引用元:鈴木愛理さんのツイート
2018年6月20日はモーニング娘。’18のコンサートに行ってきました。
1ツアーで2回以上見に行くのは久しぶりです。
これがそもそもの参加理由だったんですが、その後12期メンバー尾形春水さんの卒業が発表されます。
というわけで、僕自身としては3回目(2004年の安倍なつみ、2005年の石川梨華)、13年振りに参加した尾形春水卒業コンサートの感想を綴ってみます。
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卒業コンサートの流れ
「ファイナル 尾形春水卒業スペシャル」と銘打たれていますが、基本はツアーファイナルなので、セットリストは同じです。
僕がみた香川公演と同じく、プラチナ期楽曲を中心としたBパターンのセットリストでした。
セットリスト的な大きな違いは、アンコール以降で、
- アンコール開けに、尾形春水からのメッセージ
- 卒業ソングとして「涙が止まらない放課後」をソロで披露
- 卒業セレモニー
- 最後の曲が「青空がいつまでも続くような未来であれ!」
という感じになってました。
最後の曲が「青空がいつまでも続くような未来であれ!」というあたり、このツアーは基本的にプラチナ期の曲が中心だったのかなと思いました。
大規模ライブを久々に見て感じたライブの魅力
今回僕は、卒業コンサートというより、
デカいライブが久々に見たい!
という思いがあって参加しました。
武道館のライブは、2005年の石川梨華卒業コンサート、
アリーナクラスのライブとしても、2009年の横浜アリーナハロプロコンサート以来でした。
- 会場を埋め尽くすサイリウム(キンブレ)
- センターステージ
- 「特別感」のある演出
座席の良し悪しを超える、大きな会場でないとなかなか得られない『ライブ感』がそこにあって、本当に楽しかったです。
正直、小規模ライブハウスのライブに飽きてきてました。近くで見られるのは嬉しいですが、近くで見る以外の楽しみが見いだせなくなってました。
僕にとってのライブって、こういうものなんだなって思いました。
尾形春水卒業コンサートのハイライト
【ライブレポート】「今この瞬間がとっても幸せ」モー娘。尾形春水、笑顔の卒業公演(写真10枚) #morningmusume18 https://t.co/jYpaSojC26 pic.twitter.com/8FbGuF2Cbn
— 音楽ナタリー (@natalie_mu) 2018年6月21日
卒業コンサートということで、卒業セレモニーとかがやはりメインになるんですが、それ以外で気になったことを簡単に紹介します。
『Help me!!』がかっこよすぎた
今回のライブはメドレー曲が多く、その他の楽曲もフルではなくいわゆるテレビサイズが多かったです。
そんな中、「Help me!!」はフルで披露されていたんですが、武道館ではセンターステージでパフォーマンスしてました。
僕はアリーナA1ブロックという、ステージに向かって左側前方にいたので、センターステージは真横 or 後ろから見るような感じになったんですが、これが新鮮!
フォーメーションダンスを違う角度でみると、すごく格好いいんですよ。
そのあとの「愛の軍団」までの流れ含めて、最高でした。
これだけで武道館まで足を運んだ甲斐がありました。
13期メンバー加賀楓(かえでぃ)のスタイルが良すぎる
足が長いにも程がある加賀楓さんです pic.twitter.com/UklOdxPhBo
— ?歩む? (@ayumudayo_n) 2018年6月22日
前述の通り、武道館ではアリーナA1ブロック左端にいたので、メインステージからは遠かったです。
ですが、時々ステージの袖に来てくれますが、その時はかなり近いんですね。
推しメンロックオンとかする歳でもないし、基本は目の前の人を見るスタンスで、初めて加賀楓(かえでぃ)を近くで見たんです
2018年時点のモーニング娘。メンバーで、スタイルの良さを売りにしていると言えば、グラビアなどでもお馴染み12期メンバー牧野真莉愛さんです。
ほんとにスタイルいいんですけど、これはまあ知ってるわけです。
で、かえでぃ。
全然知らなかったわけで、、、
ビックリするくらいスタイル良くて驚きました。身長もかなり高くて、モデル体型ですよ。
驚きました。
ちょっと埋もれちゃってますが、もったいない感じしましたね。
かわいかった尾形春水
6月20日武道館#モーニング娘。18 #尾形春水 卒業記念コンサート
一人参戦! 号泣
実娘は舞台の稽古で行けず!
