頭金500万くらいで残りを35年ローンとしたら、月の支払は大体8万円くらい。金額だけ見たら今の家賃とほとんど変わらない。なるほど、これがローンの怖いところだなと思ったが、気になった文言が。

駐車場代と修繕積立金というものだ。

僕は今までアパート以外だと戸建の実家にしか住んだことがなかったので、考えたことがなかったが、マンションだと駐車場代がかかり、共同住宅という意味合いもあるため補修費を積み立てるというのは至極ごもっともな話。

だが、ローンを完済してもこのお金が一生かかるのかと考えたらやはり気になった。もちろん戸建だとそれがかからないというわけじゃない。

何年かに一度メンテナンスはしなきゃいけないし、それを分割で積み立てるか、まとめて払うかという違いだが、そこを自分でコントロールできないというのは正直ちょっと面倒だなと思った。

2回目のモデルルーム見学

そのマンションは郊外ということで、安いのも当然。マンションに求めるのはアクセスの良さだからこれはないということでやめたが、その後JR倉敷駅周辺で2棟マンションが建つという情報をキャッチする。

そのモデルルームを見に行ったのが9月くらいの話だ。

市街地のマンションということで、設備レベルはさらにアップしたが、その分お値段もグーンとアップ。

3000万くらいからスタートという価格で、これは厳しいと思ったが、シュミレーションするとローン支払いは月10万を超えた。さすがにこのローンはキツすぎるので、マンションは厳しいと思うようになってきた。

マンションを諦めた理由

一番大きいのは駐車場だ。

結局マンションの値段は土地の取得価格に大きく左右される。土地が高い市街地は高いという当たり前のロジック。

さらに、それに連動して駐車場代も高くなる。駐車場は平面で入り口から近いほど高く、機械式とかなら安いが、車の使用頻度が低い都会なら我慢できるが、使用頻度の高い岡山ではかなり不便。

特に戸建やアパート暮らしだと、車に乗る時家を出たらすぐに乗れるというのが当たり前だったのに、乗るまでに時間がかかるというギャップは大きい。

実家があるという関係で、将来的に売却することも少し意識して、資産性が高い(=主要駅からアクセスがいい)マンションを検討したが、そういうマンションは当然値段が高い。

価格は予算オーバー、駐車場代など購入後にかかる固定費も高いとなると、少々背伸びし過ぎだなと思うに至った。

かと言って、駅から近いところの土地なんて高くて買えない。マイホーム計画はやはり無駄だなと思っていた時に、気になる情報を目にした。倉敷市管理の土地が競売に出るという情報だ。