12インチMacBookのバタフライキーボードは使える?使うポイントは「慣れ」と「先入観を捨てること」

これに慣れるかどうかが1つの鍵となるバタフライ構造キーボード

12インチMacBook(Early 2016)の購入にあたり、一番不安・懸念事項であり、これの評価がMacBook全体の評価も決めると思っていたものがある。それは、

バタフライ構造キーボード

知らない方には何のことかと思うだろうが大きな特徴は、

一段と薄いスペースに収まる、より安定した反応の良いキー

ということで、薄さが最大の特徴だ
2015年の発売以来、この評価はやはり分かれていて、

  • キーストローク(押し込んだ時の深さ)が浅すぎて使いづらい
  • 使い物にならない

なんて意見は多く見た。ただ、印象としては特に店頭で触っただけの人がそう言う傾向が強いと僕は思う。実際、僕もそう言っていた口だからだ。

それくらいインパクトがあるキーボードなのだが、じゃあ実際数ヶ月使ってみるとどうなのか。

この記事はそれを紹介しようと思う。

12インチMacBookのバタフライ構造キーボードとは

今後はMacBook Proなどにも展開されると噂にはなっているが、2016年7月時点では12インチMacBookにのみ搭載されているバタフライ構造キーボード

一般的なノートパソコン用のキーボードはシザー構造と呼ばれているそうなのだが、違いは以下のようなものだ。

シザー構造とバタフライ構造

シザー構造とバタフライ構造

従来のキーボードはキーがぐらつきやすいため、キーを叩く位置が中心部からずれると入力できなくなることがあったが、薄型化するに当たってはキーボードの安定感を向上する必要があった。

その為に、より硬く部品数を減らす構造を作り、薄型化してもキーの安定性・均一性・操作性を損なわないようにする。これがバタフライ構造キーボード。

まあ、スペックを語るより触った方が分かり易いと思う。それくらい薄いキーボードだ。

東プレリアルフォースと比較してみる

東プレの静音キーボード「REALFORCE91UBK-S」

東プレの静音キーボード「REALFORCE91UBK-S」

僕が現在メインPC(MacBook Pro)で使用しているキーボードは、Windows用の高級キーボード東プレリアルフォース

このキーボードは、一般的なレイアウトのキーボードなので、バタフライ構造キーボード比べると何から何まで違う。特に違うのはキーストローク。

リアルフォースは「ストローク長4.0mm」、MacBookは正式スペックとして公開されていないが、まあ 1.0mmあるかないかだろう。

タイピング感覚は、比較するのがナンセンスなくらい違う。

ただ、ここは最大のポイントなのだが、12インチMacBookのキーボードはフルサイズキーボード(キーピッチと呼ばれるキーとキーの感覚が、19mm)だということ。

つまり、ここだけは東プレリアルフォースはもちろん、MacBook Air・Proなどと同じなのだ。この為、使っていてキーボードの位置が感覚的に合わずイライラする事がない。

特にスマートフォン・タブレット用のコンパクトキーボードは、キーピッチが狭く、特にブラインドタッチがやりづらいという欠点がある。

これがないので、慣れる必要があるのはキーストロークが浅すぎるという部分だけとなる。

実際使ってみて「慣れる」ものなのか?

バタフライ構造キーボードには「慣れる」?

バタフライ構造キーボードには「慣れる」?

僕は2016年4月に12インチMacBookを購入して使っているが、全く戸惑いがなかったかといえばそんな事はない。

戸惑いや苛立ちはやはりあった。薄いため押した感がほぼ無く、

  • 文字を打つ爽快感がない
  • 反応が薄い

あたりは若干寂しいモノがある。
僕は特に12インチMacBookをブログ執筆に使っているので、乗っている時にどんどん文字が書ける感覚は、軽快なタイプ音もセットになってこそ快感になると思っているからだ。

ただ、同時にそれは一時的なもので慣れるだろうなという思いもあった。

一例は自分自身の過去の経験だ。
例えばMacBookもそうだが、2010年以降からノートPCのキーボードは、アイソレーションキーボードと呼ばれる、キーが独立したキーボードとなった。

これが普及し始めた頃、僕は大嫌いだった
なんか打ちにくかった、ただそれだけの理由だが、気がつけばMacBook Proを使い、会社のPCもこのタイプに。流石に会社のPCがこうなると、使う時間が桁違いに延びるので、慣れてしまった。

