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火災保険の契約時は「家財保険」の検討を!「マイホームぴたっと」の契約理由

高度成長時代で給料は右肩上がり、終身雇用で長期ローンも安心だった20世紀ならともかく、今の時代に35年ローンの住宅購入なんて頭がオカシイとすら思っていた僕が、購入に至るまでの顛末を記録として公開している連載記事の第6回です。

うつ病経験がある中での住宅ローン契約を済ませ、その他色んな作戦を使い資金面の問題を解決させたが、もう1つ大きな悩みがあった。

住宅ローンを組むことによって、加入が義務付けられてしまう火災保険だ。

保険と言えば生命保険、医療保険、がん保険、自動車保険くらいはわりと縁のある保険だが、火災保険は家を買うような時でないと検討することもなく、あまり縁がないため知識もない。こんな時は相談に行くのが一番というわけで行ってきた。

この記事の掲載内容は、2016年8月6日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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火災保険のイメージ

火災保険というもののイメージ。

家が燃えた時に保証される保険

そのくらいしか思い浮かばないw
しかし、保険のプロに色々話を聞くとこれがなかなか複雑で、かつ火災保険は他の保険にはあまりない特徴が有るということがわかった。ざっくり紹介すると、

  • 途中解約しても、残期間分の保険料はほぼ返ってくる
  • 保険代の元を取ることができる可能性がある

というものだ。保険といえば、貯蓄タイプのものを除き掛け捨てが基本。元を取るって事は保険で備えるべき事態が発生したわけで、あまり喜ばしくもないから望まない。

あくまでもそういう可能性があるというだけの話ではあるが、火災保険は他の保険と少し性格が違うように感じたし驚きの話だった。

火災保険の料金

まず、年払いするか数年単位の一括払いするかという悩みがある。

例えば35年ローンの場合はその期間契約する必要があるが、その支払い方法は年払いでも一括払いでもOK。ただ、これは一括払いが圧倒的にお得なようだ。

そしてこの値段は、住宅の構造によっても大きく変わる。簡単にいえば木造か、鉄骨かみたいな話になり、鉄骨はかなり安い。

ざっくりした見積だと木造で35年契約だと50万円近くになるが、鉄骨だと20万円くらい。鉄骨住宅にすることで、地味にこんなところで節約できたりすることには驚いた。

また保険というのは基本的に途中解約すると、損することがほとんどだが35年契約だと10年超えたあたりから残った年数に応じた金額以上の返金があるそうだ。

そう考えると、初期の支払金額が多くなるが長期契約を一括払いするのが圧倒的にお勧めと感じた。

僕が相談した人に言わせれば、

火災保険は契約するなら35年契約で一括払い。
金が無いなら親に借金してでもそうするべき。

という話だった。

火災保険の種類

どの会社も大体3種類。

  • 補償範囲を限定したタイプ(エコノミー)
  • 一般的な補償(ベーシック)
  • 不測の事故による損傷も補償するタイプ(ワイド)

値段は順番に高くなって行くが、ベーシックとワイドの価格差はわずか。

火災保険に関してはハウスメーカーと保険に詳しい人に聞いたが、両者とも大半はワイド、次がエコノミー、ベーシックを選ぶ人は皆無という話だった。

僕もこれに関してはワイドを選択した。

家財保険の必要有無

火災保険の契約時に悩むことの1つが、「家財保険」もつけるかどうかだ。

僕も誤解していたが、火災保険において補償されるのは建物(家の骨格、柱、屋根、ドアなど)だけということ。つまり、家が火災にあっても中にある家具や家電については一切補償されない。

