携帯販売の「頭金」は5千円までに制限。docomoが進めるオプション縛り対策とは

ここ数ヶ月特にauで問題になっている、スマートフォン購入時のオプション強制問題。
内容としては「オプション」と言っておきながら、auスマートパスなどの複数オプションサービスをスマートフォン購入時に半強制的に加入させ、加入しない場合、販売自体を行わないまたは数千円の「頭金」を請求するというものだ。

この話は以前から話題になっているが、最近は特に酷くなっている印象があり、個人的にも嫌な思いをしたことがあるのだが、docomoはこの「頭金」を5千円に制限することで対策を打ち始めているという。この辺りさすがdocomoという感じだが、そもそもは携帯販売における「頭金」というもののわかりにくさが問題の根底にあると思う。

docomoのオプション縛り対策

1年程前docomoショップで販売されるスマートフォンの「頭金」は、大体8,400円だった。
以下の画像は1年程前にたまたま撮影していた画像だが、当時出たばかりの「ARROWS V F-04E」で設定されている頭金もその価格(小さくて見にくいと思うが)。
IMG_1191
さらに下げてきたようだ。
ただ、内容はさておきこの部分を明確にしていたのはdocomoくらいという印象はある。

一般的な「頭金」と携帯販売の「頭金」の違いとその問題点

車や住宅など高額かつローンで購入する事が多い商品でよく聞く「頭金」というものは、支払金額の原資になるものだ。

つまり、100万円のものを買うことにしたとして、10万円頭金を払えば残金は90万円。ところが携帯販売における「頭金」というのは、10万円の頭金を払っても残金は100万円のままだ。

要するに「頭金」と言っているが、これって完全に「店頭販売手数料」なんですね。事実キャリア直営であるオンラインショップで、そういうものは存在しない。そう考えたら、手数料を免除する代わりにいくつかのオプション加入をお願いされるというのは、理論としては間違っていない。なのに、「頭金」と称するから消費者の誤解を生む。

もう1つは加入したオプションを数ヶ月利用すれば、契約者の同意がない限り自動解約または一定期間無料であればよいのに、消費者がわざわざ手続きをしないと契約は維持されたままになる。結果携帯料金がやたら高くなり不満を持つ。流石に最近この辺りをノーチェックという人は少ないだろうが、それでも一定数はいるはず。で、販売側の狙いってまさにそういう人達というのが見え見えだ。

要するに消費者をバカにしているとしか思えない。

消費者としてはどうしたらよいか?

こういうブログをやっていると、特に友人とかによく聞かれるのです。

携帯を安く買いたいけど、どこで買うのがいいのか?

って。そういう場合、僕はほとんどこう答える。

安さを徹底追求するなら、ネットとか自分で店頭回って見比べて探すしかない。だけど、安い場合は必ずオプション縛りがあるので、用のないものは契約後速やかに解除する事。
そういうのが面倒なら、オンラインショップで購入するのが一番無難。

実際、数年前まではSoftBankくらいしかまともにやっていなかったキャリアのオンラインショップは、現在docomoもauも力を入れてきている。ここで買う限り、不可解なオプションを強制させることは今のところ無いので一番安全な購入方法と思う(iPhoneの場合はAppleストアで買うのもいい)。

終わりに

この手のオプション縛りは今に始まったことではないし、各地に存在するキャリアショップが存続するためにはある程度必要なのかもしれない。ここ数年こういうのが酷くなっている理由の1つは、キャリアショップ運営の苦しさがあるのは間違いないだろうが、その補填を消費者に求めるのはお門違いだと思う。

とはいえこの話は案外話題にならなかったし、気づかないのもまた事実で、僕自身も去年まで知らなかった。

キャリアショップの店員さんは販売だけで無く、サポートまで担当する。携帯キャリアって民間企業だが、電波という公共資産を使う以上、好き勝手されても正直困る。docomoの取組みはとても素晴らしい事だとは思うが、業界全体として不可解な契約を無くすように是正すると同時に、ちゃんと販売しているショップは保護して欲しいものだ。

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5 件のコメント

  • 初めまして、いつも拝見させていただいています。
    販売店を責めてはこの問題は解決しないと自分も感じます。そして携帯ショップで電話を販売する事に無理がきているのではないかと最近思うようになりました。キャリアは回線を提供する事に徹した方がいいのではないでしょうか。AppleがiPhoneを自社で修理対応する姿をみて、キャリア主体の時代の終わりを感じ、キャリアが何でもやりますの時代が終わる事が、この問題の解決の第一歩ではないかと思います。

    • 始めまして!
      おっしゃる通りですね。販売店には正直どうしようもないと思います。理想はキャリアは回線提供に専念なのでしょうが、それまでのビジネスモデルを崩すことにもなり、おそらくは難しいでしょうね。販売店には自社の看板掲げさせているのだから、きっちりコントロールして欲しいと思います。

  • ん〜
    販売店にはオプションに対して報奨金を出しておいて、反対に頭金には制限をかける。
    なんだがパッチポンプに感じるのは気のせいでしょうか?

    メーカー小売価格が原則廃止となりオープン価格になったけど、それを逆手にとった商売でなんだか腹立たしいですね。

    • 奨励金というものをもうちょっと明確にしないとダメな気がします。
      携帯電話ほど「定価」ってものが分かりづらいものはないですし、、、