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ハワイのApple Storeでアメリカ版SIMフリーiPhone 6sを購入。技適マークはある?カメラのシャッター音は?日本版と比較してみた

US版SIMフリーiPhone 6s Plus

iPhoneが好きなら、一度は使ってみたいのが「海外版SIMフリーiPhone」。

チー
ガジェットヲタクを名乗るなら、「Appleの本国アメリカ」で一度くらいは買いたいもの!

2016年の話だが、友人がハワイ旅行に行ったので、ハワイのApple Storeで当時の最新モデル「iPhone 6s Plus」のアメリカ版SIMフリーを買って来てもらったことがある。

海外版と国内版は何が違うのか、価格面でメリットがあるのかなどを紹介しようと思う。

この記事の掲載内容は、2021年12月18日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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海外版iPhoneの総務省技適マークの有無比較

海外版でも技的マークは表示されます

まず、「もそも海外版iPhoneを日本で使ってよいのか?」という問題。

日本では電波法により、技適マークを取得した無線機器しか利用できない。

2024年時点で日本で主に流通している海外版iPhoneで、技適マークの有無をまとめると以下のようになる。

販売される地域によってモデル番号は異なります。

日本で流通しているモデル番号は全て技適マークがあるため、『それ以外のモデル』とご理解ください

iPhone 7からiPhone XSまで日本専売モデルでしたが、iPhone 11シリーズから日本販売モデルはグローバル版となったため、海外版でも技適認証マークを取得しています
モデル名 技適マークの有無
iPhone 5s ×
iPhone 6
iPhone 6s
iPhone SE(第1世代)
iPhone 7 ×
iPhone 8 ×
iPhone X ×
iPhone XS ×
iPhone XR ×
iPhone 11
iPhone 11 Pro
iPhone SE(第2世代)
iPhone 12
※カナダ版のみ
iPhone 12
※カナダ版のみ

実は2015年に発売していたiPhone 6sの頃は、海外版でも技適マークが存在した

だが、2016年のiPhone 7からiPhone XSまでは、技適マークがない

  • 海外で購入した、SIMフリーiPhoneを国内で使用する
  • 個人輸入業者で海外版SIMフリーiPhoneを国内で使用する

このような方は現在でもたくさんいるのだが、日本在住の人が使うのは厳密な意味では違法になるので気を付けて欲しい。

チー
利用実態に合わない法律で、徐々に改善されると思うけどね……。

ちなみに、「iPhone 7シリーズ以降の海外版」で技適マークがなくなった理由は、Apple PayのFeliCa対応に絡んで、日本で流通するiPhoneのモデル番号は、『日本専売モデル』になった影響と思われる。

以降は、僕が1度だけ購入した、「アメリカ版SIMフリーiPhone 6s Plus」について紹介しようと思う。

Apple Pay

アメリカ版SIMフリーiPhoneは「ハワイ旅行に行った友人に購入してもらった」

「アメリカ版SIMフリーiPhone 6s Plus」ハワイ旅行に行っていた友人に、Apple Storeで普通に購入してもらった。

購入したのはiPhone 6s Plus 64GB(スペースグレイ)

日本国内に住みながら海外のSIMフリー端末を購入する方法は、大きく分けると2種類。

  • 海外旅行・海外出張などのタイミングで現地店舗で購入
  • 個人輸入の通販サイトで購入する

だと思うが、今回は前者にあたる。
さらに言えばお使いしてもらったイメージなので、僕は何もしていない

これが購入時のレシート。購入日は2016年3月16日

ハワイのAppleストアでの購入明細 価格は$889

ハワイでの価格は、

品目 価格
iPhone 6s Plus 64GB本体 $849
税金 $40
合計 $889

という感じだった。アメリカの場合、日本で言う消費税にあたる税金は州によって違う。

そして、これはUSドルでの価格だが、日本円にすると103,942円。つまり1$=117円くらいの計算になる。

この時は運良く少し円高になっている時期だったので、当時の相場観でみると少し安く買えた。

ちなみに日本国内でAppleが販売するSIMフリー版は、2016年3月当時「121,880円(税込)」だった。

日本から購入出来るEXPANSYSなど個人輸入サイトと税込価格で比較すると、以下のような感じ。

2016年3月時点の価格比較です
日本国内 アメリカ EXPANSYS
119,664円 103,942円 106,445円+個人輸入の税金

このため、当時の相場観としては、15,000円くらい安く購入できた
※そもそも10万円超えているって意味では高いのだが

アメリカ版SIMフリーiPhone 6s Plusをチェック

US版SIMフリーiPhone 6s Plus表面
US版SIMフリーiPhone 6s Plus裏面

早速本体をチェックするが、化粧箱などはグローバル仕様であるため、実は日本国内版と何も変わらない。

US版SIMフリーiPhone 6s Plus化粧箱

今回久しぶりにスペースグレイを購入したのだが、iPad Air 2 ゴールドを2014年10月から使った感想として、デカい端末ってブラックの方が引き締まった感じがする。

映像を見たときとかの没入感も違うし、特に映像・写真を見る事が多い場合、カラーはブラックの方が僕はお勧め。

US版SIMフリーiPhone 6s Plus開封後
US版SIMフリーiPhone 6s Plus

初めてご対面のiPhone 6s Plus!
やはりこの瞬間が、ガジェットオタクとしては一番高まる!

