速くて小さくて軽くて衝撃に強いストレージ、SSD。
価格も下がってきて、手が出しやすい価格のポータブルSSD(外付けSSD)が多数登場しました。
ポータブルSSDは、データの持ち運びやパソコンの拡張に、とっても便利。
速くて安全でリーズナブルな、RAVPowerのポータブルSSD「RP-UM003」を紹介します。
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RAVPower ポータブルSSD「RP-UM003」の概要
RAVPower ポータブルSSD「RP-UM003」のスペックは以下のとおりです。
モデル | RP-UM003 |
---|---|
インターフェース | 1 x Type-Cポート: USB 3.1 Gen 2 (10Gbps) それ以前のバージョンに対応 |
互換システム | Windows 7またはそれ以降 Mac OS 10.12またはそれ以降 Android KitKat (Version 4.4) またはそれ以降 |
対応しているファイルフォーマット | NTFS/FAT32/exFAT対応 SATA III データ転送対応 |
データ転送速度 | 540 MB/s |
サイズ | 102 x 30 x 8.5 mm (長さ x 幅 x 高さ) |
最速で利用するには、ホスト機器と接続ケーブルがUSB 3.1 Gen 2対応で、UASPモードが可能な環境が必要
容量は、512GBです。
RP-UM003の良いところ
RAVPower ポータブルSSD「RP-UM003」を使って、よいなと感じたのは以下の7点です。
ポータブルSSDは想像以上に便利!
- 胸ポケットや筆箱にも入るほど小さくて軽い
- データ転送が速い
- 見た目がシンプルで美しい
- 衝撃に強い
- 互換性が高い
- パスワード保護できて、万が一落としても安心
- MLC方式で、データの耐久性が高め
胸ポケットや筆箱にも入るほど小さくて軽い
「RP-UM003」は筆箱やポーチにも収まる大きさで、重さはなんと40g!
「ライターサイズ」といわれるほどに、コンパンクトです。(わたしはライター使わないのでピンときませんが、Suicaと比べてこれくらい)
薄さは8.5mm。ポケットにも気軽に入れておけるでしょう。
外出先で使いたいときも、持ち運びが負担になりません。
手持ちのポータブルHDDと比べると、これくらいのサイズ差がありました。
RP-UM003 | ポータブルHDD | |
---|---|---|
サイズ(長さ x 幅 x 高さ) | 102 x 30 x 8.5 mm | 129.5 x 80.8 x 16.1 mm |
重量 | 40g | 189g |
わたしは旅先でも使いたいなと思っています。
飛行機に乗るときは荷物の重量制限があるので、持ち物は少しでも軽くしたくて必死。
このコンパクトさはとっても嬉しいです!
データ転送が速い
SSDなら、HDDと比較して圧倒的にデータ転送速度が速いです。
「RP-UM003」の公称値は、データ読み取り速度が毎秒最大540MB、書き込み速度が毎秒最大480MB。
Surface Pro7とBTOデスクトップPCを使い、転送速度を測ってみました。
計測に使用したデスクトップPCは、USB 3.1に対応していないため、最高速度が出ません
なんと、公称値より速い速度が出ました!
誠実に値を発表している証拠ではないでしょうか。信頼がおけますね。
実測値を表にまとめました。
RP-UM003 | 別のポータブルSSD | ポータブルHDD | |
---|---|---|---|
Surface Pro7 読み取り | 557 MB/s | 460 MB/s | 未測定 |
Surface Pro7 書き込み | 504 MB/s | 432 MB/s | 未測定 |
デスクトップPC 読み取り | 453 MB/s | 458 MB/s | 113 MB/s |
デスクトップPC 書き込み | 443 MB/s | 457 MB/s | 105 MB/s |
見た目がシンプルで美しい
シンプルで無駄のない見た目が、とても良い!
