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【裏技】ANAマイル交換で国内線特典航空券を確実に予約する方法

クレジットカードなどの利用でマイレージを貯めている人は結構多いと思う。

僕もそのパターンで、長年ANAマイルを貯めている。元々はアイドルオタク活動で主に東京への遠征費削減が目的だったが、近年は東京の友達に会いに行くために、年1回程度使っていた。

ところが2013年1月に長男が誕生。
子育てなどで忙しいため、マイルを使う機会が激減した。行きたい気持ちはあっても、行く時間と余裕がない。結果、2015年辺りからどんどん失効するようになってきた。

そして2016年1月末にも5000マイルほど失効が迫っていたのだが、4月3日にどうしても東京に行きたかった。だが、特典航空券の予約はご搭乗2カ月前の同一日午前9:30から搭乗日4日前と決まっている。

つまり、2ヶ月前とは2月3日となりマイルが失効してしまう。しかし、何とかこれを使いたい。

というわけで、予約変更を駆使した小技を使うことにした。これ、特に羽田空港発着便など取りにくい路線を確実に抑える、有効な方法でもあると思うので紹介しようと思う

ポイントは3つある。

なお、この記事ではANAの場合として記載しており(僕がANAマイルを貯めているため)、画面イメージなども全てANAとなるが、JALにおいても制度的には全て同じと認識して問題無い。

この記事の掲載内容は、2020年12月29日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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今回の旅行日程

  • 2016年4月3日(日)に東京
  • 余裕があれば前泊したいが、恐らく日帰り
  • 岡山空港←→羽田空港の往復
  • 岡山→羽田は朝一の便
  • 羽田→岡山は15時以降の便

という感じの日程となる。
2016年2月現在、岡山-羽田間は1日6往復運航されている。

国内線の特典航空券は利用者の多い羽田発着便が一番取りづらいが、その中でも日曜日の昼から夕方の便は取りづらい

旅行で帰るにしても、出張等で前泊するにしても、目的地に19時くらいには着いて、深夜にならないうちに帰宅したいと皆が思うからだと思う。

ANA国内線特典航空券の予約方法

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ANA国内線特典航空券は、

  • WEBサイト(PC・スマホ・ガラケー)
  • 電話

の2パターンで申し込む事が出来る。オペレーター経由の方が有利とかそういうものは無いため、基本的にはWEBで申し込む人が多いかと思う。

で、今回僕は1月27日に特典航空券の申込みを行った
上手くゲットするポイントは大きく分けると3つだ。

  • 予約変更可能期間
  • 復路の予約開始時期
  • 予約変更が簡単なので、キャンセルが発生しやすい

ANA国内線特典航空券の予約可能期間

ANA国内線特典航空券の予約はWEB・電話関係無く、以下の期間申込み可能と決まっている。

ご搭乗2カ月前の同一日午前9:30から搭乗日4日前
※プレミアムクラスがダイアモンドの場合は更に14日前
※ダイアモンドの人は少ないため、以降はダイアモンド以外の方を前提に記載

つまり、真っ当に行くなら4月3日に搭乗するなら、2月3日に予約する必要がある。それじゃないとダメだって思っている人結構いるんですよね。

何故かといえば、僕がそうだったから。
飛行機は正規料金は非常に高く、普通は特割・旅割などの早期予約割引で購入するため、「変更=手数料発生」みたいなイメージが染みついてしまう。

だが、特典航空券の予約は期間内なら何度でも出来る

この事を知っているか否かで、柔軟性は全く変わる。やったことは無いのだが、理論上は当日でも変更は可能と言うことだ。

急な予定変更だって当然あるからだ。で、変更可能な期間(=特典航空券の有効期限)は、発行日の翌日から90日間となる。

具体的に言えば、今回のケースだと、

発行日 有効期限
2016年1月27日 2016年4月27日(1月28日から90日後)

となる。この間の変更は自由に可能だ。
※日にちによって必要なマイル数が異なるため、それによる差分は発生する

復路は14日早く予約が可能になる

そして、もう1つ大きなポイントは、往復または2区間以上利用する場合の復路の扱い。

ほとんどの場合は、往復で予約すると思うので(行きは飛行機、帰りは新幹線か高速バスとかしない限り)、この事は知っておくと便利だ。

それは、

復路または第2区間目以降の搭乗日が、往路便(第1区間目)予約取得日の2カ月後の同一日から14日以内

なら予約可能と言うこと。

文字で書くと分かりづらいがこういう事だ。
例えば2016年1月30日 午前1時に予約をする(または変更する)場合、2ヶ月後とは3月30日だが、復路としては

復路搭乗日の2ヶ月+14日前なら予約可能
予約可能な飛行機
2016年4月12日の便まで予約が可能となる。
※午前9時30分以前のため、1月29日扱いとなっている

1日でも早いと取れない
2カ月後の同一日から14日以内
2016年4月13日の便は予約不可
※午前9時30分以降は4月13日まで予約可能

14日後というのがとても重要。

まとめると、

予約申込日 時間 復路予約可能日最大
2016年1月29日 午前9時30分以降 2016年4月12日
2016年1月30日 午前1時〜9時29分 2016年4月12日
2016年1月30日 午前9時30分以降 2016年4月13日