付属品
続いて付属品だが、見てびっくり。

日本と同じACアダプタなの?

電圧は違うが、プラグの形状は同じだったんですね。

プラグは全く同じ

以前香港版を見たことがあったので、海外版って全部違うのかと思い込んでいた。

これはUS版を購入するメリットの1つになるかもしれない。

まあ、海外版を購入するような人は、ACアダプタなんかいくらでも持っているとは思うが(僕も一杯あるため未開封)

その他Lightningケーブルなどは国内版と全く同じもの。

US版SIMフリーiPhone 6s Plus US版SIMフリーiPhone 6s Plus背面

そしてこれがiPhone 6s Plus スペースグレイの本体。
やっぱりブラックは格好いいですね。

起動後
起動した!!
もし、これで初期不良とかあると涙目なんですよね。

海外版のサポートは日本国内のApple Storeでも受けられるが、交換になった場合国内仕様のSIMフリー版になる。

つまり、シャッター音が消せないわけで、海外版のメリットが消失してしまう。

海外版SIMフリーiPhone 6sを購入時の注意点は「モデル番号」

今回購入したのは、アメリカ国内で販売されている、SIMフリー版iPhone 6s Plus。

モデル番号としてはA1634というものになる。ちなみに日本国内で販売されているものは全てA1687
※iPhone 6sでも考え方は同じでモデル番号が違うのみ

iPhone 6s Plusの場合モデル番号としては主に3種類あり、一番大きな違いはCDMA2000方式の3G対応有無
※docomo・SoftbankはW-CDMA方式

日本国内ではau回線(au回線を使用するmineo AプランなどのMVNOでも同様)での利用に影響が出る。

簡単にいえば、CDMA未対応のモデルは3Gでは使用できないため、4G(LTE)圏外だと使えない。

日本で主に流通している海外版SIMフリーは香港版なので、au回線で使用する場合は注意が必要だ。

そういう意味で海外で購入したiPhone 6sを日本国内で利用するのに最強・お勧めモデルは、今回購入したアメリカ版SIMフリーと言う事になる。

au回線でのアンテナピクトをチェック

というわけで今回は2016年1月総務省の介入前に購入した、一括0円端末に紐尽くau回線を使用する予定だったので、アメリカ版の恩恵を受けるケース。

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

早速SIMを挿してみた。

4G(LTE)を有効にした状態
4G(LTE)を有効にした状態

4G(LTE)ではこのようなアンテナピクトとなる。
通常はほぼこの状態。au回線は現在LTEが主流となっており、3G表示を見ることはほぼない。

だが、敢えてLTEをオフにしてみると、、、

LTEをオフにして3Gに強制接続させた状態
LTEをオフにして3Gに強制接続させた状態

こんなアンテナピクトとなった。
通信速度は遅い。だが、3Gで繋がっていることは確認出来る。

アメリカ版iPhone 6sでも技適マークは表示されるか

法律や端末に詳しい方は、技適に対応しているのかも気になると思う。

技適マークとは技術基準適合証明と技術基準適合認定のいずれかあるいは両者の認証がなされているを表示するマークで、総務省令で定められたもの。

簡単に言えば、日本国内で電波を使用する端末を使用するには許可が必要で、その認証を表すマークといえる。国内で流通しているスマートフォンは全て対応しているはず。

こちらだが、全く問題ない。

海外版でも技的マークは表示されます
海外版でも技的マークは表示されます

これがスクリーンショット。

iPhoneは前述の通り販売地域によってモデルは微妙に異なるが、ほぼ同じ製品を世界中で販売するグローバル端末なので、日本で一番安心して使える、海外製スマホと言える。

ちなみに、タブレットのiPadは世界単一モデルなので、海外で買っても日本で買ってもモデルとしては同じとなる。

iPhone 7からiPhone XSまで日本専売モデルでしたが、iPhone 11シリーズから日本販売モデルはグローバル版となったため、海外版でも技適認証マークを取得しています
モデル名 技適マークの有無
iPhone 5s ×
iPhone 6
iPhone 6s
iPhone SE(第1世代)
iPhone 7 ×
iPhone 8 ×
iPhone X ×
iPhone XS ×
iPhone XR ×
iPhone 11
iPhone 11 Pro
iPhone SE(第2世代)
iPhone 12
※カナダ版のみ
iPhone 12
※カナダ版のみ