実は娘の香衣はモー娘。で はーちんが
一推しでした。行けなくて残念!
帰ったらスカパー録画見ましょう! pic.twitter.com/0SUhGCyh3x— 茂本ヒデキチ (@shinboku) 2018年6月20日
以降は卒業した尾形春水さんに関して。
尾形さん、僕は12期メンバーとして加入した2014年〜2015年頃、文章のトーンとか好きでブログをよく見てました。
ただその後、わーすたにもハマってしまい、徐々に見なくなってしまったんですけど、尾形春水のかわいさってライブパフォーマンスではなかったと僕は思ってます。
- 手紙を読んでいたときの表情
- 佇まい
- 卒業セレモニーでのメンバーとのやりとり
何気ないやりとりのなかにある『自然さ』
これが魅力だったと思うんですよね。
卒業セレモニーの時が、一番かわいかった
かつて、「ハロモニ」という冠番組がありました。
コントしたりして、歌やライブ以外の分野でモーニング娘。の魅力を発掘し発信していた番組です。
今ああいうものがあれば、尾形春水さんはまた違った決断をしたのではないかと思わずにはいられなかったです。
2000年代も2010年代も、ライブ中心にスケジュールが組まれていることは変わりありません。
ですが、
モーニング娘。の魅力はライブパフォーマンス
そう思っている人が、メンバーにもファンにも増えたのは、圧倒的に2010年代だと思います。
今のモーニングってすごいんだぞ
って思ってる人、僕も含めて非常に多く、それがある意味『誇り』みたいなところがありました。
パフォーマンス集団モーニング娘。になれなかった尾形春水
【モー娘。#尾形春水 が卒業❗️】
ファンからの“#はーちん”コールに笑顔で感謝「この瞬間が今、とっても幸せ」未来への前向きな想いを語る✨(?写真 全10枚)https://t.co/bWtPJZOiYa#モー娘 #モーニング娘 #譜久村聖 #飯窪春菜 @MorningMusumeMg pic.twitter.com/LwxYkP5Q7t— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) 2018年6月21日
モーニング娘。と聞いて、2018年になっても未だに、
安倍なつみ、後藤真希、辻加護あたりがいた2000年頃
を想像する人は多いそうです。
いわゆる「黄金期」で、僕はその頃からのファンなのでそれはそれで嬉しいですが、あの当時のモーニング娘。と今のモーニング娘。は全く違うグループです。
「メンバーが違うから当たり前でしょ」
という意見は当然あるでしょうし、それは事実ですが、パフォーマンスレベルが全く違います。
近年のモーニング娘。の武器と言われるのは「フォーメーションダンス」ですが、
- 歌
- ダンス
- MC
- ステージの見せ方
など、どれをとっても、黄金期メンバーより圧倒的に上です。
それもそのはず、黄金期のメンバーはほぼ素人からモーニング娘。メンバーになりました。
多少芸能活動の経験があったとしても、アイドルのステージは未経験って子がほとんどだったんです。
では、今のモーニング娘。はどうかと言えば、
ほとんどのメンバーがハロプロエッグ・研修生など経験者出身
になってます。
- 歌うのが好き
- 踊るのが好き
- アイドルになりたい
- モーニング娘。になりたい
という思いだけでなれるような存在ではなくなっています。
もちろんそういう『想い』が重要なのは、2000年代も今も変わらないんですが、基礎的スキルを有しているかどうかの差は大きいと思います。
素人出身だった尾形春水さん
尾形春水 卒業おめでとう
2014/9/30〜2018/6/20
歌もダンスも未経験ながらここまで努力してきた姿はすごいと思った
笑顔が印象的でみんなの癒しだった
これからは自分の夢に向かって頑張ってほしい! pic.twitter.com/XLfgBMqJDP— まーちゃん'18 (@mm18maachan) 2018年6月20日
今回卒業した尾形春水さんは、そういう意味で昔は当たり前だったけど、最近では珍しい『本当の素人出身メンバー』だったんですよね。
