倉敷市で女児行方不明事件が発生。モバイル技術で犯罪から救う事はできないかを考える

僕が住んでいるのは、岡山県倉敷市。その倉敷で事件が起っている。

市内の小学校に通う女児が恐らく誘拐されて、行方不明になっているという事件だ。僕が住んでいる地域の学区ではないが、車なら10分程度の距離で、子を持つ親としては気が気じゃない、、、

【2014年7月20日追記】
無事救出されました。よかった!

事件発生から既に2日が経過しているが、無事発見される事を祈るのみだ、、、。しかし、このニュースの中で少し話題になったキーワードが、携帯電話のGPS機能による捜索。

この手の携帯が世に出てもう10年が経とうとしているが、捜査の助けにはなっても解決にまで導く事はできないのかと思うと、モバイル技術の限界のようなものを感じてしまった、、、

GPSによる位置情報提供機能を持つキッズケータイ

いわゆるキッズケータイと呼ばれる製品は、docomo在任時代の夏野剛氏が肝いりで作った、SA800iという機種が初代だ。主な機能は今でもそれほど変わっていなくて、

  • 防水機能を搭載
  • GPSによる位置情報検索機能を搭載
  • アラームを発する機能を搭載
  • 子供が落としたりしても壊れにくく、電源OFFも簡単にはできない
  • 電源OFFされると位置情報機能を親の携帯にメール送信したりする

というようなものだ。
今ではauが「マモリーノ」、SoftBankが「みまもりケータイ」という商品名で、同種の端末を発売している。

当時と今で変わった事があるとすれば、セコムやALSOKなど警備会社との連動機能を有していることだろうか(有料)。

この手の端末、独身時代はもちろん結婚してからもあまり興味なかったが、やはり子供が生まれると関心が出てくる。子供が小学校に通う頃には持たせようかなぁと思っていたくらいだ。

キッズケータイの難点

ただ、不満もあった。
持ち歩きやすいサイズではあるが、仮に僕が悪意を持って子供に近づいたとして、こういう端末を持っていないかは先ず疑う。見つけたら捨てちゃいますよね。いざという時のために持たせても、犯人に見つかってしまったら意味がないのだ。

さらに言えば、敢えてそれっぽい所に捨てることで、逆に捜査を攪乱することもできるかもしれない。

今回の事件においても、既に危険の兆候を察知した母親が、警察に相談すると共に、こういう携帯を持たせていたようだが、結果としてそこまで役に立たなかった可能性が高い。

そうなると考えるのは、簡単には発見できない、例えばGPSによる検索機能のみを有した、超小型端末はできないのかと言う事。多分、今の技術的にはできるだろう。

が、これはこれで悪用される可能性があり(小さな話では浮気調査とか)、特にプライバシー面で大きな問題があるだろう。この手の製品が一般販売されないのは、そういう理由なのだと思う。

プライバシーか安全か

この議論に答えは無いと思う。平時はプライバシー、今のように事件が発生すれば安全と考えてしまうからだ。

ただ、少なくとも子供が成人を迎えるくらいまでは、子供であっても本人にその目的を伝えて、理解してもらった上で、超小型のGPS端末みたいなものを携行させるのはありなんじゃないかと思う。

重要なのは例え子供でも「本人の同意を得ること」。
これなんじゃないだろうか。

終わりに

日本では元々フィーチャーフォンが進化していて、モバイル端末というのはかなり前から存在している。さらに、スマートフォンの普及で一気に広がったイメージで、生活はとても便利になったが、犯罪の抑止や解決に繋げるのはなかなか難しいんだなぁと思った。

今回の事件の経緯とかをニュースで目にする度、もしかしたらモバイル技術で救えた面もあったんじゃなかろうかと考えてしまった。もちろん、ニュースにならないだけで、役に立ったシーンもまた多いのだとは思うが。

そして、日本でもある程度安全は金で買う時代になったんだな、とも思う。今のキッズケータイがベストではないにしても、無いよりは良いと思うし、もっと高度なセキュリティを求める事もできる。が、それには相応のお金がかかる。

子を持つ親にとって、特に一人で通学するようになる小学校以降のセキュリティは、教育と共に頭を悩ませるテーマになりそうだ。今からでも、どうするべきかを考えておく必要があるんだなと思い知らされた。

今回の行方不明となった子供が、何とか無事で救出されますように、、、

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