2019年3月6日、Microsoft 品川本社で行われた、Touc&Tryイベントに参加してきた。
今回のイベントでは
- ノートPCが解き放つ学生の創造性
- SurfaceシリーズとMacbookシリーズの比較
- クリエイターのためのSurface Headphones
の3つのポイントを中心に、Microsoft製品のアピールポイントを紹介してくれた。
こういったイベント参加は初めてだが、面白い体験ができた。
今回は、その中から「これは面白い」と思ったものを、いくつか紹介する。
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ノートPCが大学生にクリエイティビティを与える
先日Microsoftは、SurfaceのCMとして、とても印象的なものを公開した。
Twitterなどでも話題になったが、「大学生に、ノートPCはいらない。」というものだ。
今回のイベントで最初に触れられたのが、このCMについてだ。
若者のPC離れはホント?実際はスマホとPCの二刀流に変化
若者を中心に、PCを使わなくなってきたというのは、よく聞く話だ。
そこでMicrosoftは、本当に若者がノートPCを使わなくなったのか、調査した。
その結果は、PCを使わなくなったのではなく、スマホとPCの二刀流に変化していた。
確かに、SNSやチャットなど、スマホで完結するシーンは多くなったと思う。
しかし、大学のレポート作成などで、85%の若者(18~23歳)が、ノートPCを普段から使っている。
また、遊びのシーンでも、SNSの写真の加工などで、ノートPCを使っている若者がいることが、アンケート調査で見えて来た。
多くの学生が2〜3年でPCでの買い替えを検討
若者が、自分のPCを持つタイミングの1つとして、大学入学というのは多いと思う。
どこで買うかというと、
- 大学の生協
- 家電量販店の新生活キャンペーン
などで買うことが多い。
そして、52%もの学生が、2〜3年後に買い替えを検討している。
どうしてこんなにも早く、買い替えを検討するかというと、自分にあったPCを買えていないというのが大きい。
「とりあえず、大学入学に合わせてPCは買ったが、よくわからず買った」という学生は、多いようだ。
Surfaceは、学生の創造性を解き放つ
そんな現状を知って公開したのが、今回のCMだった。
Microsoftは、大学生が初めてPCを買うときに、自分に合ったPCを買って欲しい。
その1つとして、Surfaceを推している。
Surfaceといえば、
- 2 in 1でタブレットにもなる
- Surface ペンによる手書き入力
- 軽くて持ち運べる
といったメリットがある。
こうしたメリットを活かして、学生の創造性を解き放ちたいというのが、Microsoftの想いだ。
そんな学生が、少しでもSurfaceを手に取りやすいよう、Microsoftは「学生優待キャンペーン(学割)」も行っている。
学生にとって高い買い物でもあるPCを、少しでも買いやすくするものだ。
モビリティとクリエイティビティに優れたSurfaceシリーズ
Microsoftは以前から、自社ブランドのSurfaceシリーズを、展開している。
そんなSurfaceシリーズと比較されるPCといえば、やはりAppleのMacシリーズだ。
これは、今回のイベントでも大きく取り上げられたトピックだった。
外出時でも安心なLTE搭載モデル
現在、PCを使う上で、ネット接続は、必須といってもいいくらいだ。
外出先でノートPCを使う時に気になるのは、やはりネット環境だろう。
たしかに、Free Wi-Fiやテザリングは普及してきたが、100%いつでもあるわけではない。
Surfaceシリーズには、LTEモデルが存在する。
外出先でノートPCを使う人にとって、これは大きなポイントになる。
僕も以前、Wi-Fiモデルのタブレットを持っていたが、ネット環境を用意するのは面倒で、それ以降は必ずセルラーモデルを使っている。
ちなみに、これはMicrosoftが実際に踏査テストしたSIM一覧だ。
クリエイティビティを重視したSurface Bookシリーズ
Surfaceシリーズの中でも、ハイエンドモデルに位置付けられるのが、Surface Bookシリーズだ。
そんなSurface Bookシリーズがだ、純粋なスペックを比較すると、Macbook Proシリーズと、大きな差は感じない。
では、Surface Bookシリーズの何が強いかというと、モビリティを意識したクリエイティビティだ。
それは、バッテリーライフを比較すると、よくわかる。
Macbook Proシリーズが10時間程度なのに対し、Surface Bookシリーズは17時間を誇る。
Surface Bookシリーズが、1.64kgと少し重い理由は、このバッテリーライフを、実現するためだ。
もちろんSurface ペンなども利用できるため、普段のクリエイティブな作業を、外出時でもバッテリーを意識せずに行える。
このレーダーチャートを見れば、いかにクリエイティビティを意識しているか、わかりやすい。
Surface Headphonesはユーザーが作業に集中できるヘッドホン
もう一つ面白かったのが、Surface Headphonesについてだ。
実はMicrosoftは、Surface Headphonesというヘッドホンも発売している。
店頭の展示品が少ないので、あまり見かける機会も少ないが、実際に触ってみると「これは欲しい」と思った。
通常、ヘッドホンといえば、音質の良さや、つけ心地などが重視される。
そんな中、Surface Headphonesはいかにクリエイティブな作業に集中できるかに特化したヘッドホンだ。
細かい気遣いで作業を邪魔しない
作業中に音楽を聴く人は多いと思うが、ヘッドホンが邪魔に感じるシーンはある。
例えば、
- 外した時に音が鳴りっぱなし
- コードが邪魔になる
といった感じだ。
そういった細かい部分に、Surface Headphonesの気遣い設計がされている。
例えば、Surface Headphonesを外すと、自動で音楽の再生を停止してくれる。
その都度、ミュージックアプリを操作しなくて良い。
また、Bluetooth接続する事で、ワイヤレスヘッドホンとして利用することも可能だ。
作業中や、ちょっと席を離れる時でも、コードが邪魔にならない。
より直感的なダイヤル操作
最近のヘッドホンには、音量などのコントローラーが、内蔵されたものが多い。
Surface Headphonesもそうなのだが、ボタンではなくダイヤルで操作するようになっている。
これが、Surface Headphonesの1つ目のポイントだ。
通常、音量を変更するには、ボタンを連打しなければならない。
しかし、ダイヤル式であれば、より直感的に音量を変更できる。
他にも、様々な操作が可能だが、耳元のボタンを手探りで探さないで良いよう、タッチセンサーとなっている。
周囲の音が聞こえるノイズキャンセラー
通常、ノイズキャンセラーといえば、「周囲の雑音を消す」ための機能だ。
Surface Headphonesにも、ノイズキャンセラーが内蔵されているが、一味違った。
なんと、逆に、周囲の音がはっきり聞こえるのだ。
これも、気遣いの一つだ。
ノイズキャンセラーは、音楽に集中できる反面、屋外などで使っていると、周りの音に気づけないという、危ないシーンもある。
しかし、Surface Headphonesのノイズキャンセラーは、13段階で調節可能。
これで、シーンによって周りの音をシャットアウトして、集中することもできれば、逆にヘッドホンを着けたまま出かけても、安全に生活できる。
もちろん、これもダイヤル操作で可能だ。
終わりに
今回のイベントは、僕にとって初めてとなる、メーカーの製品紹介イベントだった。
普段から、PCなどのネット上のレビュー記事などは、よくチェックしたりする。
しかし、今回のようなメーカー自身の話を聞くと、一般には伝わりきっていない、製品の良さなどに、触れることができた。
実際、Surface Headphonesは欲しくなってしまった。
やはり、メーカー自身だからこそ理解している、製品の良さというのはあるようだ。
今後こうしたイベントに、参加する機会があるかわからないが、もしあれば、また参加してみたい。