慣れてしまうともう気にならないんですよね。

なので、バラフライ構造キーボードもそうなるだろうと思っていた。で、3ヶ月程使った感想として、ほぼ気にならなくなった

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バタフライ構造キーボードはモバイル向けだと思う

ただ、慣れたからといって、自宅で常用しようという気にはならない。自宅ではやはり東プレリアルフォースだ。

思うのはやはりバタフライ構造キーボードってモバイル用だなと思うからだ。ポイントはタイプ音

使えばわかるのだが、12インチMacBookのタイプ音は非常に静かだ

会議とか比較的静かな部屋とかで、タイプ音が大きい人って気になりませんか?
さらに言えば、電車や飛行機で「お前のオフィスかよ!」って突っ込みたくなるくらい、めっちゃ力強くタイピングする人いるじゃないですか。

そういう人が使っても、バタフライ構造キーボードのタイプ音は極めて静かだ。ソースは僕w

上記の例は極端としても、僕はどちらかといえばタイプ音が大きいタイプだ。そんな僕が使っても、12インチMacBookのバタフライ構造キーボードは非常に静音性が高いキーボードだと感じる。

バタフライ構造キーボードのメリットは「バックライトキーボード」が美しい

バックライトキーボードが美しい

バックライトキーボードが美しい

また、12インチMacBookにおいても搭載されている、バックライトキーボードだがこれが非常に美しい。

バックライトが均一

バックライトが均一

MacBook Airの登場時から搭載される、定番機能とも言えるもので、メインであるMacBook Proでも搭載されている。
だが、この光り方が明らかに均一で綺麗なのだ。なかなか画像で伝えるのは難しいのだが、文字が刻印されている分の光り方が凄く美しい。

だから、なんだと言われるかもしれないが、自己満足度は非常に高い。

どんなに慣れても避けがたい欠点・デメリット

こんな感じで、僕はバタフライ構造キーボードにほぼ適応することが出来た。

ただ、どうしても慣れないし、恐らく今後も慣れないだろうと思う事が2つある。

  • 長時間タイプすると疲れる
  • カーソルキーが使いにくい

ということだ。

長時間タイプすると疲れる

バタフライ構造キーボードは、確かにタイプ感はあるのだが、前述の通り非常に薄い。

この為、タイプしていても板を叩いているような感覚を覚える。つまり反発がほぼ無いと言うことなのだが、この結果として、

長時間タイピングすると疲れる

2時間くらいなら大丈夫だが、例えば仕事で丸1日使うとなった場合は結構辛いかなと思った。

MacBookはモバイルPCなので、外出先での利用が中心と思われ、いわゆるノマドワーキングとかしない限りは、朝から晩まで使う事はないと思う。

なのでそれほど気にならないと思うが、そういう問題点はある。はっきり言えば、メインPCには向かないと思う。

キーをタイプする力の入り具合は人によって異なるとは思うが、疲れやすいというのはメインPCとしては致命的な欠点だからだ。

カーソルキーが使いにくい

12インチMacBookのカーソルキーは使いづらい

12インチMacBookのカーソルキーは使いづらい

2015年以降のMacシリーズの流れなのか、12インチMacBookのキーボードは見た目上非常に美しくなった。

この理由は、カーソルキーがスッキリ収まったことに起因していると思うが、使い勝手は非情に悪くなった。

僕は2015年に発売しiMac付属のキーボードとしても使われる、Magic Keyboardを持っているし、使用していたのだが、このキーボード最大の不満はカーソルキーが使いにくいということだった。

右がMacBook Pro、左がMagic Keyboard。Magic Keyboardはカーソルキーが独立していない

右がMacBook Pro、左がMagic Keyboard。Magic Keyboardはカーソルキーが独立していない

理由は4方向のキーが独立していない

ただそれだけの事なのだが、僕は仕事でプログラムを書く事もありカーソルキーをわりとよく使う。これだけはどうしても受け入れがたいのだ。

MacBookのバタフライ構造キーボードでも正直これは許せないのだが、MacBookでプログラムを書くことはほぼ無いし、モバイルとして割り切っているので無理矢理納得している感じだ。

終わりに

12インチMacBookのバタフライ構造キーボードは、使いやすい・使いにくいという意見にはっきり分かれる事からも分かる通り、暴れ馬という感じだ。

多分、ダメな人はずっとダメなんだろうなと思う。

なので、これから12インチMacBookを買おうと思っている方は、是非そういう先入観を捨てて、使ってみて欲しいと思う。最初戸惑うのは誰も一緒だ。だが、

ほとんどの人は1ヶ月もかからず慣れる

ということは申し添えておきたいと思う。
そうなれば、MacBookは非常に使いやすい。薄い・軽い・コンパクトという特徴はもちろん、フルサイズでタイピングしやすいキーボードを持つ最強モバイルPCだ。

僕は約1.5kgのMacBook Pro 13インチを2度と持ち歩きたいとは思わない。
それくらいの違いはあるので、購入を検討している方は、使いこなしてやるくらいの気持ちをもって購入する事をお勧めする。

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