ファミリーサポートってなに?子育て中の転勤族におすすめの活用方法と経験談

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こんにちは!坂井(@sakaimi)です。

今回は、ファミリーサポート(子育てサポート)についてご紹介します。

名前だけは聞いたことあるんだけど…というパパやママもいるのではないでしょうか。これ、我が家のような転勤族の方には特に利用してほしい仕組みのひとつです。

ファミリーサポートとは、子育てに関して「援助を受けたい人」「援助を行ないたい人」が繋がり合う組織の総称です。厚生労働省の事業のひとつで、各市区町村が設立・運営にあたっています。

例えば、

  • 短時間だけ子どもの世話をお願いしたいAさん(援助を受けたい人/依頼会員と呼ぶ)
  • 子どものお世話など、子育てに関する援助を行ないたいBさん(援助を行ないたい人/提供会員と呼ぶ)

…の、それぞれがファミリーサポートに登録し、運営を介し面談を行なった上で子どものお世話を依頼する(提供する)。この仕組みをファミリーサポートと呼びます。地域により「子育てサポート」と呼ぶこともあるようです。

  1. 近隣に身内や親戚のいない方(転勤族など)
  2. 保育園の一時預かりが混み合っていて利用できない地域の方
  3. 共働きで保育園のお迎えがギリギリ、でも実家や親戚は頼れない

こういった方々の利用が多いと聞きます。

わたしは1に当てはまります。通院や習い事、求職活動などで1回につき3〜4時間ほど見ていただきました。

今回の記事では、経験談や実際に利用して感じたこと、活用方法などをご紹介します。

ファミリーサポートって何?

ファミリーサポートって何?転勤族におすすめの活用方法と経験談
ファミリーサポートとは何なのか。厚生労働省のwebサイトより引用します。

ファミリー・サポート・センター事業は、乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の労働者や主婦等を会員として、児童の預かりの援助を受けることを希望する者と当該援助を行うことを希望する者との相互援助活動に関する連絡、調整を行うものです。
子育て援助活動支援事業(ファミリー・サポート・センター事業)について

ざっくり言うと、援助したい人(提供会員)と、援助されたい人(依頼会員)を繋げる仕組みのことです。これを「ファミリーサポート」と呼びます。(地域により「子育てサポート」など呼び方が異なる場合があります)

厚生労働省の事業のひとつとされていますが、実際の運営は各市町村が行なっています。そのため、基本的な流れは同じでも細かい部分が異なることがあります。

  • 利用料金
  • 登録方法(一括で登録会を実施したり、個別に区役所等で登録したり)
  • 登録料の有無
  • 活動回数の制限(週ごとで上限を設ける地域がある)

特に利用料金は地域による違いが大きいです。

利用料金は?

ファミリーサポートって何?転勤族におすすめの活用方法と経験談
各地域のファミリーサポートセンターwebサイトで確認できます。ざっと色んな地域を見てみたところ、都市部は800円、地方都市は概ね700円前後かな〜という印象です。

利用料金(1時間ごと)
北海道札幌市 700円
東京都杉並区 800円
神奈川県横浜市 800円
大阪府堺市 700円
岡山県倉敷市 700円
広島県広島市 700円
大分県中津市 600円
沖縄県沖縄市 600円

ちなみに北海道のwebサイトにはファミリーサポートセンター一覧をまとめたページがあり、それによると一時間400円の地域もあるようです。

提供会員さんのモチベーション維持を考えるともう少し高くてもいい気がしますが、各地域の値段設定は誰がどういう基準で設定したものなのか、です。

また、登録料が発生する地域もあります。登録料不要の地域が多いように感じますが、500円かかったり1,000円かかったりする地域もあり、本当に様々です。

厚生労働省の事業ではありますが自治体が地域の団体に運営委託しているケースもあるので、その背景から登録にお金が必要だったり、利用料にばらつきが出ているのかもしれません。

みんなどういう使い方をしているの?

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広島市ファミリーサポートセンターのwebサイトに、昨年度の活動内容や実績が記載されています。

上位3つを抜粋します。

  1. 保育所・幼稚園の登園前の預かり及び送り迎え及び帰宅後の預かり
  2. 放課後児童クラブの迎え及び帰宅後の預かり
  3. 子どもの習い事等の場合の援助

共働き家庭の利用が多いんだろうなーと推測されます。

わたしのようなリフレッシュを目的にしたものだと「保護者の外出の場合の援助」にあたるのですが、割合としては他の活動よりも少ないように思います。

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利用までの流れ

ファミリーサポートって何?転勤族におすすめの活用方法と経験談
各市町村により異なりますので、実際に利用される地域のファミリーサポートセンターのwebサイトを直接ご覧いただくとわかりやすいです。

