MacのTime Machineバックアップにおすすめのハードディスクは?ロジテック製USB3.0 HDD使用レポート

Macのデータバックアップしてますか?

Macは2007年にリリースされたMac OS X v10.5 Leopard(レパード)の時代から、OS標準のバックアップ機能として『Time Machine』を用意している。

10年前(記事執筆は2017年2月)からというのに軽く驚くが、それ故に歴史は長く、既に多くの方が利用していると思う。

ただ、Time MachineはMacのデータを全てバックアップするので『遅い』・『Macの動作が重くなる』と思っている人は結構多いと思う。僕はそうだった。

だからこそ、Thunderbolt接続の高価なハードディスクを使っている人もいるだろうし、起動タイミングを調整している人もいると思う。

だが、『Time Machine』がリリースされた当時主流だった接続方式は、USB2.0で最大データ転送速度は480Mbps。2017年2月現在は、USB3.0で最大データ転送速度は5Gbps(5000Mbps)と『10倍』の違いがある。

あくまでも理論値上の差異とはいえ、明らかにスピードは違うわけだが、実はそれでも積極的に利用はしていなかった。

だが、27インチディスプレイのiMac 5K Retinaディスプレイモデルの購入前に導入して、スピードの速さに驚いたし、今はいいハードディスクがあることも知ったので合わせて紹介しようと思う。

ちなみに僕が利用しているTime Machine用のハードディスクは『ロジテック製のUSB 3.0対応外付けハードディスク』で、ファンレスで静音であることが最大の魅力だ。

Mac標準のバックアップ機能『Time Machine』の欠点

『Time Machine』はMacの標準機能

2007年にリリースされたMac OS X v10.5 Leopardから搭載された、Mac(macOS)標準のバックアップ機能『Time Machine』。

バックアップの実行は1時間毎に実行され、以下のデータがバックアップとして保持される。

  • 1時間ごとにバックアップ。24時間経ったものは1日ごとのバックアップにまとめられる
  • 1日ごとのバックアップ。1ヶ月が経ったものは1週間ごとのバックアップにまとめられる
  • 1週間ごとのバックアップ。ハードディスクの容量がある限り削除されない

起動タイミングがわりと頻繁なので、バックアップの信頼性としては高いのだが、

頻繁に起動するバックアップでMacが重くなり、仕事の邪魔になる

という現実もある。
バックアップにSSDなどの高速かつ静音なストレージを使う人はほぼいない。USB-HDDを使う人が一番多いのだが、ハードディスクはシーク音(カリカリという音)やファンの音が案外うるさい。

頻繁だと気になる人も多いので、特に初期から利用している人程、TimeMachineEditorなどのアプリを利用して、起動タイミングを調整する人が多い。

バックアップとしては他の手段を使う必要が無いくらい強力故の、弊害ともいえる。まあ贅沢病だが。

ネットワークハードディスク(NAS)へのTime Machineは使えるか?

I-O DATAの「HDL2-Aシリーズ」

特に動作音が気になる人は、Time Machineのバックアップデータ保存先を、ネットワークハードディスク(NAS)にしている人もいると思う。

ネットワーク経由なら、別室とかのハードディスクに保存できるので音が気にならないという理屈だ。

実際、バッファロー・アイ・オー・データ機器など大手がTime Machine対応を謳うNASは販売している。僕も購入して利用している。

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確かに、物理的に分離するのだから音は気にならなくなる。だが、問題は安定性とバックアップ速度だった。

速度については多くの方が納得するのでは無いかと思う。USBなどで直接接続するより、ネットワークを経由する方が遅いというのは想像の範囲内だ。

だが、バックアップそのものが不安定になるのは想定外だった。時間がかかりすぎてタイムアウトしたり、MacがNASを認識できていなくてバックアップできていなかったり、、、

バックアップはいざという時の為にあるわけで、できていないでは本末転倒。

結果、サードパーティー製のNASを利用したTime Machineバックアップは利用をやめてしまった。

Time Capsuleは安定性の高いNASバックアップ

AirMac Time Capsule

その後、2014年1月にAppleが発売する、NAS兼Wi-Fiルーターと言える『AirMac Time Capsule』を購入した。

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これは2017年2月時点でも利用しているのだが、Time CapsuleはさすがApple純正と言うことで、Time Machineとの相性も抜群。1時間毎のバックアップはもちろん、Power Napによるスリープ中バックアップも完璧に動作した。

バックアップ環境としては申し分ないわけだが、ネットワーク経由というのは変わらないため、時間は少々かかった。

とはいえ、バックアップなので普段使いとして気になることはなかったのだが、問題が発生した。

新しいMacに移行する際の復元に時間がかかる

ということだ。

2016年4月に購入した12インチMacBookはTime Capsuleから復元する形でセットアップした。300GB程度のデータを復元するのに一晩かかったので、さすがにちょっと遅いと思わざるを得なかった。

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さらに言えば、Time Capsuleはどちらかと言えばケーブルを繋ぎづらいノートパソコン向けのバックアップデバイス。

