2020年モデルiPhone「iPhone 12シリーズ」と共に、Appleのスマートスピーカー「HomePod mini」が発表された。
発売中の「HomePod」のエントリーモデルに該当し、コンパクト化と共に価格が安くなったのが特徴。
実は、ブログでは全く紹介していなかったが、2020年1月にHomePodを購入した。
紹介記事を書いていない地点で「察してください」という感じだが、おすすめしづらかった理由の1つが「価格」だったので、「HomePod mini」の可能性含めて考察してみようと思う。
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「HomePod mini」の概要
「HomePod mini」はAppleが販売する、スマートスピーカーの1つ。
- Amazonの「Echoシリーズ」
- Googleの「Google Nestシリーズ」
のライバルにあたるモデルで、機能的には、主に以下を有している。
- 音声アシスタント「Siri」搭載
- スマートホームハブ
- スピーカー機能
- 2台以上接続することで、「ステレオペア」に設定可能
上の2つは、Amazon・Google製品でも同様の機能があり、多少の違いがあってもできることに大差はない。
スピーカーとしての「音質」にこだわったことが最大の特徴
iPhoneの音楽を再生するのはもちろん、2台接続してステレオスピーカーとして使えたり、AirPlayを通じてテレビの音声を再生したり……。
とにかく「音質」にこだわった結果は価格にも反映されており、「HomePod」の値段は、2024年9月現在でも「36,080円(税込み)」とスマートスピーカーとしては圧倒的に高い。
HomePodと比較した最大の違いは「価格」
では、HomePodと比較して何が違うのか。
スマートホーム機能にほとんど違いはない。
違いはスピーカ-機能
空間認識機能・Apple TV 4Kを使ったホームシアターが非対応となり、サイズが小さくなったことで「音質は低下」している。
ただ、音質が悪いわけではなく、「13,068円(税込み)〜」という価格は、HomePodと比較すれば安いが、それでも他社製品と比較したら高い部類になるだろう。
エントリーモデルと考えた場合、「Google Nest Mini」が直接のライバルになるが、価格差は2倍なので、音質はそこらのスマートスピーカーとはわけが違う。
HomePod最大の欠点は「ディスプレイがないこと」
冒頭にも書いたが、実はHomePodを持っている。
ただ、正直ほとんど使っていない。
セットアップなどは「Apple Watch」と同じような流れで、よくできている。
ただ、肝心の「スマートホーム」としての使い勝手が悪い。
思うに、Siriの頭が悪いというより、ディスプレイがないことの欠点の方が大きいように感じる。
僕は自宅で「Google Nest Hub」を主に使っているのだが、音声の指示内容が「画面に表示される」というだけで、使い勝手がかなりよくなるからだ。
音質の良さを実感する機会が少ない
また、HomePod最大の特徴である音質も、メリットを体感する機会が少ない。
音はビックリするくらい良い
しかし、今は音楽を聴くとき「AirPods Pro」など完全ワイヤレスイヤホンを使うことのほうが多い。
結果、僕自身のライフスタイルとして「スピーカーから音楽を流すこと」がなくなったので、HomePodの特徴が活かせない。
こういう方は結構多いんじゃないかと思う。
「HomePod mini」に期待すること
結果「HomePod」はほぼ持てあましてしまい、子どもが音楽を聴くときに使うくらい。
気軽さに欠ける
というのがHomePodの欠点と感じることもあるので、「HomePod mini」でもう少しユーザーが増えることを期待したいものだ。
個人的には、やはりiPhone・MacなどApple製品を多く使っているので、スマートホーム系もAppleに統一したい。
「HomePod mini」は、音楽よりスマートホームの母艦として、進化して欲しいなと思っている。
終わりに
「HomePod」はApple製品としては久々にでた「問題児」。
やはり「音楽体験」にフォーカスしていることが、ユーザーに受け入れられない理由だろう。
あと、値下げされても「3万円以上」というのは、ハードルが高すぎた。
iPhoneとの連携など、使い勝手の部分は問題ないので、スマートホームやSiriなど音声アシスタント機能が充実してくれたらよいなぁと思っている。
1万円程度で買える「HomePod mini」が、Appleのスマートホームを盛り上げて欲しいと願っている。