Apple Watchは「安いモデル」がおすすめ。Series 2のスペックと機能比較

Apple Watch Series2の概要

日本時間2016年9月8日にiPhone 7・iPhone 7 Plusと共に発表された、新しい「Apple Watch」。

製品名としては「Apple Watch」のままで、世代を表すSeries(シリーズ)というナンバリングが登場し、

  • 新モデルは「Apple Watch Series 2」
  • 旧モデルは「Apple Watch」から「Apple Watch Series 1」

と名前が変わった。

ちなみに、Apple Watch Series 1は初代Apple Watchと同じと思いきや、マイナーバージョンアップ版と言えるものとなっている。

僕は2015年4月にApple Watchが発売以来ほぼ毎日使い続け、今でも使い続けている。
そこそこのヘビーユーザーとも言えると思うので、

  • 新モデルの魅力
  • 「Apple Watch Series 1」と「Apple Watch Series 2」のスペック比較
  • おすすめモデル

などを紹介しようと思う。

ただ、正直なところ「Apple Watchにはガッカリした」と思っている面もある(詳しくは本記事の最後のあたりで)。

「Apple Watch Series 2」の特徴

Apple Watch Series2の概要

Apple Watch Series2の概要

2016年9月16日に発売する、「Apple Watch Series 2」は以下ような特徴を持っている。

  • GPSが内蔵
  • 50メートルの耐水性能になった(=ほぼ完全防水)
  • Apple Payに対応。FeliCaが内蔵されSuicaなどが利用可能(FeliCa対応は日本で販売するモデルのみ)
  • ディスプレイが新しくなり2倍以上明るくなった
  • 少し重くなった(38mmは3.2g、42mmは4.2gの重量増)
  • 本体が0.9mm分厚くなっている

若干大きくなったことは少し意外だったが、それよりもやはりスペック的な部分の進化に目が行くのではないかと思う。

特に大きなトピックは、GPS内蔵・防水・FeliCaじゃないかと思う。

ランニング用のライフログデバイスとして便利に

GPS搭載でランニング用端末としては大進化

GPS搭載でランニング用端末としては大進化

Apple Watchなどのウェアラブル端末を好んで使う人は、ライフログ(生活記録)を付けている人が多い。

さらに具体的に言うとランニングをしている人の割合が非常に高い。

そんな人が口を揃えて言っていたApple Watchの欠点は、GPSを内蔵していないことだった。

GPSなんて何に使うの?って思う人もいるだろうが、

ランキングしたルートと距離を記録として残す

というのは非常に重要で、他社のランニング向けデバイスはほぼこの機能を単体で有している。

では、Apple Watchはどうだったかと言えば、iPhoneとセットで利用可能だったわけで、ランニング中に音楽を聴く人はまだいいが、どちらにせよiPhoneとセットというのは不便な面があった。

さらに言えば、防水性能も重要なポイント。

ランニング中は当然汗をかくし、ランニング中に雨が降ってくることも珍しく無い。濡れるリスクは高いと言える。

「Apple Watch Series 1」においても防沫性能は有していた。僕も実際つかっているが、ちょっと濡れたくらいでは壊れない。

皮脂などの汚れがひどくなってきた時は、軽く洗うこともあったがそれでも特に問題無い。

ただ、やっぱり怖かったのは事実なので、防水性能がアップしたというのは非常に嬉しい。

Apple Payに対応しFeliCaが内蔵された

単体でApple Payに対応し、日本ではFeliCaに対応

単体でApple Payに対応し、日本ではFeliCaに対応

iPhone 7・iPhone 7 Plus最大のトピックは、Apple Payに対応しFeliCaが内蔵されたことだ。

この事で、日本で言うおサイフケータイに対応するイメージとなるわけだが、実は「Apple Watch Series 2」でも対応している。

iPhone 7の場合は、iPhoneをリーダー(Suicaの場合自動改札など)にかざすが、Apple Watchの場合は手首をかざすことになるのが違いだが、機能的な違いはない。