わたしの場合、広島市と札幌市に登録した経験があるのですが、微妙に違う部分がありました。

広島市の場合

利用会員として登録を申請する(常時受付)

書類を区役所やセンターへ提出し、登録が認められたら会員証と同時に提供会員の連絡先が記載された書類が届く

提供会員へ直接電話連絡し、利用前の面談(マッチング)の日程を調整する

当日、提供会員宅へ子連れで伺い、問題なく利用できるかどうか話し合う

問題なければセンターへマッチングの結果報告をし、活動(利用)開始

活動後、料金を提供会員へ直接支払う

札幌市の場合

登録会に参加し、センターの方から直接説明を受けた上で登録申請書類を提出する(個別受付も可能ですが、センターへ出向く必要があり)

登録が認められた場合、後日会員証が届く

センターへ電話連絡にて提供会員の紹介をお願いする

その後、提供会員の連絡先を教えてもらい、こちら(依頼会員)から直接連絡し、マッチングの日程を打ち合わせる

マッチングをして問題がなければセンターへ報告し、活動(利用)開始

活動後、料金を提供会員へ直接支払う

細かい違いは、

  • 個別に登録しに行くか、登録会に参加するか
  • 紹介してもらう提供会員の情報のやりとりが電話か書面か
  • 2回目以降の活動依頼にEメールが使えるか電話連絡のみか

くらいです。

個人的には、広島市はEメールでも依頼のやりとりができるので助かりました。札幌市は電話連絡しか依頼を受け付けてないんですよね。子どもがよく喋る年齢になると電話に参加してこようとするので、なかなか大変です。

札幌市もEメールで依頼受付できるようにしてほしい!

利用したきっかけは、近くに一時預かり可の保育園がなかったこと

ファミリーサポートって何?転勤族におすすめの活用方法と経験談
ファミリーサポートを利用するきっかけについて振り返ります。

広島生活にも慣れ、娘も1歳を過ぎ、たまには娘を預けてひと息つきたいな〜と考えていました。肩こりがひどかったのでマッサージに行きたいし、歯医者にも行きたい…。

しかし、近隣には一時預かりで利用できる保育園がありません。家からバスで15分ほどかけて街へ出て、ようやく一件あったくらいでした。とりあえずそこを使っていましたが、やはり遠い

また、娘は離乳食の進みが遅く一歳を過ぎても母乳の回数がかなり多かったため、保育園の一時預かりは半日(5時間利用)が限界。

9時に預けて14時に迎えに行き、お弁当箱に詰めた昼食はバナナやおにぎりしか食べず、そのまますぐ授乳をせがまれ帰りの道すがらにあるデパートの授乳室で授乳…、一時預かりの日はいつもそんな流れでした。

そういうこともあり、預けるとしたら授乳の間隔を考えてもせいぜい5時間が限界、欲を言えば家からもっと近いといいなぁ…と考えていました。

他に預けられる手段はないのかと、市町村から配布された子育て世帯向けの案内チラシを読み返したところ、ファミリーサポートの存在を知りました。

ファミリーサポートを使った人が身近にいないため情報も集められず、仕組みを知ったところで実際に問題なく利用できるものなのか、まだふにゃふにゃの1歳児を預けても問題ないのか。

すごーく悩みましたが、インターネットで出来る限り情報を集めて考え抜いた末、ファミリーサポートを利用することに決めました。

悩んだのは、ネットで知った事故の存在

ファミリーサポートって何?転勤族におすすめの活用方法と経験談
ファミリーサポートの登録について悩んだ理由の中で一番大きかったのは、ファミリーサポート活動中の事故です。広島市ではありませんが、他の地域で活動中の怪我やうつぶせ寝による窒息死があったと知り、動揺しました。

ファミリーサポートの提供会員はみなさん事前に講習を受けているそうなのですが、全員が保育に関する資格を持っているわけではありません。持ってない人の方が多いんじゃないかと思います。預け先の方が子育ての経験があっても、保育士さんのいる保育園へ預けるのとはわけが違う。

何かあったらどうしよう…、と、すごく悩みました。

でも、今後わたしが病気で入院したり娘の面倒をひとりで見られなくなる事が無いとは限りません。そうなった時に夫の仕事に支障をきたさないよう、こういった仕組みやサービスがあるなら事前に利用することで情報を集め、もしもの時を想定し準備しておく必要があると以前から感じていました。

わたしが乳腺炎や風邪でダウンした時も、大阪にいるわたしの母や横浜にいる夫のお義母さんに広島まで来てもらっていましたが、いつまでもそういうわけにはいかないので…。

やってみるしかない。そう思い、ファミリーサポートを利用することにしました。

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登録し、さっそく預け先を紹介してもらう

ファミリーサポートって何?転勤族におすすめの活用方法と経験談
区役所の窓口でファミリーサポートの説明を受け、書類を提出。数日後、登録の完了を知らせる封書が届きました。

