スマホのSIMカード盗難対策に「PINコード」使ってますか?iPhone/iPadの設定手順

sim_pinlock

スマートフォンは連絡先・写真・各種データなど個人情報の固まりだと思う。

この為、iPhoneでは2013年に発売したiPhone 5sの時代からTouch IDという指紋認証技術が搭載され、AndroidでもAndroid 6.0以降OSレベルで指紋認証がサポートされた。

このような事情もあり、端末セキュリティに気をつかう人は多いと思うし、今は業務利用も増えているため、最低でも暗証番号くらいは設定するようになんて会社から言われる人も多いだろう。

だが、端末とセットで利用される、通信回線に気を使っている人は案外少ない。
3G回線(FOMAなど)の登場以降、2016年現在主流のLTE(4G)も含めて、通信回線の契約情報などはSIMカードと呼ばれる小型のICカードに保存されている。

なので、カードを切り換えたらデータ通信がそのままできるのはもちろんだが、電話の発着信も可能になってしまう。

これを防ぐには端末の設定では意味が無い、SIMカードそのものをロックする仕組みが必要なのだが、ちゃんと用意されている。

PINコードと呼ばれるSIMカードに設定する暗証番号だが、その設定方法を紹介しようと思う。

SIMカードのセキュリティ「PINコード」とは

SIMの比較
「PINコード」とは、Personal Identification Numberの略でSIMカード用の暗証番号。

端末では無く上記画像のようなSIMカードに設定する暗証番号であり、これは世界的に決められた仕様だ。また、標準SIM・microSIM・nanoSIMなどの形状に関係無く設定は可能。

この為、例えば今使っている端末がiPhoneでAndroidにSIMを差し替えようと、ガラケーに差し替えようと、端末が必ず認証を求めてくる。

認証を突破しなければ、少なくともデータ通信は起動出来ないし、電話の発着信も不可能。

ただ、iPhoneの場合は端末を起動中にSIMカードの切替が可能であるため、実は操作だけなら出来てしまう。

AndroidやガラケーはSIMカードを差し替えると端末が再起動し、再起動後にPINコードが求められるため、操作も不可能。
※Androidについては端末による。僕が持っているXperia Z3 Compactは再起動する

PINコードの種類

ちなみにこのPINコードは2種類あり、前述の暗証番号はPIN1コードに当たる。

名称 目的 起動タイミング
PIN1コード 携帯電話機の無断使用を防ぐための4~8桁の暗証番号 USIMカードを携帯電話機に挿し込むたび
電源を入れるたび
PIN2コード USIMカード内に保存されているデータを変更する場合に使用する4~8桁の暗証番号 通話時間などのリセット

PIN2コードは、SIMカード内に保存されているデータを変更する目的で使用する。

この為、あまりセキュリティという感じのものではない。

SIMカードのセキュリティと言えばPIN1ロックという理解で良いかと思う。

認証に失敗しロックされるとどうなる?

SIM差し替え、電源ON後はロック解除が必要

暗証番号としては今どきちょっと弱い4~8桁の数値でロックする仕組みだが、厳しい面もあり3回連続で間違えると自動的に「PINロック」がかかる

このPINロックがかかってしまうと、PINロック解除コード(PUK)を入力しなければ解除できない。

ただ、PINロック解除コード(PUK)ってなに?って思う方がほとんどだと思う。

この番号は利用者が任意で設定する番号では無く、SIMカードの発行時にキャリア(docomo・au・SoftBank)が決めているものなのだ。

例えば、docomoの場合だと契約時にもらった控えに記載されている。

docomoの契約申込控に記載された、PINロック解除コード(PUK)

docomoの契約申込控に記載された、PINロック解除コード(PUK)

こんな感じだ。まあ覚えている人はおろか、そんなモノが書かれている事に気づいている人もほとんどいないだろう。
PINロック解除コード(PUK)の確認方法を大手キャリア別にざっくりまとめると、

キャリア 確認方法
docomo 申込み控え
WEB(My docomo)
電話
au au ICカードが取り付けられていたプラスティックカード裏面に印字されている8桁の番号
auショップ
SoftBank WEB(My SoftBank)
SoftBankショップ
電話

という感じで、各キャリアバラバラな対応となっているが、基本的にはWEB手続きが主流のようだ。

ちなみに、PINロック解除コードを10回連続で間違えると完全にロックされてしまい、店頭またはコールセンターでロック解除が必要となる。

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PIN1コードの設定方法(iPhoneの場合)

以降は、PIN1コードの設定方法をiPhoneを例に紹介する。

設定から「電話」をタップ

設定から「電話」をタップ

設定→電話と進む。

電話設定の「SIM PIN」をタップ

電話設定の「SIM PIN」をタップ

SIM PINを選択する

SIM PINを有効にする

SIM PINを有効にする

SIM PINを有効にする

PIN1コードを入力する(4~8桁の数値)

PIN1コードを入力する(4~8桁の数値)

PINを入力する

PINロックが有効となった

PINロックが有効となった

入力後は有効状態となった

PIN1コードの設定方法(iPadの場合)

参考までにiPadの場合の手順も紹介しておく。

iPad(データ通信専用SIM)の場合、設定から「モバイルデータ通信」→「モバイルデータ通信のオプション」を選択

iPad(データ通信専用SIM)の場合、設定から「モバイルデータ通信」→「モバイルデータ通信のオプション」を選択

iPadでは電話では無く「モバイルデータ通信」を選択し、そこから「モバイルデータ通信のオプション」を選択する。

そこから先はiPhoneと同様。

「SIM PIN」を選択

「SIM PIN」を選択

SIM PINを選択する

SIM PINを有効にする

SIM PINを有効にする

SIN PINを有効にし、暗証番号を入力すればオッケーだ。

PIN1コードの入力とロック解除方法

PIN1コードの設定を行うと、SIMカードの差し替え、電源ON時にかならずロック解除を求められるようになる。

SIM差し替え、電源ON後はロック解除が必要

SIM差し替え、電源ON後はロック解除が必要

このような画面だ。
ここから「ロック解除」を押して、

PIN1コードは3回まで入力可能

PIN1コードは3回まで入力可能

PIN1コードを入力すれば、今まで通り使用する事が出来る。
以後、電源OFFや再起動・SIMカードの差し替えをしない限り、入力を求められる事はない。

終わりに

この機能は3Gが始まった、2000年代前半から既に存在しており、今となっては緩いセキュリティだと思う。

だが、それでもあるのとないのとでは大違いで、マイナーなロック機能であるが故に、利用者も少なく、ほとんどの人は「こんな機能あったの?」と驚く。

なので、案外セキュリティとしては有効じゃないかと思っている。

MVNO(格安SIM)の普及、SIMロック解除の解禁などで、通信契約は1人1契約ではないし、通信回線を切替ながら使用するのも珍しく無くなった。

複数SIMを持ち歩くのも当たり前の時代になったからこそ、紛失や盗難のリスクも高まるわけで、最低限の対策はやっておくことを強くお勧めする。

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