考えようによっては、家財の方が価値が高い可能性もありますよね。それを補償するのが「家財保険」となる。

ただ、難点があってこれをつけたら保険金額は大体2倍になってしまう。なので当初僕は不要と考えていた。もちろん理由は資金面だ。

我が家の場合35年契約で、火災保険は約25万円だったが家財保険を付けると50万円弱となった。

かなり大きいですよね、、、。

それでもまあ、相談した人曰くめちゃくちゃ安いという事だった。これが、木造住宅だと余裕で100万超えますよと。試算結果も見たが実際そうだった。

そうなると若干お得感も感じてくるが、一番大きかったのは「保険料を回収できるのは家財保険だけ」という話を聞いたからだ。

家財保険の補償範囲

家財保険は建物内の設備に対する補償だ。

これも火災保険と同じく、補償範囲はエコノミー・ベーシック・ワイドの3タイプだが、これこそまさにワイドしか選択肢が無い。ポイントは自爆も補償されるかだ。

例えば、ものを動かしててテレビに当たって壊れた、みたいな事はあり得そうだし、なにより子供がいる家庭だと何が起こるか分からない。

  • 冷蔵庫のドアにぶら下がって壊れた
  • 暴れてものを投げた

なんて事は1度くらいあってもおかしくない。それって自爆なの?と思うだろうが、子供が壊した場合は家財保険の補償範囲になる事が多いそうだ。

つまり、実際に使う可能性が高く、かつ実用的な保険が家財保険だと感じた。

火災保険も家財保険も不測の事態に備える保険だが、火災保険は安心を金で買ってる類いの保険だ。家財保険は回収できる保険というのは非常に納得できた。

それでもまあ、独身または一生子供を作らないと決めた夫婦であれば不要だと思う。

だが、家は子供がいるので、家財保険のお世話になる可能性は高いと判断して契約を決めた。

特約

火災保険においても特約は沢山ある。大体どの保険会社にも存在したのは以下のようなものだ。

  • 類焼損害補償特約
  • 携行品損害補償特約
  • 個人賠償責任補償特約

1つ目はかなり悩んだポイントで、自分の家が火災を起こして隣の家に燃え移った場合、隣の家が火災保険に入っていなければ保険金を払うというような特約。

まあそうなったらもう仕方ないじゃ無いか、、、と思う面もあるが、悩んだ。

が、結果としては付けないことにした。理由は火災保険の加入率はとても高いから、隣も入っているだろうという思い込みだw

2つ目は正直興味がなかった。
外出先で事故にあって、身のまわりのものが壊れた時の補償。事故と言えば自動車事故だが、その場合普通は相手の自動車保険で支払われる。

3つ目は自動車保険とかでも見かける特約だ。
他人のものを壊したり、傷つけた場合に補償してくれるというもの。子供なんてやりそうですよね。

他人の家の壁を汚したとか(僕が小さい頃やってめっちゃ怒られたw)。この保険のポイントは契約者だけでなく「家族」がやってしまった時も補償してくれること。そして、35年契約で保険料は1万円程度と安価という事だ。

聞いてみたらこの特約は火災保険で付けるのが一番お得なんだそうだ。ただ、2重で補償はされないので自動車保険とかでこの特約を付けていたら、今後は外す必要があるという話だった。

というわけで、安価なため「個人賠償責任補償特約」は付けることにした。

契約した保険

これらを踏まえて契約した保険は、あいおいニッセイ同和損保「マイホームぴたっと(住宅新規購入オーナーさま専用)」という商品だ。

内容としては補償の範囲は全てワイド、家財保険と個人賠償責任補償特約を付けて、35年契約一括払いで大体50万円と言ったところだ(地震保険は別)。

ここを選んだ理由は新規購入オーナー向け限定ということで、価格が抑えられていること。

家財保険の補償対象となる家財の最低価格が3,000円からと低く利便性が高いこと(他社は大体1万円から)。

実際に僕が使う時も行ける保証はないが、家財としてノートパソコン(デスクトップはほぼ行ける)も認められる事例があるという事だった(携帯など持ち歩きできる機械は家財と見なされないケースが多いらしい)。

こんな感じで家の契約以外でも重要なローン・火災保険の契約が終わった。

次回以降は時間軸としては前後するが、住宅購入の契約が終わってまず開始する、間取りや設備の検討についてだ。