  • 証明写真入り会員証
  • 登録完了を知らせる書面
  • 利用に関する案内書
  • 提供会員2名の連絡先
  • 会員向け会報誌(提供会員向け講習会のレポート等が載っている)

この5点が封入されていました。

さっそく、依頼会員であるわたしから提供会員へ連絡し、マッチング(事前面談)をお願いする必要があります。

面談の際は、子どもとともに提供会員のところに出向いていただきます。
十分に打合わせして、お互いに理解を深めておきましょう。これをマッチングといいます。
 
【打ち合わせ内容の例】
援助してほしいこと、子どもの状況(健康、好きな遊びなど)、自宅・保育施設の確認
広島市ファミリー・サポート・センター

依頼する前に直接お会いし、実際に世話をしていただく部屋や提供会員と接した際の子どもの様子を直接確認します。このマッチングはとても重要なんです。

例えばここで

  • 部屋がとても汚い
  • 幼児が過ごすことを想定しておらず、怪我しそうなものが置いてある
  • ペットがいる

など、気になる点を直接確認できます。さらに、話が弾めばいろんな話を伺えます。提供会員さんが普段から子どもと接する機会があるのか(孫がいる、とか)、提供会員になったきっかけなど予想外のお話しまで聞けることもあります。

ちなみにペットがいるかどうかはセンターから紹介時に確認される事が多いそうです。わたしも聞かれたことがありますが、聞かれないことも何度かあったのでこのあたりはこちらから積極的に聞いてよい事だと思います。

また、登録書類に子どものアレルギーについて記載する項目があるので、動物関係のアレルギーを子どもが持っているのであれば、そこに書き込んだり欄外に書き込むなどして伝えておくとよいでしょう。

提供会員のチェンジが出来ます

ファミリーサポートって何?転勤族におすすめの活用方法と経験談
マッチングの結果はセンターにのみ連絡します。なので、何か理由があって「この提供会員さんには預けたくない…」という思いがある場合は、それをセンターにのみ伝えるといいです。いわゆる「提供会員のチェンジ」が出来るんです。

提供会員さんへ詳しい理由つきで「預けないことになりました」と連絡されるわけではないので、このマッチングはそういう事は気にしなくて構いません。

むしろ、「何となく、預けたいと思えなかった」みたいなも大事だと思います。何となくもやもやしたまま預けるのも不安が残って嫌じゃないですか?預けたくない理由がはっきりしていてそれが客観的なものであれば、センターへ伝えてもよいでしょう。

  • ペットがいるようで、預ける際に不安が残りました
  • 通していただいたお部屋に物が多くて、子どもが触ったり倒したりしないか心配

などは、特に乳幼児を預けるのであれば気になる部分だと思います。遠慮せずセンターに伝えたり相談していいと思います。

我が家のファミリーサポート思い出話

ファミリーサポートって何?転勤族におすすめの活用方法と経験談

2014年、広島時代

初めてファミリーサポートに登録した2014年は、広島市に住んでいました。そこでは2名の提供会員さんを紹介していただきましたが、

  • 立地面(家から5分ほどのご近所さんだった)
  • 提供会員さんの意識の高さ(絵本読み聞かせなど子育てボランティアを行なっていて、さらに保育士資格持ち
  • 穏やかな方で、わたし自身が提供会員さんと接しやすかった

という3つの条件に当てはまったCさんを紹介していただきました。

ちなみに、猫を飼っているおうちでした。センターからはペットを飼っているとの案内がなく、マッチングの際にCさんご本人から

「猫を飼っているのはセンターから聞いてる?預かる際は別室に猫を隔離しておくけど、猫が同じ家の中にいるのは構わない?」

と言われ、そこでペットがいることが初めて分かりました。これはセンターに事前情報が届いてないと言ってもいいレベルの出来事です。

しかしわたしの場合、娘に動物アレルギーがなく、Cさんに対してわたしも娘も印象が良くお願いしたかったことから、ひとまずそのままファミリーサポートをお願いすることにしました。

結局のところ、娘はCさん家の猫となでなで出来るところまで仲良くなったので、結果オーライでした。これはたまたま運が良かった事だと思います。

Cさん自身も、1歳になったばかりの娘に絵本を読んだり歌を歌ったりおもちゃで遊んだり、とても積極的に接してくれたようです。遊んでいるところの写真を撮ってメールで送ってくれたこともあり、とても安心して預けることができました。

転勤で広島を離れる直前まで、何度も娘を預かっていただきました。娘の食の細さなど育児に関するわたしの悩みも広い心で受け止めてくださり、Cさんには本当に助けられました。