2014年からツアー毎に見てますけど、他のメンバーと比較して成長度合いなど総合的に見ても、劣ってました。
なのでコンサートでは端っこにいることが多いですし、歌唱パートも少なかったです。
10人以上がデフォルトのモーニング娘。において、センターポジション・パートの多さだけが魅力ではないにしても、です。
「12期はポンコツだ」なんて言ったこともあります。
それくらい他メンバーのスキルが高く、それに慣れてしまっていた面があると思います。
モーニング娘。を見る時、いつの間にか『100点』のステージを求めるようになったいたのかも
そんな風に感じました。
アイドルってそう言うのじゃなくて、100点を目指していく過程を楽しむエンターテインメントだったはずなのに。
そもそも、モーニング娘。って『成長過程』が面白いグループだったはずなのに。
歌うのが怖い
という相談したというエピソードをセレモニーで披露していました。
モーニング娘。の核とも言える部分を恐れるってよっぽどだなと思います。
ですが、その辺りからずれてきたのかもしれませんね。
結果、憧れだった、夢だったモーニング娘。になれたはずなのに、違う道を目指す決断をしてしまった。
- 思った以上に好きだった
- あんぽんたん
- モーニング娘。になれたことは、凄いことなんだよ
- 最初のリハーサルより辛い経験はもうないと思う
なんて先輩メンバーの言葉を聞いていると、同期・後輩よりも先輩メンバーの方が衝撃受けたのかなと感じました。
そういう意味で、ちょっとイレギュラーな卒業だったのかもしれません。
卒業ソングは「涙が止まらない放課後」
「涙が止まらない放課後」尾形春水
※途中まで pic.twitter.com/eyFlm4D2QW— ごまさん (@goma201510) 2018年6月20日
卒業ライブのある意味一番注目は、セレモニーやMCよりも、
ソロの卒業ソングに何を選択するか?
です。
メンバー毎に大抵思い入れのある曲があったり、代表曲だったりがあるんですが、尾形さん全然分からなかったんです。
さらに言えば、12期メンバーの代表曲みたいなのも思い浮かびません。
いつもよりも何を歌うかに注目していましたが、選択したのは「涙が止まらない放課後」でした。
この曲は発売時、紺野あさ美さんと道重さゆみさんがメインボーカルだった曲です。
当時最も歌えないメンバーが歌う『シングル曲』
傍目からみても、ハラハラしながら見守ったものですが、今のモーニングではあり得ない曲じゃないかと思います。
意外でしたが、モーニング娘。メンバーとして自分の立ち位置を考えた時に、いい選曲だなって思いました。
どうも、以前バースデーイベントで歌っていたことがあったそうですが、最後のブログ記事に、
Aメロ頭の歌詞にある、
『公園でいつも始まる午後の日曜日です』は毎週土日にいつもコンサートをしていた私にとって、
『公演でいつも始まる午後の日曜日』って意味でした。
ということを書いていて、上手いなって思いました。
言葉選びが抜群に上手い子だったなと改めて思いましたね。
終わりに
尾形春水さんは、ステージを去るとき「ほなね」と定番の言葉を発し、その後戻ってきてマイクを使わず感謝の言葉を残しました。
ほとんど涙を流さず、清々しい感じのする卒業コンサートが終わりました。
久々に見に行った卒業コンサートは、もはや悲しいものではなく、新しい門出を祝う場に変わっていました。
別にそれで良いと思います。
- 卒業するメンバー
- 見送って残るメンバー
それぞれの道が、翌日から当たり前のように始まります。
20周年を迎えたモーニング娘。はこうやって、良いときも悪いときも続いてきました。
パフォーマンスという意味では、劣っていたかもしれませんが、僕に言わせれば最近では一番モーニング娘。らしいメンバーだったと思います。
素敵な卒業公演でした。
尾形春水さん、卒業おめでとうございます。
新しい生活が実りあるものになりますように。
尾形春水卒業メッセージ
私、尾形春水は、本日6月20日をもって、モーニング娘。‘18及びハロー!プロジェクトを卒業します。
