先日docomoからauにMNPしてiPhone 6sを2台購入した時の話。
この時MNPした回線は1回線が僕、もう1回線が妻のものだったため、手続きは夫婦で行っていた。書類記入や登録手続きなどで、最低でも30分程度の時間がかかるわけだが、窓口に1つ冊子が置いてあり待ち時間に妻が手に取った。
au WALLET Marketのカタログだ。
目次
au WALLET Marketとは
au WALLET Marketというのは、2015年夏に開始したauショップが食品・日用品の販売を行うという仕組み。
docomo・au・SoftBankなど通信大手キャリアはここ数年、通信や携帯端末(スマホ・タブレット)以外での収益化を進めており、例えばdocomoだとdマーケットやdマガジンなど通信と関係無いサービスも多く手がけている。
au WALLET Marketも基本的にはこの流れに乗ったものだし、専用のWEBサイト(ECサイト)から購入する事はもちろん可能だが、リアル店舗(街のauショップ)での販売を中心に据えているという辺りが少し違う。
auショップに来店する頻度を上げようという施策だと思うが、正直この話を聞いた時僕はバカにしていた。
auショップでわざわざ米や水を買う人なんていないだろw
って。だが、実際妻はこのカタログを手に取り、その流れで僕がカタログを見て興味を持ったのは米だったw
au WALLET Marketの戦略と顧客から見た魅力
そんな感じで小馬鹿にしていた、au WALLET Marketのカタログを改めて見ると案外戦略的だなと感じる部分があった。それは、
- 紙のカタログであること(正確にはクリアファイルだが)
- 女性向けの商品が多い事
だと思う。
現在特にスマートフォンの購入手続きには時間がかかるため待ち時間は長い。かといって、待っている間に自分のスマホをずっと触り続けるのもはばかられるって人は多い。
そういう時の暇つぶしとして雑誌的な感覚でパラパラ閲覧出来る紙の冊子は理想的だ。同じような事はiPadなどのタブレットを使えば出来るが、操作が苦手な人もいるし、何より電子機器だと壊したらヤバいという意識が働いて触らない人も多い。手軽さは紙の冊子が圧倒的に上。
そして、商品の内容もよく考えられているなと思った。
au WALLET Marketのカタログに掲載されていた商品
今回目にしたau WALLET Marketのカタログには以下のようなものが掲載されていた(2016年1月のもの)。
- スマートフォン、タブレットのアクセサリ系
- お菓子・加工食品などお取り寄せ系
- 米や水などの食料品
広い意味でのスマホグッズは携帯キャリアが販売するものとしては、よくあるものじゃ無いかと思う。
加工食品もよくあるものだとは思うが、上記画像のようにお弁当のおかずセットとか完全に女性ターゲットで、したたかだなぁと思った。
※妻は「これいいかも」なんて言っていたので、auとしては狙い通りw
そして、僕が興味を持ったのが米。
気になった事は店頭とWEBの価格差
わざわざ携帯ショップで米を買う理由はない。だが、価格を見ると結構安くお得感がある。
前述の秋田県産あきたこまちだと、5kgの無洗米が送料・消費税込みで1,782円。この価格なら、安いぐらいに感じる。
ところが、

同じ商品をau WALLET MarketのWEBで見ると値段は値段が高くなった上に、送料まで別にかかる。WEBと店頭の価格差は約1,000円。
確認した時期の違い(店頭のカタログは2016年1月11日、WEBは2016年2月3日)なのかもしれないが、この違いは不可解。カタログの価格なら安いが、WEBの価格なら高いのでその差はあまりに大きい。
終わりに
というわけで、auショップ店頭で食品や日用品を買うというのは案外面白いなと感じた。
買うためにわざわざ店頭には行かないかもしれないが、手続きの待ち時間に注文して、米や水のように定期的に購入するものは気に入れば以後定期便のように購入する事もできる。
携帯ショップでの待ち時間、手続き時間は年々長くなっており、WEBでの来店予約なども増えたがそれでも待ち時間が0にはならない。待ち時間の暇つぶしと不満解消にも繋がりそうと感じたし、一石二鳥のサービスなのかもしれない。
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