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「iTunes Match」で音楽をクラウド化するメリットは、Mac・iPhoneのストレージを節約できることとデータ移行時間の短縮

先日日本でサービスインした「iTunes Match」。

このサービスの導入メリットとして多くの人が取り上げるのは、ネットワーク経由で音楽を再生することで端末内にデータを保存する必要が無いため、iPhoneやiPadなどのストレージ容量が節約できることだ。

確かに、iPhoneなどモバイル端末は最大容量でも128GBとかでストレージ容量はそれほど多くない。

なので、メリットを体感しやすいが、実は母艦となるPC(Windows or Mac)にも同じ事が言える。

PCのストレージ容量はモバイル端末に比べたら遙かに多いものの、節約できるならそれに越したことはない。

先日Macが交換になり、再セットアップするタイミングでiTunesライブラリの移行をやっていたが、ふと思い立ち実データの移行をやめ「iTunes Match」だけにしてみた。

iCloudに保存しているのだから、当たり前と言えば当たり前。

だが、実際見てみるとやはり絶大な効果だと実感したので紹介してみる。

この記事の掲載内容は、2020年12月26日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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再セットアップの経緯

先日以下の記事で紹介したが、Macのトラブルに伴い本体が交換となった。

この為、再セットアップが必要になったわけだ。

再セットアップする時、方法としては移行アシスタントを使い直接または「Time Machineから転送するか、データを限定して移行するかになる。

前者は1度仕掛けてしまえば後は待つだけで移行前の環境が復旧するというメリットがあるが、要らないものまで移行されるため、僕は新しいPCへの移行時は手間はかかってもクリーンインストールし必要なデータだけ移行する。

で、この必要なデータの代表格はiTunesライブラリとiPhotoライブラリで、人によるとは思うがこれが一番容量を占めているため時間がかかる。

これ、結構面倒なんですよね。

「iTunes Match」を使ったiTunesライブラリ移行

「iTunes Match」は1つのApple IDで最大10台までアクセスができる。

1人でそこまで使う人は滅多にいないと思うが、注意があるとすれば新しいPCの購入などに伴う旧PCの認証解除忘れだ。以下に掲載されている手順に従い、旧PCの認証は忘れずに解除しておこう。

で、それさえやってしまえば、旧PC内に保存されているライブラリデータに用はない。

さすがにごっそり捨ててしまうのは勇気が要るだろうが、それもいいだろう。僕は念のためNASにコピーしてバックアップだけしておいた。

移行手順は簡単。

新PCにはiTunesライブラリは一切移行せず、iTunesを立ち上げApple IDを入力しログインする。

その後、「Store→iTunes Matchをオン」を選択すれば、
iTunesScreenSnapz-pro2014-001
以下の画面が表示される。
ScreenSnapz-pro2014-001
あとは、ダイアログに従って行けば終わる。
ScreenSnapz-pro2014-002
プレイリストも含めて、iTunesライブラリが丸ごと復活する。
ScreenSnapz-pro2014-003
ここまで来るのに、時間は5分もかからない。

実データを移行していたら、ファイル数にもよるだろうが、1時間は最低でもかかるだろう(僕はネットワーク経由でやるので大体3時間くらいはかかる)。

この時間短縮効果は絶大だ。

「iTunes Match」適用後のライブラリサイズ

この状態だと、音楽データは全てiCloud上に保存されており、PCには管理情報しかない。

なので、データ量は圧倒的に少ない。

僕の場合、旧PCには長年貯め続けた約7,000曲70GB程のミュージックデータがあったわけだが、
ScreenSnapz-Pro-119
新PCはわずか80MBくらい。データ量は実に1000分の1だ。これ凄いですよね。
ScreenSnapz-pro2014-004

まあ、この状態だとネットワークに繋がっていなければ音楽の再生は一切できない。

適宜ダウンロードするのもいいだろうが、1週間ほど使ってみてそれほど必要性は感じず、これで十分という感じ。

敢えて言えば、ダウンロードが走る関係上曲の再生が少しだけ遅い事くらいだ。

ただ、これ以後CDから新たに取り込んだデータに関しては、PC内に実データが保存されることになる。

まあそれでも、PCは通常3年~5年しか使わないし、移行前のデータ量を超えることはないだろう。

そして、新PCに移行する度にキレイになるので、ライブラリの肥大化をあまり心配する必要がなくなる(「iTunes Match」の制限25,000曲が近づいたらこの方法は使えなくなるが)。

終わりに

「iTunes Match」は年間約4,000円の有料サービスなので、1度契約したら半永久的に使わなければこのメリットを享受することはできない。

しかし、これだけストレージ容量が節約できるってすごく大きい。

今やPC内に保存しているデータって音楽や写真が一番大きな割合なので、その1つがほぼなくなってしまうと言う事は、ストレージ容量が少ないモデルを購入しPCの購入価格を下げることができるからだ。

これによって、新たな選択肢も生まれる。

例えば、僕は昨年今後3年くらいの音楽・写真のデータ量の増加を見越して、SSD512GBのMacBook Proを購入したのだが、今だったら買わない。

そのお金があれば、SSDは128GBか256GBにして、メモリは16GBにした方が普段使う分にはよっぽど快適だっただろう、、、

要するに、「iTunes Match」もう半年早く始めて欲しかった(T-T)

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