となると、iPhone 5以降のiPhoneとペアリング出来る「Apple Watch Series 2」は、かなり多くの潜在ユーザーを抱えることになる。

  • iPhone 7を買ったら8万円〜
  • Apple Watch Series 2なら4万円〜

この差はかなり大きい。

特にiPhone SEなど小型のiPhoneが好みという人にとっては大きな選択肢になると思う。

「Apple Watch Series 1」と「Apple Watch Series 2」のスペック比較

新旧Apple Watchの比較

新旧Apple Watchの比較

では、実際に「Apple Watch Series 1」と「Apple Watch Series 2」を比較すると何が違うのか。

僕が気になる部分を簡単にまとめてみた。

初代Apple Watch Series 1 Series 2
プロセッサ S1 S1P S2
内蔵GPS なし なし あり
防水性能 防沫性能 防沫性能 50メートルの耐水性能
Apple Pay なし なし SuicaなどFeliCaに対応
ディスプレイ OLED Retinaディスプレイ OLED Retinaディスプレイ 第2世代OLED Retinaディスプレイ
バッテリー 最大18時間 最大18時間 最大18時間

前述のスペック的な部分の違いを除けば、一番大きな違いは『価格』となる。

Series 1は27,800円〜、Series 2は37,800円〜となるわけで、1万円の価格差を見いだせるかどうかに尽きると思う。

ちなみに、「Series 1」と「初代Apple Watch」の違いは何か。
変わったのは「S1」チップではなくデュアルコアの「S1P」チップが搭載されたことで、プロセッサがバージョンアップされた。

なので、混同しがちだが「Series 1」は初代「Apple Watch」の名前が変わっただけの製品ではない。

Apple Watchシリーズのおすすめは「Series 1」

お勧めのApple Watchは「Series 1」

お勧めのApple Watchは「Series 1」

では、僕がおすすめするApple Watchはなんなのか。

答えは、「Apple Watch Series 1」だ。

「Apple Watch Series 2」はダメなのかといえばそういうわけではなく、

  • ランニング愛好家
  • 主に首都圏在住でApple Payが使いたい
    ※現在は定期券利用でなければ、交通系ICカードはほぼSuicaだけで首都圏以外の交通機関は乗れます

って人なら、「Apple Watch Series 2」のアルミニウムケースをお勧めする。

共通点をご理解いただけるだろうか。僕は、

Apple Watchを買うなら『一番安いモデル』を買う事をおすすめしている。

これには理由がある。

Apple Watchの一番おすすめは「安いモデル」である理由

Apple Watchの購入にあたり、『一番安いモデル』をお勧めする理由は3つある。

大前提としては、

価格の違いは素材など違いで、『機能に違いはない』

ということで、上位モデル下位モデルという位置付けとはならない。これがポイントだ。

なので、

  • 素材はアルミニウム・ステンレス・セラミックで選べば「アルミニウム」
  • サイズは38mmと42mmがあるが「38mm」

が僕のお勧めということになる。バンドはお好みで良いと思う。

ちなみにいうと、僕はApple Watchのミラネーゼループを購入している(一般的に買えるモデルでは高い方)。

買ったところで使い続けるとは限らない

宝石箱のような高級感も魅力の「Apple Watch」

宝石箱のような高級感も魅力の「Apple Watch」

Apple Watchの発売は2015年4月。
この時、僕も含めてAppleファンやガジェット好きが飛びつき、発売当初は品薄となった。

では、その後どうなったかと言えば、品薄になったことは皆無どころか、ほぼ話題にもならなくなったと思う。

僕は発売から1年6ヶ月経過した今でも使っているが、周りを見渡せば使わなくなった人の方が多い。

  • iPhoneは多少不満があっても、ないと困るので使い続ける
  • Macは使用頻度が減っても、使用期間が長くなる(=買換頻度が長期スパンになる)

