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「鈴木香音の卒業」と「泡沫サタデーナイト」の関係は明るさ。モーニング娘。’16 コンサートツアー春 ~EMOTION IN MOTION~ at 岡山市民会館 レポート

2016年5月7日は岡山市民会館で行われた、「モーニング娘。’16 コンサートツアー春 ~EMOTION IN MOTION~」に足を運びました。

その数日前に広島で℃-uteのコンサートを見たわけで、こんな短期間で2本のコンサート見るとか随分久々なんですが、たまたまです。妻には、

おとーちゃん、明らかに復活してますよね、、、

って言われましたがw

岡山市民会館にモーニング娘。がやってくるのは、2014年から3年連続。
それまで減っていたのに、僕が行き始めてから毎年岡山公演があるのに、妙な巡り合わせを感じつつ足を運びました。

正直、モーニング娘。’15は僕の中でイマイチで、

  • モーニング娘。’14が良かった
  • 道重さゆみは偉大だった

と思わざるを得ない感じでした。極めつけは、2015年一杯で卒業した、9期メンバーでエース鞘師里保さんの卒業

さらに、2016年に入り同じく9期メンバーの鈴木香音さんも卒業を発表。

モーニング娘。が再び暗黒期に入っていく感じがしていたんですが、そんな不安を払拭するいいコンサートでした。そして最新シングル「泡沫サタデーナイト」が素晴らしいんです。

モーニング娘。’16は期待できる!

そう思いました。楽曲の紹介含めてレポート!

この記事の掲載内容は、2020年12月29日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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セットリスト

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セットリスト

  1. One・Two・Three
  2. 愛の軍団
  3. 恋愛ハンター (updated)
  4. 恋愛レボリュ-ション21 (updated)
  5. Tokyoという片隅
  6. The Vision
  7. すべては愛の力
  8. 女が目立って なぜイケナイ
  9. 君の代わりは居やしない
  10. Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~
  11. 涙にはしたくない
  12. ファインエモーション!(
  13. 大人になれば 大人になれる
  14. 青春小僧が泣いている
  15. Help me!!~パフォーマンス
  16. そうだ!We’re ALIVE (updated)
  17. 踊れ! モーニングカレー
  18. OK YEAH!
  19. スカッとMy Heart
  20. A B C D E-cha E-chaしたい
  21. わがまま 気のまま 愛のジョーク
  22. みかん
  23. What is LOVE?
  24. ENDLESS SKY
  25. 〜アンコール〜

  26. 泡沫サタデーナイト
  27. 愛あらばIT’S ALL RIGHT

今回は昼公演の参加。
座席は1階10列右寄りでわりといい席でした。

ちなみに、この日は10期メンバー佐藤優樹(まーちゃん)の誕生日。つまり生誕祭でした。

2014年以来オリジナルアルバムを発売していないモーニング娘。ですが、15年以上の歴史は伊達ではなく、同じような曲ばっかりのセットリストにならないように工夫されています。

基本的には2016年現在一番古いメンバーとなる9期加入の2011年以降の楽曲を中心に、僕のような2000年代前半からのモーニング娘。ファンが喜ぶような古い曲を織り交ぜたような構成です(今回だとMr.Moonlightとか愛あらばIT’S ALL RIGHTなど)。

ただ、2016年現在、ライブで盛り上がる人気曲・定番曲と言えるのは、

  • One・Two・Three
  • わがまま 気のまま 愛のジョーク
  • What is LOVE?

辺りと思います。やはりもう時代は変わってます。

特にEDM路線というモーニング娘。の新たな境地を開いた「One・Two・Three」は、盛り上がりますし人気があります。僕も好きです。

ですが、この曲の発売は2012年。つまりもう4年も昔の曲なんです。

そしてこの曲はハロプロファンには「モーニング娘。が変わった」と騒がれましたが、一般的にそれほど売れた楽曲ではありません(EDMとフォーメーションダンスでモーニング娘。が復活したなんて言われたのは、翌年のシングル「Help me!!」から)

僕は2014年辺りから再びモーニング娘。を見るようになりましたが、かつての「Loveマシーン」とまではいかないまでも、そのイメージを塗り替えるような代表曲が生まれて欲しいと常々思ってました。

ただ、2015年のモーニング娘。’15はどう見てもばたついている感がありました。

  • レジェンドと言える6期メンバー道重さゆみの卒業
  • 大幅な世代交代
  • 12期メンバーの本格始動

再びモーニング娘。はダメになっていくのか、、、そう思っていましたが、今回のライブをみて安心したというか、色んなピースがハマった感じがして、嬉しかったんです。

ポイントは、

  • 12期メンバーの成長とグループとしての安定感があがったこと
  • 現世代の代表曲になりそうな61thシングル「泡沫サタデーナイト」の登場

でしょうか。

12期メンバーの成長とグループとしての安定感があがったこと

モーニング娘。の12期メンバーは以下の4名です。

  • 尾形春水(おがたはるな)
  • 野中美希(のなかみき)
  • 牧野真莉愛(まきのまりあ)
  • 羽賀朱音(はがあかね)

牧野・羽賀の2名はハロプロ研修生出身で、セミプロでした。

特に牧野真莉愛さんはモデル並みのスタイルの良さで、パフォーマンス面含めて突き抜けてる感じがします。

尾形春水さんは歌とダンスはまだまだって感じですが(特に歌は、、、)、トーク能力の高さと綺麗な関西弁で、実はかなり人気のあるメンバーです。

残りの野中美希さん、羽賀朱音さんは存在感って意味ではまだまだで、特に僕は野中美希さんに期待しているのでそこは残念なんですが。野中美希さんの覚醒がポイントと思ってるんですけどね。スタイルなどが安定してくるであろう、2017年あたりが注目かなと思ってます。

