サポート終了日迫る!個人診療所のWindows XPからWinodws 7への移行作業を行いました

昨年末の話だが、僕がうつ病で通院していた心療内科の先生から電話がかかってきた。病院の先生から電話なんて、どきっとしますよね。だが、内容は以下のようなもの。

Windows XPの移行を考えているのだが、相談に乗ってもらえないか

なんで僕に相談したのかなと思ったが、以前たまたま通院した日にPCのトラブルで困っていて、直してあげた事を覚えていたようで、その流れでこの話がやってきた。

で、年末から機器の選定、折角新しい環境にするのだからより快適に使えるようにといくつかの提案を行い、休日に何回かに分けて作業をして本日移行作業がひとまず完了した。

その内容を紹介してみる。

個人診療所のシステム

僕が通っていた心療内科は個人病院なので、従業員は受付と先生の2名。PCも業務用として常用しているのは2台というシンプルな構成だった。で、聞いてみれば10年以上前に購入したWindows XPのPCで、一応予備機はあるものの、データのバックアップとかは特に行わず運用してきたそうだ。

一応システムエンジニアなのでこういう話を聞くと「奇跡だなぁ」と思うが、多くの人はそんなもんだろう。ただ、より詳しく話を聞くとなるほどと思えることもあった。

それは何かといえば業務用PCはMS-Accessで作らえた電子カルテシステムとクローズドなLANで構成されており、外部(インターネット)には接続していない。システム構成に手が入らないから、逆にノントラブルで過ごせたのだろう。

病院で扱う患者の情報は非常にセンシティブな情報だ。外部接続しないのはこの病院に限った話ではないようで、なるほどなぁと勉強になった。

Windows 7への移行

システム業界もそうだが、現在Winodws XPで稼働している業務用PCの多くはWindows 7 Professionalに移行している。理由は操作性がXPに比較的近く、ProfessionalではWindows XPモードという仮想環境が使えたことにある。

とはいえこのXPモードは、XPのサポート終了と共に使うのはリスクが高くなるので、別にWinodows 8とかでも良かったが、ここはやはりユーザーの多いWinodws 7を選択した。

電子カルテソフトはMS-Accessを使用しているため、これまた一般的な構成であるOffice 2010を選択した。Windows 7とOffice 2010というビジネス分野では今一番多いであろう、ベタな構成だ。

で、購入したのは富士通のビジネスモデルPC。
特に理由はないが、会社で使っているパソコンが富士通製が多いことも有り、個人的好みで選択。DELLとかに比べたら若干高いが、ハイスペックな構成は必要ないということで、1台10万円もしない。これを予備機と合わせて計3台購入。

Windows 7への移行作業

インターネットに接続しないPCとはいえ、初期状態で使うのはさすがに気がひけるので、とりあえず最新のセキュリティパッチを全て適用してからデータの移行作業を行った。

クローズドなネットワークだし、アプリケーションもわりと単純なものなので、システム移行自体はサクッと終了。そして、PCのついでにモニタとバックアップ機器を新調。

新たにNASを導入し、RAID1でバックアップデータを冗長化し付属ソフトでバックアップ作業を自動化。

モニタも新調し、作業効率をアップ。しかし、このディスプレイは5年保証付きなのが魅力で選定したが、ベゼルが狭いし発色もよくてなかなかよかった。うちにも欲しいくらいだ、、、

PC・MS-Office・周辺機器合わせて大体35万円程の投資となった。まっ、安さはもっと追求できたかもしれないが、ビジネス用途なので信頼性重視だ。

終わりに

明日から1ヶ月ほど使ってもらって、疑問点や要望に対応してこの作業は終了の方向だ。
本当に感謝してくれてこちらとして良かったなぁと思っているわけだが、仕事ってものをふと考えてしまう。業界用語で言えばSIerと言われる分野で長年仕事をしているが、時々自分が誰のために仕事をしているのかわからなくなることがある。

常識的にはもちろん顧客(エンドユーザー)のためだが、それが見えることはほとんど無い。法人は相手にしても、その中にいる個人を相手にしている意識が皆無になってしまう。その点、今回のようなお仕事は法人とは言っても個人を相手にしているので、気持ち的な部分が随分違う。

もちろん個人のお手伝いレベルと本当の仕事は違う。だが、もうちょっと人に近い立場で仕事をする方が僕には合ってるんじゃないか、そんな事を考えてしまった。まあ、理想と現実は違うが、目指すものがちょっとはっきりしてきたかもしれない。

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