モーニング娘。にも影響?わーすたが作った「写真撮影とSNS投稿を許容」というプロモーション手法の良さとは

ライブハウスは良くも悪くも濃い

avex(エイベックス)のアイドルレーベル「iDOL Street」の第4弾アイドル「わーすた」を見始めて、もう少しで半年になります。

アイドルというカテゴリーは同じでも、僕が長年見てきたハロプロとはやはり違う事も多いわけで、その違いが楽しみでもある訳ですが、先日驚くべき出来事がありました。

ハロプロのモーニング娘。’16が行うイベントで、携帯・スマホによる写真撮影、SNSシェアが許容されるというものです。

また、会見で行われるフォトセッションでは携帯電話・スマートフォンのカメラに限り、観客の皆さんも特別に撮影することができます。公開記者会見ですので観客の皆さんにも会見場からSNSを使ってリアルタイムで情報を発信していただければと思います。

引用元:モーニング娘。’16出演「ENPLEX プロデュース公演」公開記者会見イベントFC受付のお知らせ

これはハロプロヲタクでもある僕にとっては、なんとも痛快な出来事なんですよね。

ハロプロってアイドルフェスなどにほとんど出演しませんし、独自路線を走ってます。

地力で集客出来るからフェスに参加するメリットがそれほどないからだと思うんですが、それ故に新しい事ってあまりやらない気がします。

例えば写真撮影にしても、ハロプロ研修生の公演、一部イベント(SATOYAMAイベントなど)は撮影許可されていた事もあるようですが、最終的には元に戻ったようです。ただ、それはあくまでもファンサービスだと思います。

今回のポイントは写真撮影許可よりむしろ、SNSシェアを推奨という部分です。これはプロモーションに使っている事を意味しています。

だからこそハロプロが「スマホによる撮影OK」としてきたのは、わーすたの影響を受けたと読み取れるわけで、

わーすた、やりおった!

みたいな感覚を持つんですw

アイドル文化の中でも独自路線をひた走る「ハロプロ」

アイドルの中でもハロプロは独自の文化を築いている

近年のアイドルブームの下地を作ったのは、間違いなくハロプロでありモーニング娘。だと思います。

僕も元々ハロプロヲタですし、僕が初めてアイドルを見るようになった2000年頃はアイドルと言えばモーニング娘。を指し、他のアイドルなんていないに等しい状態でした。

国民的アイドルの名にふさわしいくらい、一人勝ちだったと思います。

まあ、その前(90年代後半)がアイドル冬の時代と呼ばれ、女性アイドルに厳しい時代だった事も関係しているとは思いますが。

その為、他のアイドルグループと比較しても断トツで歴史が長くなりました。

2016年現在は僕がモーニング娘。にハマるきっかけになったとも言える、「恋愛レボリューション21」や「乙女パスタに感動」がリリースされた2000年当時は、まだ生まれてもいないというアイドルがほとんどという、軽く死にたくなる事実も現実になりました

この為、今やハロプロは売れる売れないよりも、その存在がアイドルの最高峰で、

アイドルが憧れるアイドル

という存在にまでなりました。
僕は最近iDOL Street(アイスト)を見るようになりましたが、ハロー(ハロプロ)はすげーなって頻繁に思います

それくらい強固な組織であり、文化を10年以上かけて構築したのがハロプロなんです。

Hello! Project(ハロプロ)強さの理由

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ハロプロが強いと感じる理由の一例を挙げると、まずはファンの信仰心の強さです。

僕は10年以上前からハロプロを見ていますが、同じアイドルを10年以上見るってあまりありません。
実際誰を見ているのかと問われたら、モーニング娘。だったり松浦亜弥だったりJuice=Juiceだったり色々なんですが、Hello! Projectの一員であることは変わりありません。

アイドルファンというかハロプロのアイドルしかみないハロプロファン、って凄く多いんです。

僕が昔から知っているアイドルヲタクの友達って、実はほとんどがそのパターンです。ビックリするくらい離れないんです。

もう一つがこれもファンの文化と言えるかもしれませんが、コンサートの統率された応援スタイルです。

アイストも含めて他のアイドル現場に行くと、その場特有の空気や濃さってあるんですが、ハロプロって凄く統率されている感じがするんです。

  • コンサートに来る人がほぼ全員サイリウムを持ち
  • 決められた場所で名前などのコールを入れる

初めてハロプロのコンサートに来る人がまず圧倒されるのがこれなんですが、他のアイドル現場を見ると改めてハロプロは凄いって思います。

あと、ハロヲタ特有のスキルとして、初見の曲でもBメロからはコール入れるってのがありますね。

瞬時にコールが入る場所を判断し実践する
こういうのはやはり長年見ている人が多い証拠だろうなと思いますw

ハロプロ文化は独自で変わらない

写真提供:にくたま さん

写真提供:にくたま さん

それくらい強固なハロプロです。
多少の増減はあっても、固定客の多さが最大の強みなだけに、ハロプロ文化って全然変わりません。

僕は2001年〜2006年くらいまでは年間数十本のコンサートを見てましたし、それ以降も年数本は見ていました。
全く見ていないのは2009〜2013年くらいなんですが、2014年にモーニング娘。単独コンサートに5年振りくらいで足を運んでも、ほぼ変わらぬ風景・応援スタイルでした。

