運営者チーの最新活動はXをチェック

iOS 9とOS X 10.11は期待大?品質・レスポンス改善や旧機種での安定性向上に注力か

WWDC 2015の開催が近づいて来た事もあり、次期iOS(iOS 9)やOS X(10.11)に関する噂がちらほら聞こえてくるようになった。

ただ、今年は例年と少し違った雰囲気で、新機能に関する噂が実に少ない。昨年であればサードパーティー向けにキーボードが開放されるとか、様々な噂が既にあったが、今年はそういう話をほとんど聞かない。

逆に聞くのが、品質改善やレスポンス改善、旧機種での安定性向上という話。

個人的にこれは大歓迎の流れだ。理由などを紹介してみる。

この記事の掲載内容は、2020年12月27日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

毎年大規模なバージョンアップを繰り返してきたiOSとOS X

ここ数年iOSとOS Xは大規模なバージョンアップを繰り返してきた。
iOS 7はフラットデザインの採用など見た目が大きく変り、iOS 8はキーボードや外部サービスとの連携が強化された。OS XはiOSとの連携が年々強化され、融合化が進んでいる。

基本的な方向性はAndroidで実現されていた機能のキャッチアップが多かったとは思うが、それでもiOSはどんどん便利になったし、バージョンアップは無料である事もありユーザーはその恩恵を存分に受けてきた。

ただ、結果として品質面は置き去りになっていた印象は強い。そもそも動かないみたいな致命的なバグは無くても、細かい不具合は多かったし、それは特にiOSで頻繁に行われるバージョンアップが証明している。

僕もiOS 7の頃までは新バージョンが出たらすぐに飛びついていたが、特にOS Xについてはやめてしまった(iOSは何台か端末があるため、どれか1つをバージョンアップしている)。ここ数年はとにかく不具合に悩まされて来たからだ。

AppleがiOSとOS Xの品質改善に注力するメリット

ところが、次期iOS(iOS 9)やOS X(10.11)は品質とレスポンス改善に注力しているという。この取組みが本当であれば、僕は諸手を挙げて歓迎したい。

iOSもOS Xも数年前に比べたら利用者はかなり増えた。
昔は「Macは愛で動く」なんて真顔で言う人もいたが、不具合があってもそれを回避するような使い方を考えたり、律儀に報告したり、我慢してくれるユーザーは少ない。iPhoneの普及でユーザーが爆発的に増えた結果、「信者」と言えるAppleファンの数は相対的には減っている。品質低下で悪い印象を持ったら、何も言わず次は買わないっていう人の方が、現実は多いのだ。

そして、悪い噂はどんどん広がるもの。
例えば僕は以前SONYのVaioを買ったことがあるが、非常に不具合が多く、サポートの案内も適当で非常に悪い印象を持っている。今は改善しているかもしれないが、あれ以来Vaioを買おうとは思わないし、人に聞かれてもVaioは勧めない。人の評価ってそんなものだと思う。そして、Appleだってそういう目に見えない悪評に晒されるリスクは抱えている。

iPhoneやMacはAppleしか販売していないので、他のメーカーに逃げる人は比較的少ないかもしれないが、今やAndroidの方が機能的には優れている時代。

どうしてもiPhoneじゃないといけないなんて人は少ないのだから、OSの品質アップは今の時代だからこそ重要だし、来年以降の基盤を再構築するという意味でも大きな価値があると思う。

iOS 9に望みたい機能

そんな中で、敢えてiOS 9で改善されたらいいなと思っている機能がいくつかある。

サードパーティ製キーボードの対応強化

1つは、サードパーティ製キーボードへの対応強化。
iOS 8からサードパーティー製のキーボードアプリが利用出来るようになったが、現状色々問題がある。

例えば、ATOKで明らかになったようにインライン入力に対応していないこと(現在は擬似的に対応)、Bluetoothキーボードの利用に対応できないことなどだ。さらに言えば、そもそも文字入力しようとしたら起動しないなど、純正に比べると不安定な部分も多く、アプリの問題もあるだろうが、おそらくiOSの制限が大きいのだろうなと想像させる。

折角開放したのだから、もう少し自由度が増えたらいいなと思う。

コントロールセンターの機能強化

もう1つはコントロールセンターの機能強化。
iOS 7から導入されたコントロールセンター(画面下側からスワイプすると表示される画面)だが、現状コントールセンターの表示項目は一切カスタマイズが出来ない。

例えばインターネット共有(テザリング)のON/OFFとか、Wi-Fiで接続するアクセスポイントを選択できるようにするとか、もうちょっと項目を増やすかカスタマイズに対応して欲しいなぁと感じる。

よく使う設定は、人によって結構違うと思うからだ。

終わりに

いずれにせよ次期iOSとOS Xの方向性は、あと数週間で明らかになる。

今年は恐ろしく噂話が少なくて、それがちょっと不気味な感じではあるが、ブラッシュアップという方向性である事を個人的には望みたいところだ。特にOS Xは具体的な機能追加の要望はほとんど無いのだが、ここらで1度安定したバージョンが出てくれることを祈りたい。

運営者チーのおすすめ記事

チー
僕がこだわって使っている、厳選ガジェットを良かったら見て行ってください。
チーが本当に使っているガジェット一覧