iPhone 7は値下げされるか?iPhone・iPad販売価格推移と歴史を振り返る

iPhone 6sローズゴールド

流れてくる噂レベルの話で、iPhone 7についてはデザイン変更含めて革新的といえるようなトピックはほぼ見当たらない。

などの噂は小さな話で仮にこれらが全て実現したとしても、大きな話題にはならないと思う。

そういう意味で、もはやiPhoneを含めてスマートフォンはすっかりこなれた製品になったとは思うのだが、iPhone 7に関して個人的に一番注目しているのは、日本における販売価格だ。

iPhoneは「高く」なった??

特に日本において、「iPhoneが高くなった」という話は最近よく聞く。

さらに2016年は総務省タスクフォースの指導により「実質0円」販売も姿を消した。実質価格が上がるのは目に見えている

ただ、日本においては通信料と端末価格が一体化しているため分かりづらいが、4年連続で値段が上がり続けている

iPhoneの価格が高くなったという声をよく聞くようになったのはここ1年程だが、定価をみるとそれは明らかだ。

iPhone価格推移の歴史

iPhone 6sとiPhone 6

iPhone 6sとiPhone 6

以下の表は2010年に発売されたiPhone 4以降の販売価格だ。
前提条件としては、

  • 発売開始時の価格
  • ストレージは最小ストレージ、iPhone 4Sまでは8GB、iPhone 5以降は16GB

となる。

モデル名 日本の販売価格 アメリカの販売価格
2010 iPhone 4 46,080円 649ドル
2011 iPhone 4S 46,080円 649ドル
2012 iPhone 5 51,360円 649ドル
2013 iPhone 5s 68,040円 649ドル
2014 iPhone 6 80,784円 649ドル
2015 iPhone 6s 93,744円 649ドル

最大の特徴は、アメリカの販売価格は全く変わっていないことじゃないかと思う。

対して日本の販売価格が変動しているのは、為替レートによる影響が最も大きい。ざっくり言えば、

  • 2010年当時日本は超円高で1ドル=80円くらいの為替レートだった
  • 2013年以降は円安が進み、1ドル=120円くらいまで円安となった

という状況。

Appleの本社はアメリカなので、円高になれば日本での販売価格が安くなり、円安になれば高くなる、これは仕方のない話。

この為、2010年をピークにiPhoneの値段が上がり続けているという理由は、ある程度納得できる。

だが、別の観点から見るとちょっと違和感を覚える。

iPad価格推移の歴史

iPad Air 2

iPad Air 2

それはiPhoneに並ぶiOS機器の看板商品である、iPadの販売価格と比較すると分かる。

iPhoneと比較しやすいように、

  • 発売開始時の価格
  • 9.7インチモデル
  • Wi-Fi+Cellular(LTE)版
  • ストレージは16GB、iPad Pro 9.7インチのみ32GB

の価格を一覧にすると以下のようになる。

モデル名 日本の販売価格 アメリカの販売価格 備考
2010 iPad(第1世代) 66,240円 629ドル
2011 iPad 2 56,640円 629ドル
2012 iPad(第3世代) 53,760円 629ドル
2012 iPad(第4世代) 53,760円 629ドル
2013 iPad Air 56,800円 629ドル
2014 iPad Air 2 67,800円 629ドル
2016 iPad Pro 9.7インチ 82,800円 729ドル 32GB

まず、iPhoneと同じく発売当時から値段は変わっておらず、さらに言うとアメリカでの販売価格だとiPhoneより20ドル安い

にも、関わらず日本での販売価格はそれほど変わっていない

むしろ昔はiPhoneよりiPadの方が高かったくらい。
しかし、2013年以降iPhoneの価格上昇幅が大きく差がどんどん開いたというのが2016年時点における状況だ。

ちょっと違和感覚えますよね。
要するに、価格は為替レートだけで決まっていないということだ。

iPhoneが「売れる」日本市場は価格が高い

iPhoneを日本では意図的に値段を高くしている構図が、はっきりしたのは2014年じゃないかと思う。

モデル名 日本の販売価格 アメリカの販売価格
2014 iPhone 6 80,784円 649ドル
2014 iPad Air 2 67,800円 629ドル

前年からiPhoneはどんどん高くなっていたが、iPad Air 2でTouch ID(指紋認証)が搭載された事で、ハードウェア的な際はあまりなくなった。

にも関わらずこの値段差。

この頃はもう一つの図式が出来上がっていた時期でもある。

iPhone(スマートフォン)とiPad(タブレット)の同質化が進み、タブレットが売れなくなっている

という構図だ。

売れなくなったiPadの代わりに、iPhoneで稼ぐというのはAppleという企業がとる事業戦略としては当然だとは思う。

特に日本は、世界的に見ても今や珍しい、

  • 高くてもiPhoneが売れて
  • iPhone普及率が極めて高い

という国なので。
とはいえ、日本でも前述の通り総務省タスクフォースの介入で、2016年に入り状況が変わった。

もはや見せかけの「実質0円」ができない以上、価格の高さが目立つ事になってしまう。

日本ではXperiaなどAndroidスマートフォンも今や10万円近くするので、実はそれほど目立っていないが格安スマホの存在はやはり無視できないだろう。

iPhoneが値下げする

という戦略をとると、ちょっとした機能追加よりも大きなインパクトがあると思う。
何も半額にするなんて事はしなくていい。1万円値下げというだけでも相当インパクトがあるだろう。

終わりに

iPhone 6s Plusスペースグレイ

iPhone 6s Plusスペースグレイ

グローバル観点で見ると、iPhoneはAppleのお膝元アメリカはもちろん、近年普及が進んでいた中国・インドなど新興国でも、販売台数が大きく下がっている。

これには、

  • ライバルとなるAndroidが安価であること
  • iPhoneの製品寿命が長く、買替え需要が盛り上がらないこと

の2つが大きな要因と思うが、そろそろ買い替えを促進するiPhoneが必要になってくる。

1つは2016年3月に登場したiPhone SEで、これは4インチiPhoneを愛用する人だ。
もう1つは2016年モデルとしては最も買い替えを促したい、iPhone 6ユーザーだ。機能的な進化が少ないなら、値段で訴求するというのは決して悪い戦略では無いと多う。

今年は何処までやれるか分からないが、

iPhone 6からの機種変更ならほぼ負担無しで買い替えられます

なんてことはやりそうな気がする。
日本に関して言えば、2016年は円高が進み、為替だけみれば1割〜2割値下げできる要素は揃っている。

さすがに、今回も値上げする事はないと思うので(更に値上げすると一番安いモデルでも10万を超えてしまい流石に嫌煙する人が増える)、

  • iPhone 6sまでと同じく「高価格帯を維持する」
  • 値下げを断行し、買い替えを促進する

iPhone 7の価格でその戦略がはっきりするわけで、ここは一番の注目ポイントだ。

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