という感じになる。
今回はこの制度を上手く利用するわけだ。

マイルを失効させないために僕が取得した特典航空券

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というわけで2016年1月27日に僕が取得した特典航空券はこれだ。

前述の制度を利用して、復路は旅程である4月3日の航空券を抑えた

ただ、往路は3月26日としている。はっきりってこれは適当

いつでも良くて、目的は、

  • 2016年1月末で失効するマイルを1月中に使う
  • 比較的取りにくい、休日夕方の羽田便を抑える

ということにある。とりあえずこれで最低限の目的は達成。

そして、2016年2月3日が来たら、往路の飛行機を4月3日に変更するというわけだ。

往路の予約を変更して旅程を完成させる

そして、2016年2月3日に往路の飛行機を変更する。

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この予約のうち3月26日の分を4月3日に変更。

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幸いな事にどの便でも予約が取れた。

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というわけで予定通り4月3日の朝一の便に変更。

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この時、3月26日はハイシーズン(必要マイル数が多い)、4月3日はローシーズン(必要マイル数が少ない)と違いが出たが、差分については手数料など無しで払い戻しされた。

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こんな感じだ。
なので、日程の変更によって必要マイル数が変わっても、特に心配する必要は無い。

目的の日に特典航空券を確実に取得する方法のまとめ

というわけで、目的の2016年4月3日の岡山-羽田の往復特典航空券が確保出来た。
ポイントとしては3つに分類される。

  • 帰る日(復路)の2ヶ月+15日前の午前9時半から予約できる
  • 特典航空券の予約は何度でも変更可能
  • 予約が何度でも変更可能なので、キャンセルで空きが発生しやすい

1番重要な事はここまで説明してきたとおり1つ目だ。
今回の例で言うと、2016年4月3日に帰るので、復路の航空券は2016年1月19日の午前9時半から実は取得出来てしまう。

だが、2つ目と3つ目も重要な事だ。これで気軽さが全く変わる。
そして予約が簡単に変更できると言うことは逆に、頻繁に予約を変更する人がいる、ということも意味する。
予約しようとした日に空いていなくても、数日後に見ると空いていたりする。

あと、1週間前とか搭乗日が迫った時も案外空いていたりする。

国内線特典航空券は取れなくてもすぐに諦めないのがお勧め

JALが経営破綻していた時期は特にANA特典航空券は取りづらく、2ヶ月前に予約しているのに何でもう無いの?って思う人もいたと思うが、実はその2週間前から既に押さえられているのだ。

なのだが、急な予定変更でキャンセルとかする人がいるので、特に国内線は最初見た時空きがなかったからと言って、すんなり諦めない方がいい

国際線はガッチリ予定を組んでいる人が多く、そもそも特典航空券の枠も少ないため、キャンセル狙いは極めて難しい。人気のハワイ路線なんて争奪戦だ。だが、国内線はGW・年末年始などの超繁忙期を除き、直前でも案外取れたりする。

その中では、特に羽田発の航空券は取りづらいので、地方在住の人はここをいかに早く確保するかがポイントになる。

これを知っておくだけで、目的の日程で国内線特典航空券をゲット出来る確率はグッと上がる。

というか、僕はこの作戦を使って予定通りに取れなかったことはほぼ無い
あるのは予想外に岡山発の特典航空券が埋まっていた時だけで、その回数は1回か2回だ。羽田発に比べたらハードルは低い。

終わりに

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マイレージを集めている人にありがちなのが、貯めることが目的になって、使う事が疎かになること。

マイレージ含めてポイント制度は、基本的に運営会社のサービスという位置付けなので、制度はコロコロ変わる。なので、目的を達成したらさっさと使うのがお勧め

実はマイレージを使う上で最もコストパフォーマンスが高いのは、国際線のCクラス(ビジネスクラス)。一例で往復の特典航空券を獲得するために必要なマイル数を、観光目的で一番多いであろう、ハワイに行くケースで比較すると、

区間 種別 必要マイル数 通常価格
岡山-羽田 国内線 12,000〜18,000 約35,000円
東京-ホノルル 国際線エコノミークラス 35,000〜43,000 約100,000円
東京-ホノルル 国際線ビジネスクラス 60,000〜68,000 約250,000円

特に国際線航空券の価格は時期や予約時期で変動するが、大体感覚的にはこれぐらい。1マイル当たりのコストパフォーマンスって意味では国際線Cクラス(ビジネスクラス)が圧倒的。

なのだが、今の僕のように子どもが小さいとか、海外にはいきたくないとか(僕は行きたいけど)、様々な事情で国際線に興味がない人も多いかと思う。

そういう人にとって、国内線特典航空券はマイルの利用目的として一番有効なので、この方法を活用して折角なら行きたい日・時間の飛行機を確実にゲットして欲しいと思う。

そして、最後になるがこれはマイルの有効期限対策としても少しだけ有効。
今月末でマイルは失効するけど、3ヶ月後なら利用予定があるって話なら、日程は適当でも特典航空券を確保して、後で変更すればいい。

参考になればと思います!

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