2015年〜現在(札幌時代)

2015年6月に札幌市へ転居し、その後すぐファミリーサポートに登録しました。1人目に紹介していただいたDさんという提供会員さんと、今も関係が続いています。

  • よく行く支援センターのボランティアさんをされているのでファミリーサポート登録前から面識があった
  • 同じマンションの住人だった
  • よく遊びにくるお孫さんがいるので子どものお世話に慣れている

一番助かるのは、やはり同じマンションに住んでいたことです。センター職員さんいわく、住居が近いことは人により好みが分かれるそうなんですが、わたしにとっては超ラッキー!コートを着ずにふらっと娘を連れて行ける距離ってやりやすいです。

また、小学校の春休み時期にはお孫さんが遊びに来られていました。娘も年上のお兄ちゃんやお姉ちゃんと遊んでもらえたことがすごく嬉しかったようで、迎えに行った後も「お姉ちゃんが〜」「お兄ちゃんが〜」と遊んでもらった思い出を語るほどでした。

年上の子どもたちと遊べることってなかなか無いので、良い機会をいただけました。

あと、提供会員さんのご家族の方も、娘を「めんこいな〜」といつもかわいがって下さるのもすごく嬉しいです!これからもファミリーサポートを介して、また同じマンションの仲間としても、提供会員さんと関わっていけたらいいな〜と思います。

共通点は「子育て中のママを助けたい」気持ち

ファミリーサポートって何?転勤族におすすめの活用方法と経験談
広島、札幌とそれぞれの提供会員さんと接した中で印象的だったのは、おふたりとも「今の子育て中のママを助けたい」という気持ちが強いことでした。

核家族化が進み、少子化の現代では支援センター等限られた場所でないとママ同士の繋がりが持てず、似た年齢の子ども達と会う機会も少ないです。それを理解した上で、

「昔ならご近所に預けられたけど今そういうわけにいかないでしょ?だったらファミリーサポートでそういうママ達の助けになれたらいいなと思ったのよ〜

と言ってくださったのは、広島時代のCさんも現在お世話になっているDさんも一緒でした。

これって、重要だと思います。

子どもが好きである事は提供会員になるには大前提です。しかし、自身の活動がそれだけじゃなくその先の目的(子育て世帯の援助)まで見据えたものであり、それをきちんと自覚している。わたしにはすごく意識の高い事だと感じます。

マッチングではそういった気持ちをおふたりそれぞれから伺えたので、この方にお願いしようと決めました。

マッチングの際は、ファミリーサポートを始めた動機など踏み込んだ部分まで聞けるといいと思います。遠慮せず聞いてみましょう!

スケジュール優先なら、いつものおばちゃんは2〜3人必要

ファミリーサポートって何?転勤族におすすめの活用方法と経験談
もしも、保育園や幼稚園の送迎にファミリーサポートを利用したいと考えているのなら、提供会員さんはひとりに固定しない方がいいです。

提供会員さんの都合がつかない時など、お願いできなくなる事があるからです。

あの方が難しいときはこちらの方に…と切り替えられるよう、2〜3人くらいはあらかじめ紹介してもらい、何度かサポートをお願いして様子を知っておくといいと思います。

活動中の怪我は保険が適用されます

ファミリーサポートには、補償保険制度というものが設けられています。活動中の怪我や物損事故に対するもので、

  • 活動中に依頼会員の子どもが怪我をした
  • 提供会員が活動の際に怪我をした
  • 提供会員の家にあるものを、依頼会員の子どもが壊してしまった

など、賠償責任が生じた場合の補償制度が整備されているようです。

保険の内容は地域により異なる場合がありますので、ファミリーサポート登録時に必ず確認しておきましょう
                  

わたしもいつかは同じ境遇のママの役に立ちたい

ファミリーサポートって何?転勤族におすすめの活用方法と経験談
わたしのような、近隣に子どものお世話を頼める親戚や知り合いのいない身にはファミリーサポートという仕組みにはとても助けられています。登録前の不安がまるで嘘のよう…。案ずるより産むが易しとはまさにこの事だなーと振り返ります。

そして、わたし自身の子育てが落ち着いたら、同じ境遇の依頼会員さんの助けになれるよう、いずれはファミリーサポートに提供会員として登録したいと考えています。とはいえそんな簡単な事じゃないんですけど、いつかは!

もしもファミリーサポートの提供会員になれないとしても、それだけにとらわれず、いずれ何らかのかたちで、同じような転勤族や近くに親戚のいないママさんの手助けを出来るようになりたいです。

ファミリーサポートでの提供会員さんとの出会いで、そういう気持ちがとても強くなりました。

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