確定申告の期限までいよいよ後1週間。
個人事業主や高額所得者は忙しい日々だろう。僕も亡くなった父親から引き継いだ不動産の持分がある関係で、不動産収入の申告をしなければならいのだが(実際は僕の手元には一切金は入ってないw)、それによってこのブログで得たアフィリエイト収入も申告する必要が出てしまった。
今年こそはMacでと思っていたが、ダメなようなのでいつものようにWindowsを使って行いようやく完了した。
というわけで、その手順を備忘録として公開。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
前提
僕はサラリーマン(給与所得者)なので、アフィリエイト収入を事業所得として申告することは基本的に出来ないようだ。なので、青色申告も難しく、全て雑所得としての申告になる。それに伴いアフィリエイト収入を得るために使った経費についても、あまり露骨に差し引くことは出来ない。
また、雑所得は20万円までなら申告不要だ。僕のアフィリエイト収入は、本来20万円未満だが、不動産所得を申告する関係で、厳密な意味では1円でも雑所得があれば申告しなきゃいけなくなってしまった。なのでサラリーマンにとって確定申告は医療費控除の方が縁深いと思う。そんな方は、以下のエントリーを参照頂けたら。
入力手順
そんなわけで、雑所得として入力するため、至って単純だ。e-Taxで所得税の申告画面の左側にある、「収入金額等」の「雑 その他」を選択する。
選択すると以下のような画面が出るので、収入と経費を入力する。入力内容はこんな感じにした。基本はこれで終わりだ。
種目、名称、場所
種目:広告収入
名称:グーグル株式会社
場所:東京都港区六本木6丁目10番1号
要するにGoogle日本法人からもらったというような扱いにした。これ、アメリカの本社にしてもいいのだろうが、場所が28文字までしか入力できず断念w
収入金額
前年にGoogle Adsenceから得た全収入の合計を記入。これはGoogle Adsenceの管理画面を見てもいいし、振込先口座の明細を見てもいいだろう。
必要経費
この収入を得るためにかかった経費の合計を入力。
事業所得の入力と違い、原価償却の考え方もなく、内訳を記入するわけでもなく、単に合計金額を入力するだけだ。収入から経費を引いた金額が所得となるため、経費を多くすればするほど所得が減る(=税金も減る)という計算になるが、ここは正直に行かないと後々苦労することになる。
ちなみに、僕の場合はブログで得たアフィリエイト収入なので、貸付割合(私的用途と事業目的の割合)はともかく本来は以下ぐらいが経費になるかと思う
- 管理サーバー維持費
- ドメイン維持費
- 書籍・ソフトウェア購入費
- 更新に必要な機材(PC、Mac、iPhone、iPadなど)
- インターネット接続料
ただ、この雑所得の経費ではインターネット接続料とかは含められないらしく、さらに言うとサーバー代金もグレーのようだ。まあ、これを知って思ったのは、今年はMacを買って経費にしてやろうかということですね、、、
源泉徴収額
基本的に入力する必要はないはず。
まとめ
入力自体は非常に簡単なのだが、やはり経費部分に何を割り当てるか、またそれはいつだったかを探すのが大変だ。それでも収入も経費も少ないからそれほど時間がかからないだけで、これが増えたらと思うとゾッとする。
こちらの記事は個人事業種としての話だが、サラリーマンもアフィリエイト収入を確定申告する場合、口座やカードを分けるくらいの対策は普段からやっておいた方が、色々楽になりそうだなと感じた。
しかし、このアフィリエイト収入というのはここ数年で増えて来たものだろうし、この辺りの入力ももう少しやりやすいように改善して欲しいなとつくづく思う。来年はもうちょっと楽できるように準備を始めておこうかなぁ、、、。
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