という感じで、手元には残る。
だが、Apple Watchの場合合わないなと感じたら、使わなくなる。

Apple Watchの基本機能は、時計とiPhoneの通知(電話・メールなど)を受けること。

これらは、iPhone単体でも出来る。要するにApple Watchは『無くても困らない』ので、簡単に使わなくなる。

そういうデバイスなのに、いきなり高いものを買うのはお勧めできない。

バッテリーは進化していない

独自のマグネット式充電ケーブル

独自のマグネット式充電ケーブル

Series 1とSeries 2について、前述の通り細かいスペックでは色々違いはあるが、重要な点は何も変わっていない。それは、

バッテリー駆動時間は18時間のまま

ということだ。

1年以上ほぼ毎日Apple Watchを使った感想として、この時間は概ね間違っていない。1日の利用でバッテリーが切れることはない。

だが、逆にいえば2日は絶対に持たない。

2日間充電無しで使えるかどうかはかなり大きなポイントだ。
出張や旅行は普段だと1泊2日が一番多く、そういう時って荷物を極力減らしたい。

ところがApple Watchの充電はマグネット式の専用ケーブルで行うため、いちいち充電ケーブルを持ち歩く必要がある。

正直面倒なんですよね。

なので、先日も「わーすた」というアイドルのライブを見るために1泊2日で東京へ行ったが、充電ケーブルは『敢えて』持って行かなかった。

その日ホテルに戻ったのは23時頃で、バッテリー残量は30%程度。
翌日まで持たないのは確実。なので、もう翌日はキャリーバッグに入れて、充電切れのまま放置した。

Apple Watchを買い替えるとしたら、僕はせめて丸2日充電無しでも使えるようにならない限り、買う気にはならない。

なので、初代Apple Watchを持っている人に、Series 2の購入をお勧めする気はほとんどないし、僕自身も買う気はない。

1年後くらいには「新モデル」が出る

外箱にすら金がかかっていたのは多分「初代」だけになると思う

外箱にすら金がかかっていたのは多分「初代」だけになると思う

冒頭に書いた「Apple Watchにガッカリした」ことというのは、実はSeries 2という製品が出てきたことそのものに対してだ。

初代Apple Watchが発売したのは2015年4月、Series 2の登場は2016年9月、この間約1年6ヶ月空いている。

この期間、長いと思いますか?短いと思いますか?

これは、Apple Watchという製品を、

  • iPhoneなどのスマホと同じ「ガジェット」
  • ライフスタイルが変化しても寄り添って使う「高級品」

と捉えるかで大きく変わると思う。

僕は前者であることを頭では理解しつつ、後者であることを願っていた。

  • 伊勢丹などの百貨店で販売
  • 10万円を優に超える高級品もラインアップに含む
  • Sportsモデル以外は、化粧箱など「貴金属」を思わせるほどの高級感

などをみて、Appleはこの製品をiPhoneなどとは違う時間軸で販売する製品に育てようとしていると思っていた。

ところが、たった1年半後に登場した新モデル。
スペックをアップした新モデルを販売しなければ、需要を喚起できないなどの事情はあったのかもしれない。

だが、Apple WatchもSONYなどが販売する「ウェアラブル端末と同じカテゴリー」であることを、結果として認めた感じになった。

実際、Series 2になって強く感じるのは、ランニングでの利用など「ガジェット感」が増し、「時計」という雰囲気が一気に薄くなった。販売戦略が変わったのは間違いない。

つまり、今後も1年〜2年に1度新しいモデルが発売し、現モデルは陳腐化するということを前提に購入する必要がある。

そういう意味で、特に初めて買う方には「一番安いもの」をおすすめしている。

ものすごく気に入って、次はもっとイイモノを買おうと思ったなら、1年後か2年後に買い替えればいい。

最初から高級品に手を出すべきじゃないと思う。

終わりに

Apple Watch Series 2の発表を受けて、高級品としてのApple Watchには全く興味がなくなった。

だが、今回GPSを搭載してもバッテリー駆動時間が維持出来たことから、次期モデルのApple Watch(Apple Watch Series 3?)では、バッテリー駆動時間の改善が期待できそうだ。

そういう意味で、買い替え時は2017年のiPhone10周年に合わせて発売されるであろう、次期モデルのような気がする。

僕はApple Watchという製品は便利だと思うし、今後も使い続けるが、

iPhoneと同じく2年程度で買い替える「ガジェット」

として、今後は付き合うし、そういう買い方をすると思う。

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2015.07.22