東日本大震災から2年。
改めて亡くなられた方々のご冥福と一日も早い復興をお祈り申し上げます。
しかし、被災地から遠く離れた岡山では、震災の影響というものを感じる事は今や非常に少なくなっている。なので、節目となる日に皆で1つの出来事に思いを馳せ、振り返り、これからを考えるというのは悪い事ではないんじゃなかろうか。僕は大震災を目にして、自分だけじゃなく、自分が行動する事で出来る範囲を広げようと思うようになった。
1年前から自分は成長できたのか
3月11日はそんな事を考えてしまう日だ。
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2年前
震災発生当日はうつ病治療のため休職している真っ只中だった。
休職生活も3ヶ月を超え、ようやく体調も回復傾向だったので、少しくらい行動しようと高齢者にパソコンを教えるボランティアをやっていた。でも、当時はこんな状態になった自分自身、そして世の中そのものに対して不満ばかり持っていた。
そんな時に発生した震災は、自分がいかに小さな存在だったかを思い知らされた。何か悪い事をしたわけでもないのに、当たり前と思っていた日常が壊される理不尽さ。その悲しみ・苦しみに比べたら、自分の不満なんてなんと小さいのだろう。つらい状況でも、MacやiPhoneについてあーだこーだ考えたり、不満を言う対象がいるだけマシどころか、恵まれているくらいだと思った。
なら、1人で腐るんじゃなくて、苦しむ自分を支えてくれた家族・友人や地元に恩返しをしなければいけない。その為には自分で出来る事を広げ、同時に仲間を増やして行こう、そんな事を思った。
1年前
仕事にも復帰しようやく再びIT業界で仕事を続けて行こうと、思えるようになっていた。同時に自分の得意分野であるIT技術を少しでも便利に活用する方法や知識を発信したり、ITやSNSが普及したからこそ逆に重要になったと感じる、リアルな人と人の繋がりを創出するような活動を行うようになった。
1つは今ご覧いただいているこのブログに本気で取り組む事。
そして、まずは身近なところからということで、当時卒業から10周年だった大学1回生時のゼミメンバーを集めた同窓会を開催することだった。
当時も今も別に政治家になる事を目的にはしていない(面接でもそんな事を言いまくったのに最終的に残ったのは、このブログで多少鍛えられた文章力だと勝手に思ってる)。ただ、自分自身はもちろん社会の仕組み自体も今のままでいいとはとても思えなくて、どっちかと言えばIT至上主義的な自分自身の固定観念を壊したり、自分の知らなかった知識を得たいと思った。
そして、何より自分の思いを託せるような人物に出会うきっかけになるかもしれないと思った。
そして、今
ブログもまだ道半ばではあるが、それなりの形にはなってきた。同窓会も成功した。
今年になって子供も産まれ、今はこの子の成長を見守ることが一番の目的ではあるが、もう少し長いスパンで見ればこの子達(今僕の周りはベビーラッシュだ)が、将来夢を持って生きていける社会を作りたい。今はかろうじて残っているが、今のままでは社会保障の仕組みなど含めて破綻するのは間違いなく、それを変えるのは我々現役世代の役目だという思いは強い。
維新政治塾は先月終わったが、最終的に900人ほどの塾生が在籍していたため、全員に出会う事なんて出来るわけがない。だが、いくつかの幸運が重なって数名の素晴らしい方々に出会うことが出来た。この人達なら自分の思いを託せる、そんな人達だ。
1年前より出来る事や人脈が広がり、成長したという実感はある。しかし、同時に足りない部分も明確になってきた今日この頃。ITガジェットや技術をいくら使いこなしても所詮はツール。今は子育てが最優先の為多少押さえているが、やはり人は行動する事によって失敗体験も含めて成長するというのは、この1年で改めて思い知った。
来年の今日も、今の自分より成長したと思えるように行動していきたいと思う。やや極論かもしれないが、それが巡り巡って被災地の復興に繋がっていくと僕は信じているので。
あと今年こそは被災地に1度足を運びたい。ただ、お金より岡山から東北はやはり遠く、時間的制約が厳しいですよね、、、