変わっていたのは、

  • いわゆる「ヲタ芸」が姿を消した
  • 光る棒のサイリウム、ペンライトが「キングブレード」(キンブレ)と呼ばれるLED式の多色ライトに変わった

それくらいでしょうか。

ハロプロ系のライブに行くと、10年前にタイムスリップしたような感覚を毎回持ちます。

楽しいんですけどね。それがハロプロの魅力と思ってますし。

ハロプロ文化に変化をもたらした「わーすた」

写真提供:いとちゃん さん

写真提供:いとちゃん さん

それくらい文化として強いハロプロに異変が起きました。

冒頭で紹介したイベントです。

また、会見で行われるフォトセッションでは携帯電話・スマートフォンのカメラに限り、観客の皆さんも特別に撮影することができます。公開記者会見ですので観客の皆さんにも会見場からSNSを使ってリアルタイムで情報を発信していただければと思います。

引用元:モーニング娘。’16出演「ENPLEX プロデュース公演」公開記者会見イベントFC受付のお知らせ

なんとハロプロが、その中でも中心のモーニング娘。’16が、

携帯・スマホのカメラに限り撮影とSNS発信を許容

なんて事件と言ってもいい出来事です。

ただ、わーすたのヲタク(わーしっぷ)にとっては「何を今更?」って感じですよね。

つまり、

わーすたの文化がハロプロに波及した

と言える出来事です。ビックリ!

冒頭で書いたことの繰り返しですが、ポイントは写真撮影よりSNS投稿を推奨しているという部分です。

写真撮影をファンサービスと同時にプロモーションに使おうとしている証拠で、これはわーすたがやっている事と基本的には同じだと思います。

わーすたから見ればモーニング娘。はまだまだ雲の上の存在です。しかし、そのプロモーションスタイルはアイドル業界に影響を与え、遂にそのトップクラスであるモーニング娘。とハロプロにまで広がったのです。

撮影可能なことのメリットは「思い出」に残ること

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ただ、こういう事を書くと、

スマホで撮影出来る事の何がメリットなの?写真なんか別にいらない

なんて人もいるかと思います。

僕も実際にわーすたのイベントに行きましたが、いい写真を撮ろうと思ったら前に行くしかありません

つまり、後ろの席だと大した写真は撮れないんですが、思い出としては大した写真じゃなくても十分なんですよね。チケットの半券とその時の写真が1枚でもあれば、これはもう立派な記録です。

大体、折角生で見ているのに、写真と動画ばかり撮るのも考えものですから。

基本的には何枚か撮れば十分なんです。
それでもすごく嬉しいんですよね。

だから、写真の善し悪し関係無く、SNSやブログに投稿する人が増えます。わーすたのファンとか、凄い投稿しますよね。それが色んな人の目に触れて、興味を持つきっかけに繋がる。

これは立派なプロモーションです。
その時に画像があるだけで、説得力が違うんですよね。

なんてツイートしても、分かる人にしか分かりません。
そこで、「みりてこって誰だよってわざわざググる人」なんて皆無です。

そもそも、「みりてこ=アイドルグループに所属する女の子のニックネーム」って結びつく人すら少ないと思うw

これなら、「この子可愛い!」って興味を持つ人もいるかもしれないですよね。

少なくともアイドルの情報を発信する場合に、画像なしっていうのは全く説得力が無いと思うんです。

ですが、ここ10年くらいは肖像権などの絡みもあり、ほぼ出来なかったんです。

ここに風穴を開けたのがわーすただと僕は思ってます。
もちろん肖像権が放棄されたわけではありませんが。

終わりに

写真提供:Minoru さん

写真提供:Minoru さん

avexのアイドルレーベル「iDOL Street」の第4弾アイドル「わーすた」は、色んな意味で変なアイドルだと思います。

スマホ撮影、SNSシェアOKなどもその1つですが、1つ1つを見れば今回のモーニング娘。のように同じ事をするアイドルは出てきます。

もしかしたら、今後はこれがアイドルの標準的なプロモーションになる可能性もあります。

しかし、僕が変だなと思うのはそれだけじゃありません。

  1. SNS、特にTwitterの利用をメンバーや運営が多用する
  2. 「世界標準」を掲げ、海外での活動を活発化する(2016年6月より本格的にスタート)
  3. ライブ、イベント中にスマホ限定で撮影を許容し、SNSでの拡散を推奨する
  4. PlugAir(プラグエア)など新しいデジタルメディアの積極活用
  5. 「クリエイター女子」の名のもとに、制作陣を女性で固める
  6. オリコンランキングなど従来方式のプロモーションを無視している(ように見える)プロモーション戦略

この辺りがざっとしたものですが、これらの要素を全て持つアイドルって他にないと思います。

これにはiDOL Street単体での戦略や方針が関係あるとは思いますが、もう1つ忘れてはならないのは、avex(エイベックス)という大企業がおこなっている事業である事です。

つまり、会社の方針も当然影響しているわけでその辺りを考察は以下の記事をご覧ください。

かなりの妄想ですけどねw

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「わーすた」の全てを知りたい方へ ~いぬねこでもわかる世界標準アイドルのトリセツ~

2016.06.12
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