ただ、グループ全体で見ると安定感が断然あがりました。

2015年はとにかくバタバタしてる印象が強く、それ故に、

人が多すぎる

って思っていました。

個人的にはモーニング娘。のベストな人数は10人と思っているので、その印象は更に強まったんですが、今回のツアーではその印象が消えました。

モーニング娘。古参ファンが語る61thシングル「泡沫サタデーナイト」の魅力

そして何と言っても、61thシングル「泡沫サタデーナイト」(うたかたサタデーナイト)。これが素晴らしいです。

楽曲としての特徴は以下ぐらいと思ってます。

  • モーニング娘。の代表曲「LOVEマシーン」を彷彿されるディスコ調サウンド
  • 盛り上がる曲として一番手頃な4分程度の楽曲
  • ダンスパフォーマンスで見せるEDM路線と異なり、弾ける笑顔とはっちゃけたダンスが特徴

特に僕みたいな古いモーニング娘。ファンが喜びそうな楽曲ではあるんですが、やっぱりこれこそがモーニング娘。だと思うんです。

近年のハロプロ楽曲はEDMなどダンス中心の楽曲で、クールハローなんて言われていましたが、ハロプロのグループ全部がやると飽きるんです。2016年現在ならアンジュルムの方が向いてると思います。

そんな事情があったのかは知りませんが、お祭りソングがモーニング娘。に回ってきたのは偶然ではない感じがします。

やっぱモーニング娘。はこれだ

って強く思いましたから。

実際、この曲はファン(ヲタク)にも好評ですし、例えばかつてハロプロファンだった現役アイドル(HKT48の指原莉乃さんとか)も絶賛しています。僕の古いモーニング娘。ヲタクの友達も絶賛してる人がほとんど。

さらに、ジャーズファンなども巻き込みながら話題になります。

ただ、一応この曲9期メンバー鈴木香音さんの卒業ソングなんです。

「卒業」というイベントの辛気臭さがないのがいい

今やアイドルの卒業というのは珍しくありませんが、「卒業」という出来事をイベント化した元祖はモーニング娘。だと思います。

かつては涙なしには語れない悲壮感もありましたが、今では次へのステップって感じで笑顔の卒業も珍しくありませんでした。
※僕の中では2004年の安倍なつみ卒業コンサートが最後

モーニング娘。メンバーの卒業もここ10年くらいはほぼそんな感じだったと思います。

なのですが、2015年一杯で卒業した鞘師里保さん。この方の卒業は色々変わっていました。

  • 卒業発表から卒業までが短い(通常は半年前だが2ヶ月前)
  • 卒業コンサートが行われない(年末のカウントダウンコンサートで卒業したが、ハロプロ合同コンサート)
  • 卒業ソングとも言えるシングルが発売された

という辺りです。まあそれくらい突然だったし、色々限界だったのかもしれません(明らかに2015年夏以降、鞘師里保さんのコンディションは悪かったので)。

なので、1つ目と2つ目は期間的な問題もあったのでしょう。

ただ、3つ目はおかしいと思いました。その曲は「冷たい風と片思い」という曲です。

まあ見ての通り鞘師里保をかなりフィーチャーした曲です。
僕はこういう曲が好きじゃありません。曲調ではないです。

グループソングは1人のメンバーが卒業しても、歌い続ける事が重要と思っているので、「メンバーの卒業=歌の寿命が尽きる」みたいな曲は価値がないと思っているからです。

その点「泡沫サタデーナイト」って素晴らしいと思います。

鈴木香音さんの卒業ソングですが、辛気くささどころか笑い飛ばしてしまうような楽曲なので、気持ちいいですね。

それは鈴木香音さんのキャラクターも影響していると思いますが、卒業後も定番曲として歌われ続けるでしょう。

卒業発表直後は、初めてグループが壊れ始めているとすら思いましたが、大丈夫そうですね。

終わりに

モーニング娘。はメンバーの加入と卒業を繰り返しながら、進化するグループです。

既に13期メンバーのオーディションが始まり、選考も進んでいます。個人的に今回は該当者なしか、1名の増員と思ってますが、モーニング娘。はまた変わります。

メンバーの卒業は終わりでは無く始まり

5/31の日本武道館公演で卒業する9期メンバー鈴木香音さんの卒業コンサートは、きっとメンバーにとってもファンにとっても思い出深い、いいコンサートになると思いました。

今回のコンサートは、わーすたというiDOL Streetのアイドルに夢中になって初めて行ったので、ハロプロヲタクの友達に、

裏切り者!

くらい言われると思ってましたが、

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実際はアンジュルムのCDもらって帰りましたw

ヲタクも含めて卒業とか他のアイドルに流れたとかもう気にしてないんですよね。ある意味文化として根付いた、ハロプロの奥深さを実感しましたw

モーニング娘。関する最新ライブレポート

2000年頃からのハロプロファンですが、一時期遠ざかり2014年以降再び年に2回程度のペースでライブを見に行っています

最近行ったライブのレポート記事です。

モーニング娘。'19コンサートツアー春 ~BEST WISHES!~
「モーニング娘。'18コンサートツアー秋~GET SET, GO!~」香川公演
尾形春水卒業コンサートでシーブルーに染まった日本武道館
モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2018春~We are MORNING MUSUME。~チケット

2001年頃からのモーニング娘。ファンです

2001年からモーヲタテキストサイトを運営していたので、当時の記事を徐々に移行しています。

最古の記事は2001年秋ツアーのライブレポートです。

チー
痛すぎるアイドルヲタクの歴史です……。

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2児の父親でありながらアイドルヲタクという、残念な大人ですが、記事を書き続けていることには、それなりの理由があるんです。
アイドル記事を書き続けている理由