先日かなり久々にデジカメを購入した。富士フィルムの「XQ1」という機種で、先月の岡山スマホユーザー会で話題になったカメラだ。
この時、実機を色々触ってやはりいいものだと判断。購入に踏み切った。
その理由などを紹介してみる。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
購入の経緯
前提条件として、僕はカメラの性能とか設定にそれほど詳しくない。
一眼レフとかでよく聞く、絞りとかホワイトバランスとか言われても「?」って感じだ。今まで使っていたカメラはSONY NEX-5(初代)なのだが、正直あまり使いこなしたとは言えない。
そんな事もあり、ここ数年よく聞くようになった「高級コンパクトデジタルカメラ」に興味を持ち、以前こんな記事も書いたことがある。
この時はRX100M2かGRかで悩んでいたのだが、前者は少し重いことと起動が遅いこと、後者は単焦点であることがネックで購入には踏み切れなかった。
そして2カ月ほど前、子供を連れて電車でお出かけしたことがあったのだが、これがまあ大変。普段は車移動中心なのであまり考えなかったが、乳幼児を連れて移動すると荷物が非常に多いし、抱っこしたりすることもあるので、「重いカメラ」というのは致命的だった。
でも、お出かけにカメラは必要だし、どうせ撮るなら多少でも高画質で撮りたい。スマートフォンのカメラも随分高性能になったが、やはり越えられない壁はある。
そういう意味で、いわゆるコンデジには興味がなくて、コンデジだけど画質が良くて軽いカメラを探して、XQ1の存在を知った。
FUJIFILM XQ1に惚れた理由と子育て家庭としての選定ポイント
値段が3万円台前半まで落ちていたRX100と最後まで悩んだが、FUJIFILM XQ1を選択した理由は以下だ。
- 約200グラムと軽量
- RX100の1インチ程ではないが、センサーが大きく高画質でしかも明るい
- 起動が早い
- ストラップホールが2か所ある
- 家族みんなが簡単に使える
- Wi-Fiに対応している
【理由1】約200グラムと軽量
1つ目はスペック通りの話だ。
RX100シリーズは現在RX100M3まで世代を重ねているが、どんどん重くなっていて、手に取るとその違いははっきりとわかる。RX100はずっしりと重い(それが魅力ともいえるが)。逆に、XQ1は持ち歩くことが苦にならない重さだ。
【理由2】RX100の1インチ程ではないが、センサーが大きく高画質でしかも明るい
2つ目はある意味妥協ポイント。
画質を取るか、軽さを取るかで後者を選択したわけだが、少なくともスマートフォンのカメラよりは圧倒的にきれいで明るく広角だ。いわゆる背景ボケの写真だって、撮影できる。
【理由3】起動が早い
3つ目は使ってみないとわからない部分。
特に子供の写真を撮る時はシャッターチャンスを逃したくない。使う時すぐに起動して欲しいし、フォーカスや撮影速度も速い方がいい。これに関してはXQ1はRX100より圧倒的に速かった。
【理由4】ストラップホールが2か所ある
4つ目は子連れで移動して重要と感じた部分。
デジカメにはストラップホールが大抵ついているが、コンデジの場合1か所というのが多い。一眼レフだと2か所が普通だが、XQ1はコンデジなのに2か所付いている。これだと首にかけた時の安定感が高いし、撮影する時の流れもスムーズ。地味だけど大きな違いだ。
【理由5】家族みんなが簡単に使える
5つ目は一眼レフ使って実感した部分。
最近はカメラ女子なんて言葉もあるが、やはり一眼レフは女性にはハードルが高いし嫌煙される傾向にある。理由はゴツイこと、デカイこと、重いことだろうか。少なくとも我が家では、NEX-5を嫁はほとんど使おうとしなかったし、僕の母親(おばあちゃん)なんて最初から無理だといわれる。
やはり子供がいる場合、少なくとも1台は家族全員が簡単に撮影できるカメラが必要だと思った。
【理由6】Wi-Fiに対応している
最後は僕の趣味。
といってもXQ1ではWi-Fi経由で、スマホやタブレットに画像が転送できるだけ。理想はSONYのデジカメのように、Wi-FiやNFCで接続しスマホからシャッターが切れたら最高だったのだが、まあそこまで贅沢は言うまい、、、
これだけの機能を満たしてくれるカメラはそう多くない。僕にとってはまさに「理想のデジカメ」だと思った。
製品の外観と同時に購入したオプション
というわけでついに購入したXQ1。
ところが、次期モデルの発売が近く生産終了になっているのか、どのお店でも特にブラックが品薄傾向。とりあえず、カメラのキタムラで注文したのだが、幸いなことに数日で到着した。
価格は27,000円(税込)。
実は価格がかなりこなれている事も購入のポイントだった。
本体が小さいので、箱もコンパクト。
当然本体もコンパクト!
NEX-5利用時の最大の不満だった、モードダイヤルももちろんある。
バッテリーはガラケーのバッテリーかと思うくらい小さい。その分駆動時間も短いが、余程の事がない限り使いきることはないだろう。
micro-USBによる充電もできるので、モバイルバッテリーがあればさらに心配する必要はなくなると思う。
カメラとは別にAmazonで購入したアクセサリーは2つ。
1つはネックストラップ(ニコン製w)。
もう一つはSDカード。
ネックストラップ。何の変哲もないストラップだが、これで十分だ。Amazonでは700円くらい。
SDカードはclass10の32GBで、これでも今や2,000円弱。
XQ1/SONY NEX-5(初代)/iPhone 6の実写画像比較
撮影者の腕があれなので、あまり参考にならないかもしれないが、今までメインで使っていたNEX-5とiPhone 6との実写画像を載せてみる。
※全てオートで撮影
XQ1
カメラに詳しい人曰く、富士フィルムは特に肌色の質感など、自然な発色が魅力といわれるが、確かにその通りだなと思った。肉眼のイメージに一番近いのはこれだ。
さらに、マクロよりにするといわゆる「背景ボケ」写真も撮れる。
SONY NEX-5(初代)付属の標準ズームレンズ
発色とか、細かい部分はさすがミラーレス一眼という感じ。だけど、思ったほど劇的にきれいというわけでもない。
まあ4年前の機種と比較するのもあれかもしれないが、、、
iPhone 6
iPhone 6の画質にもある意味驚いた。正直、十分過ぎるくらいの画質だ。
これだけの写真が撮影できるなら、普段使いでコンデジなんて不要だなと思った。
終わりに
というわけで、一時中断はしていたが、検討から約半年かけてようやく理想といえるデジカメに出会うことができた。このカメラがあれば、ブログ用の画像も少しはましな写真になるかもしれないw
次にカメラを買うとしたらもう少し子供が大きくなって、運動会とかで撮影するようなシーンが増えてきた時だろう。その時こそは本気の一眼レフを買うことになるかもしれない。
それまでは今回購入したXQ1を大事に使っていこうと思う。
カメラの関連記事
2020年時点では、以下のカメラを使用しています
機種名 | 用途 | 記事 |
---|---|---|
SONY RX100M3 | 持ち歩き用 | →レビュー記事を読む |
SONY α6000 | WEBメディアでの取材用 | →レビュー記事を読む |
SONYのカメラは、ユーザーが多く、ソニーストア購入による「ワイド保証」が充実しているため、素人の僕でも使いやすいと思います