12インチMacBookに使うべきであり、デスクトップPCであるiMacで使うにはあまり適していないと思うようになった。

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iMacに最適なTime Machine用ハードディスク

というわけで、iMac用のUSB外付けハードディスクを探す事にした。スペック要件としては、

  • USB3.0接続に対応
  • なるべく『静音』であること

を選定ポイントにした。検討したのは2016年末の話だが、この時既にハードディスクはUSB3.0が標準だったので、悩んだのは静音性だった。

最適なハードディスクはすぐに見つかった。ロジテック製のハードディスクだ。

  • ファンレス構造
  • コンパクト
  • 省電力・静音が特徴のWestern Digital社製WD Blue使用

一番の魅力は、HDDのメーカーが限定されていることだ。

HDDはWestern Digital社製

家電量販店などで販売されているハードディスクは、メーカーはバラバラであることが通常で、やはり当たり外れはある。

Western Digital社はハードディスクメーカーとしては信頼性がトップクラスに高く、それで価格が3TB9,480円というのは魅力的だった。

ファンレスで静音・コンパクト

もう1つファンレスであることも魅力なのだが、ファンレスというのは諸刃の剣だと僕は思っていて、特に夏場はファンがあった方がいいと思っている

それでも風切り音がないのは嬉しいし、室内利用限定なので真夏でも比較的温度は低いという前提で選択した。

ロジテック社ハードディスク『LHD-ENA030U3WS』

早速購入して開封。

このモデルは店頭では販売されない、ロジテック直販&WEB限定モデルということで、パッケージは実にシンプルだった。

普通の段ボール

無骨な段ボールに、

同梱品はケーブルとACアダプタのみ

ハードディスクがドーン。

iPhone 7とのサイズ比較

縦置きした状態

一応縦置きと横置きをサポートしており、どちらで利用しても良いのだが、

横置きで使う事を選択

僕は『横置き』を選択した。
理由は、比べてみるとシーク時に多少振動があり、横置きの方が安定性が高く静かと感じたためだ。

USB3.0接続のTime Machineはかなり早い

接続はUSB3.0

ロジテックのハードディスクを購入したあとは、2016年12月からMacBook Proに接続してTime Machineのバックアップ先として利用していた。とりあえず使って感じたのが、

バックアップが早い!

ということだ。
初回のバックアップはデータ容量にもよるが、僕の場合MacBook Proの512GBストレージをほぼ使い切っていたので、数時間かかった。ただ、それもたった数時間という感じだった。

昔は、一晩かかってようやく終わる感覚だったので。
そして実利用上で、一番嬉しかったのは1時間毎に起動するバックアップが早いということだ。大体500MBくらいのバックアップを行っているようなのだが、

  1. HDDがスリープから復帰して起動
  2. バックアップ処理開始
  3. バックアップ終了

一連の処理が数分で終わるので、かつてはよく感じていた作業の邪魔になる感じがしない。さすがに無音とはいかないが、それでも気になるレベルではないというのは嬉しい所だ。

Time Machineからデータを復元

Time Machineからデータを復元

そして、USB3.0接続のメリットを存分に感じたのは、新しいMacにTime Machineから『復元』した時。

2017年1月にiMacを購入したが、この時は時間の関係もありバックアップからの復元でセットアップを行った。

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これが『爆速』と言っていいくらい早かった。

条件が違いすぎるため比較するのも微妙だが、

処理内容 Time Capsule ロジテックHDD
復元セットアップ 一晩(約8時間) 1時間

という感じで全く違う。データ量は共に500GB程度だったので、以下に転送速度がものを言っているか分かると思う。

かつてはUSB接続では遅いので、わざわざThunderboltを使う人もいたが、今や使うメリットもないと感じた。

速度面ではThunderboltに優位性があるだろうがその差はわずか。逆にコスト面では、USB-HDDなら1万円弱で手に入るが、Thunderbolt対応となると5万円くらいする(しかもほぼ製品が存在しない)という感じで、勝負にならないくらいUSB-HDDは安い

終わりに

Time Machine用HDDはデスクに配置

バックアップというのはいざという時のための備えだ。

なので何もないときはその重要性を実感することは少なく、

  • 音がうるさい
  • 処理が重くなる
  • 時間がかかる

なんて理由で後回しにしてしまいがちだ。だが、故障ではないにしても、

大事なファイルを間違って消してしまった

なんて時に簡単に復元できるという意味で、普段使いの用途としても役に立つことはある。

そしてこの『Time Machine』はOS標準機能として用意されているという信頼性の高さも魅力。それは、新しいMacに移行した時に痛感する。

『Time Machine』からの復元を実行すれば、新しいMacにまったく同じ環境が『待つだけでできあがる』って凄い便利なのだ。

USB-HDDを利用したTime Machineバックアップは、iMacなどのデスクトップPC向けになりがちだが、Macを使うなら是非設定する事をおすすめする。

また、ロジテック社のHDDは静音性も高く使いやすいわりに、3TBで9,480円とそこまで高くないので、保険という意味でも導入してみてはいかがだろうか。

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