海外版SIMフリーiPhoneを購入するメリットは「シャッター音」

DSC02598
というわけで入手したアメリカ版iPhone 6s Plus SIMフリー。

しかし、前述の通り国内で流通しているモデルとほぼ違いはなく、価格的にも1万円ほど安いだけ。

大したメリットもないように思うかも知れないが、日本国内版とは大きな違いがある。それは、

シャッター音が基本的に出ない

という事だ。

海外版SIMフリーをかうならiPadがおすすめ

カメラ付き携帯が2000年代前半から普及していた日本では、盗撮が問題になり、携帯端末におけるカメラのシャッター音を出すことが義務化されてる。

この為、iPhoneでは、

カメラ撮影時(静止画・動画)

に「カシャーン」という音が必ず鳴り、これを消すことはできない。一部静音カメラアプリも存在するが、基本的には無理。

ちなみにAndroidはスクリーンショット撮影時は無音である端末が多い(僕が持っているXperia Z3 Compactはこの仕様)。

iOS 10以降では、スクリーンショット撮影は無音化しました

通常の写真撮影は最悪デジカメで回避可能だが、スクリーンショット撮影時って本当にウザいんですよね。

特に、電車の中とかでやるとめっちゃ振り向かれるので……。

これが出ないというのは本当に嬉しい。

1台は欲しいシャッター音が出ないiPhone

という感じだ。
ただし、故障やガラス割れで修理してリフレッシュ品に交換したりすると、日本のモデル(=シャッター音が鳴動する)になってしまうため注意が必要。

ちなみに、海外で購入したiPhone・iPadでもAppleの保証サービスAppleCare+には加入可能。

だが、Appleストア店頭・電話窓口の対応がまちまちで、かなり大変だった。

詳しい経緯は以下の記事をご覧頂けたらと思う。

海外版SIMフリーiPhoneのシーン別シャッター音有無

参考までに、シーン別でシャッター音の鳴動有無をまとめてみた。

ちなみに、記憶の範囲では昔はシャッター音の有無が設定で選べたと思うのだが、iPhone 6sとiOS 9ではその選択はできない。

基本的に無音という仕様のようだ。

シーン 通常 サイレントモード
写真撮影 ×
写真撮影(バースト) ×
動画撮影 ×
スクリーンショット ×

写真撮影時の「△」はちょっと謎で、時々シャッター音が鳴動することがあるためそのような表記とした。

基本は鳴らないのだが、鳴る時との違いが分からない。

国内版でも見覚えのある方は多いと思うが、シャッター音が鳴らないことがある

逆もまたしかりと言うことで、この辺りは恐らくOSが制御している部分なので、iOSのバグとかなのかもしれない。

  • 通常写真撮影は「カシャーン」
  • バースト時は「ピピピピピ」みたいな連続音
  • 動画撮影時は「ピコ」

これは日本国内版と同様。

だが、サイレントモード(マナーモード)にすると全て無音となる

終わりに

実は初めて入手した海外版のSIMフリーiPhone。

1度は手に入れて見たかったのだが、最新モデルを発売直後に買うというこだわりを捨てれば、断然こっちの方がよいなと思った。

  • ドコモなど大手キャリアで購入する
  • AppleのSIMフリー版を購入する

これがiPhone購入の主な選択肢だが、海外版との価格差は意外と小さい。

であれば、シャッター音が鳴らないiPhoneは非常に魅力的だ

iPhoneのカメラは年々進化しており、iPhone 7 Plus以降はシーンは限定されるものの、『ポートレートモード』という一眼レフと遜色のない画質も手に入れた。

カメラを重視する場合この違いは大きい。

海外モデルは技適マークがないため、大手を振っておすすめできないが、それなりのメリットもある。

1つの選択肢として、海外版SIMフリーiPhoneの存在は頭に置いておいてもよいのではないかと思う。

SIMフリースマホに関する記事

SIMフリー端末は、Android、iPhoneともにメーカー直販で販売されることが多いです。

定番は、Appleストアで購入するSIMフリー版iPhoneですが、現在ではキャリアで購入しても、SIMロック解除することで、SIMフリー化が可能です。

チー
SIMフリーと言えばかつては「海外版」が多く、シャッター音が無音化できるなど、メリットは確かにあるんだけど、今はあまりおすすめできないかな……。
海外版iPhoneを使うデメリット
  • 保証が弱く「AppleCare+」などの延長保証にも加入出来ない可能性がある
  • 日本専売モデルだったiPhone 7〜iPhone XSまで、海外版には「技適マーク」がないため、厳密な意味で日本国内での利用は電波法違反
  • 日本で修理対応を受けると「シャッター音」は復活する
\ SIMフリーを買うならApple Store /

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SIMロック解除方法は、キャリアや端末(iPhone・Android)によって違います。

その違いや、SIMロック解除後のSIMフリーになったかどうかの確認方法は以下の記事をご覧ください。

2021年版 SIMロック解除 国内情報
スマホ初心者パパンダ、格安SIMへの道3
チー
そして、SIMロック解除して「SIMフリー」になったら、格安SIMを検討してはいかがでしょうか

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UQ mobileとY!mobileの違いを、通話料金・データ通信・キャンペーンの観点から徹底比較し、それぞれに向いている人について解説しているので、以下の記事も合わせてご覧ください。

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