つんく♂さんが声帯を除去し声を失う。「一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選んだ」という決断の裏にあるであろう思いに涙

tsunku

昨日衝撃のニュースが走った。

昨年から喉頭がんの治療の為、芸能活動を休止。夏頃に回復の報が流れるも、直後に再発し、これはかなりやばそうだなと思っていたわけだが、このような結末となってしまった。

1人のつんく♂ファンとして歌声が聴けなくなることはとてもショックだし、ハロプロファンとしてもその影響は大きい。久々にめちゃくちゃショックなニュースだったのだが、そこにあるのは「歌手」、「プロデューサー」という位置付けに留まらない、深い考えがあるのではないかと思った。

父として生きる事を選択

今回発表されたコメントの中で、以下のような一文があった。

去年から喉の治療をしてきていましたが、結果的に癌が治りきらず、摘出するより他なかったから、一番大事にしてきた声を捨て、生きる道を選びました。

つんく♂さんはハロプロなどの音楽プロデューサーであると同時に、シャ乱Qのボーカルだ。つまり「声」を商売にしてきたわけで、声を捨てるという決断は並大抵では出来ないと思う。仮に僕が同じ状況になったとしても、その重さは僕とは比べものにならない。

その一番大切な商売道具を捨ててでも生きる道を選んだ理由。
そこには幼い子供の存在がきっとあるのではないかと思う。現在6歳の男女の双子と3歳の次女の父親であるつんく♂さんは、この子達の為に、少しでも長く生きられる可能性がある選択をしたのだろう。

僕自身も今2歳児と0歳児の子育て中だが、この時期の子育てはとても大変。お金を稼ぐこと、将来に向けての仕込みも重要。子育てそのものに苦労したり悩む事も重要。だが、一番重要なのは一緒に過ごす時間であると実感する。

僕も今同じような状況になったら、脳死みたいに自分が生きているのかも分からない状態になる事を除いて、手や足を失っても、目や耳が使えなくなっても、意思を持って生活さえ出来るのであれば、迷わずそちらを選択すると思う。

もちろん死ぬのが怖いというのもあるが、子供が成人していたり、独身であればまた違った決断になるかもしれない。

ハロプロファンとして

10年程前と比べて、その存在感は若干薄くなっているとは言え(主に楽曲面)、今つんく♂さんを失えばハロプロというかその事務所である、アップフロントグループ自体が吹き飛ぶほどのインパクトはあると思う。

例えば同じアイドルグループでも、秋元康を失ってもAKB系グループがなくなるとは到底思えないのに対して、ハロプロはまだまだ「つんく♂」という看板が必要だと思う。ハロプロの楽曲内に度々登場する声、軽快なトークにイライラさせられることも多々あるが、無いと寂しいし、何だかんだ言ってトークは面白い。

これが失われるというのはものすごく悲しい。
そして、以前のように表に出る機会も減り、楽曲面での存在感も薄くなるだろうが、それでも存在してくれる事を深く感謝したい。

終わりに

今回の発表が行われた、近畿大学入学式の祝辞で以下のようなコメントがあったそうだ。

私も声を失って歩き始めたばかりの1回生。皆さんと一緒です。こんな私だから出来る事。こんな私にしか出来ない事。そんな事を考えながら生きていこうと思います。

何だかんだ色んな事をあって、ここまでやってきた方なので、きっと再起できるものと思う。そして、一番大事な声を失ってでも、生きる事を選択したという決断が、正解であったと数年後振り返る事が出来るようになることを心より祈りたい。

昨年辺りから何だかんだと戻ってきてしまったハロプロだが、もうしばらくまた見守る必要がありそうだ。

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