2011年もあと数時間で終わりと言うことで、今年の最初に立ててた目標的なものと共に、振り返ってみる。今年の目標としては以下を挙げていた。
①体調を戻す
②仕事について考える
③通販サイトを何とかする
④Macユーザに戻る
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①体調を戻す
今年の最初はうつ病による休職中と言うことで、これがまず一番だった。仕事は4月に復帰して、以来は休むこともなく働けている。ようやく普通に働けるようになるまで、復帰から約3ヶ月、さらに昔と同じ感じになったと思えたのはここ数ヶ月。そういう意味で、うつ病というのは元に戻るまで本当に時間がかかる。僕もまだ通院しているので、完全に治ったとは言えないが来年も再発だけは注意したい。
②仕事について考える
正直言うと、2年間の関東暮らしを経て戻ってきた岡山ってつまらなかった。それは、環境的な面（お店とか）でも仕事という意味でも。去ってから分かる魅力という感じで、「また東京に行きたい」という思いが強く、すなわち岡山にいるのが嫌だった。そんな中で、漠然と思っていたのは転職だったんだが、あの時にこの思いのまま行動しなくて良かったと今は思っている。今はこの会社でできる事、岡山（＝地方）でこそやりたいことが見えて来たので、まずはそれを頑張りたい。
病んでる時には転職みたいな大きな決断はなるべく先送りにした方が良いと言うけど、本当にそうだなって思う。
③通販サイトを何とかする
この通販サイトというのは、友人が残したサイト（羽毛布団.com）を指してるんだが、何とかなったかというと道半ば。ただ、一応サイト維持の固定費用を減らし、リニューアルまではできたのでとりあえずは足場作りまではできたかなという感じ。
④Macユーザに戻る
完全に戻った！
何せ今年買ったApple製品こんだけあるしｗ
スティーブ・ジョブズが亡くなるという悲しいニュースもあったが、まだしばらくAppleの勢いは続くと思うので、まだまだお世話になりそうだ。
今年の総括として、個人的にはやっぱりうつ病からかなり復活出来たことが大きい。病気というのはサラリーマン的にはマイナスになるだろうが（事実今年の年収はかなり下がったし、会社の評価も下がった）、得られたものも多かった。それは、
・今まで気づけなかった、人の苦しみ（＝同じような悩みを持つ人）に気づき、多少なりとも思いが共有出来るようになった
・特に休職期間はここ数年さっぱりやっていなかったIT技術・製品・サービスを学ぶきっかけを得る事が出来た
どちらも、一人の人間・一人の技術者としては貴重な時間だったと思っている。
あと忘れてならないのは東日本大震災。
岡山ははっきり言って全く被害は無かったし、その後の計画停電・放射能問題などの影響もほぼ無かったと言える。なので、被災者の思い・苦労は到底想像がつかないのだが、今年のテーマとも言える「絆」を強く意識するようになった。学生時代の友達・会社の同僚・ネット上の友達、人は集団の中で生き、色んな人を支え・支えられて生きている。
ネットや個人用のIT端末が普及する中で、メールやSNSなど電子的な繋がりは増えたかもしれないが、リアルな人付き合いって案外おざなりになっていた気がする。そんな時に起こった大震災は、IT端末やSNSもやはりツールであり、本当に重要なのはリアルな繋がりだと感じた。リアルな付き合いの延長としてのSNS（日本ではこれまでネットと言えば匿名。ネット特有の世界というのが強かったと思う）。これが今後のテーマじゃないかと個人的には思っている。
あと、東京一極集中というものの危険性。
実際首都圏に住むと、全てが集中しているのはビジネス的にも消費者的にも便利だというのを実感する。ただ、その裏に潜む危険性が露呈したのが東日本大震災だったんじゃなかろうか。影響が多かったとは言え、被災地の中心ではない。にも関わらずあのパニック。あれが、もし首都圏直下型地震とかだったらと考えると、本当に恐ろしい。
上で書いたように、東京にまた行きたいという思いを強く持っていたが、この事があってから正直東京に住むのは怖いと思うようになった。何もなければあと30年以上はある人生で、都会に行って最前線で頑張って見たいという思いと、地方でゆっくりやっていけばいいじゃないかと言う思い。その思いは今でも交錯している。家にしても田舎者なので一戸建て神話が強かったが、耐震って意味じゃマンションの方がいいんじゃないかとか、様々な考えが変わった瞬間だ。
当然結論がすぐにでる話ではないんだが、東日本大震災の件を踏まえて思っているのは、まずは被災地にできる事をする。そして、決断ごとは待ちの姿勢で、あと1年くらいは先送りにするということだ。まっ、被災地にできる事って現実問題として今は募金くらいしかしていないのだが、地震から1年経つまでにまずは東北に行ってみたいと思っている。それが、来年1番最初の目標的なものかもしれない。
長々と書いたが、数年間休んでいた当サイトも復活して、コメントやTwitterなどで様々なコメントをいただいたりして、まだネットにも居場所があったなと実感できた。本当に感謝しているし、ブログというかWEBで文章を書くというのは僕のライフワークのようなものだとよく分かったので、来年もお付き合いいただけたらと思います。
それでは、今年は大変お世話になりました！
みなさん良いお年を！！