人に気持ちを伝えるのが下手くそな私ですが、自分なりに3年9ヶ月の感謝を伝えるため、お手紙を書きました。
きいてください。
15歳の時、モーニング娘。に加入して、右も左もわからなかった私にときに厳しく、時に優しく、
- 愛を持って接してくれたメンバー
- スタッフさん
- 常に1番の理解者で味方でいてくれた家族
- 昔から変わらない、素の私を忘れないでいてくれた友達
そして何より、活動していて大変なこと、辛いこともありましたが、今日まで前向きに頑張ってこれたのは、どんな時も、どんな私でも受け入れて、応援してくださる暖かいファンの皆さんがいたからです。
なので、モーニング娘。として過ごした日々は、一生忘れることのない宝物です。
ありがとうございました。
モーニング娘。の活動から学んだことはたくさんあります。
歌、ダンスはえらそうに言えないけど礼儀や、人間関係など、この活動を通して、いろんな学びがありました。
自分なりに精一杯向き合って、ここで得たことは、今後の人生にも生かしていきたいです。
卒業発表をしてから、ファンの皆さんは私に、
「幸せになってね。」
とそう言ってくれました。
だけど、私はもう、いま、この瞬間、とっても幸せです!!
明日からは別の道へ進む私ですが、この選択が間違いでなかったと自信をもって思えるように、学生生活を通してさらに多くのことを学び、新たな夢を見つけ、頑張ります。
このコンサートが終わると、私はもう皆さんに会うことはないかもしれませんが最後に、ここにいる全ての皆さんのこれからがたくさんの幸福で満ちた日々でありますように。
心から願っています。
2018.6.20
モーニング娘。’18 12期メンバー
尾形春水
「モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー2018春~We are MORNING MUSUME。~ファイナル 尾形春水卒業スペシャル」の概要
日時 | 2018年6月20日 18:00~21:00 |
都道府県 | 東京都 |
場所 | 日本武道館 |
会場キャパシティ | 10,000人 |
座席形式 | 全席指定 |
チケット代 | 7,700円 |
セットリスト
- A gonna
- ロマンスに目覚める妄想女子の歌
- Fantasyが始まる
- 青春Say A-HA
- Password is 0
- 花が咲く 太陽浴びて
- Help me!!(updated)
- 愛の軍団
- モーニングコーヒー(20th Anniversary Ver.)
- ユニットメドレー
- リゾナントブルー
- しょうがない夢追い人
- 泣いちゃうかも
- Hand made CIT
- 愛され過ぎることはないのよ
- Moonlight night〜月夜の晩だよ〜
- 雨の降らない星では愛せないだろう
- メドレー
- TIKI BUN
- ナルシスかまってちゃん協奏曲第5番
- 君の代わりは居やしない
- ジェラシー ジェラシー
- 涙が止まらない放課後/尾形春水
- Are you Happy?
- 青空がいつまでも続くような未来であれ!
〜オープニングV〜
〜MC〜
シャニムニ パラダイス
レモン色とミルクティ
トキメクトキメケ
INDIGO BLUE LOVE
坊や
大人になれば 大人になれる
〜MC〜
One・Two・Three(updated)
泡沫サタデーナイト!
〜ダンスパフォーマンス〜
わがまま 気のまま 愛のジョーク
みかん
What is LOVE?
〜MC〜
〜アンコール〜
〜尾形春水卒業メッセージ〜
〜卒業セレモニー〜
モーニング娘。関する最新ライブレポート
2000年頃からのハロプロファンですが、一時期遠ざかり2014年以降再び年に2回程度のペースでライブを見に行っています
最近行ったライブのレポート記事です。
2001年頃からのモーニング娘。ファンです
2001年からモーヲタテキストサイトを運営していたので、当時の記事を徐々に移行しています。
最古の記事は2001年秋ツアーのライブレポートです。
モーニング娘。20周年の今しかない!!