好感の持てる外観です。
ロゴ面のシールはきれいにはがせます。
公式サイトによると「ピアノのような焼成仕上げの表面は、優れた冷却性能と電力消費を抑える効果が期待できます」とのこと。
亜鉛合金製だそうで、丈夫で実用性も兼ね備えています。
LEDインジケーターもあり、眩しくない、良い大きさ。
インジケーターの眩しいHDDをゲストハウスで使おうとしたら、周りの人の睡眠を妨げそうだったことがあります。さりげない明るさなのは嬉しいです。
衝撃に強い
公式サイトによると「1mからの衝撃にも耐えうる頑丈なケースは衝撃・振動に強い耐性を持ち、常に低音に保つ高性能ヒートシンクを搭載」しているそう。
外出先でデータを持ったままガシガシ歩きたいわたしにとって、耐衝撃性も重要なポイント。
「衝撃を与えたくない」ってモノを四六時中持ち歩くのは、かなりのストレス。
HDDは衝撃に弱いので、持ち歩くのにヒヤヒヤしていました。
その点SSDはHDDに比べ衝撃に強く、「RP-UM003」はさらに高い衝撃耐性を持っています。
ラフに持ち歩けるって、とてもありがたいです。
互換性が高い
「RP-UM003」は、iPad ProやMacBook Proを含む、USB Type-Cの使えるスマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどに対応しています。
PlayStation 4やXboxなどのゲーム機器にも対応していて、ゲームのロード時間を約4倍短縮してくれるそう。
2種類のケーブルが付属するので、USB Type-Aのパソコンでも使えます。
パスワード保護できて、万が一落としても安心
「持ち歩きやすい」となると、気になってくるのが、落としてしまったときのセキュリティではないでしょうか。
「RP-UM003」は暗号化データソフト付属。
「パスワードがないと、読み込みも書き込みもできない」状態に設定できます。
パスワードは12文字まで。万が一パスワードを忘れてしまったら、工場出荷状態に戻す必要があります。
MLC方式で、データの耐久性が高め
詳しい説明は省きますが、SSDにデータを記録するときには、「SLC」「MLC」「TLC」「QLC」という4つの方法があります。
どの方法をとるかによって、データの書き込み速度・耐久性が変わり、価格とトレードオフ。
- 速度と耐久性 SLC > MLC > TLC > QLC
- 価格の安さ SLC < MLC < TLC < QLC
ポータブルSSDにもっともよく使⽤されている方法はTLCです。
「RP-UM003」は、より耐久性が⾼いMLCを採⽤。
より長く使用でき、データを守ってくれるでしょう。
RP-UM003のここがイマイチ
イマイチなところは以下のとおり。
- 容量が選べない
- 「最速レベル」ではない
容量が選べない
2024年11月現在、容量のラインナップは512GBのみ。動画やタイムラプスを撮影する数日の旅では少し心もとないので、1TBも選べると嬉しいなあと思います。
「最速レベル」ではない
2024年11月現在、RP-UM003は、ポータブルSSDとして高速な部類だといえるでしょう。ただ、「最速レベル」ではありません。
しかし、「最速レベル」はもっと高価。
近い容量のポータブルSSDで比較してみましょう。
たとえば最大1500MB/秒を公称しているPanasonicの「RP-SBD512P3」は、2020年6月現在Amazonで51,650円です。
RP-UM003は充分高速でリーズナブルなので、コスパが良いといえるでしょう。
RP-UM003の付属品
外箱はマットな紙箱に銀の箔押し。高級感があります。
ウレタンの中にきれいに収まったRP-UM003本体。実際の価格以上のリッチさを感じました。
続いて、付属品を見てみましょう。
- RAVPowerポータブルSSD(RP-UM003)
- USB-C ― USB-C ケーブル
- USB-A ― USB-C ケーブル
- トラベルポーチ
- クイックスタートガイド
付属ケーブルは2種類。
ケーブルは太めの黒いゴムでまとめてあり、ゴムが劣化するまではそのまま使い続けられそうです。
トラベルポーチは内部に仕切りがあって、SSD本体とケーブルが直にぶつからない仕様。
細やかな配慮がされています。
ポータブルSSDはこんなときにおすすめ
RAVPower「RP-UM003」に限りませんが、ポータブルSSDが役立つ状況は、以下のようなとき。
持ち運び用データストレージとして
USBメモリやポータブルHDDと同じように使えて、圧倒的に速い!
コンパクトで衝撃に強いので、持ち運びに最適です。
外出先で仕事をしたり、撮影した写真を取り込んだり。
大きなデータもサクサク扱えて、大量の写真のコピーも待たされません。
高速な自宅用データストレージとして
使っているパソコンにSSDが入っていなかったり、入っていても容量が足りなかったりするかもしれません。
そんなとき、ポータブルSSDをパソコン拡張パーツ感覚で使うこともできます。
2020年6月現在、たとえばMacbookは、ストレージを512GBから1TBにするオプション価格は20,000円です。
Surface Pro7では、ストレージ容量512GB仕様と1TB仕様との差額は48,400円。
使いかたによりますが、新しいパソコンでも、内部にストレージを積まず、ポータブルSSDにデータを入れたほうが安くていい場合もあるでしょう。
わたしは、タイムラプスを撮影した動画の編集など重めの作業を家でするとき、作業中の素材などをポータブルSSDに入れることがあります。
持ち運ぶ予定がなくても、十分役立ってくれます。
キャッシュ保管場所として
SSDが搭載されていないパソコンを使っていても、接続したポータブルSSDをキャッシュの置き場所に指定できます。
特に効果を発揮してくれるのが、重い作業のとき。
キャッシュがSSDにあれば、Lightroomでの画像表示がサクサクになりますし、Premiere ProやAfter Effectsのプレビューも、HDDよりずいぶん速く動きます。
メモリスワップ先として
メインメモリ(RAM)が足りなくなったとき、ストレージの同容量の領域間でデータの交換を行う動作をメモリスワップと呼びます。
メモリスワップ先がHDDだと、フリーズしたように動作が重くなってしまいます。
スワップ退避先をSSDにしておけば、HDDのときよりも動作が安定し、メモリが少ないパソコンでも作業が比較的快適になります。
まとめ
小さくて軽くて安全な、見た目も良いポータブルSSD「RP-UM003」。
HDDに比べると、その速さやコンパクトさは段違いです。
ポータブルSSDを使ったことないかたはぜひ使ってみてください。
他のポータブルSSDと比較しても、コンパクトさ・耐久性・速度・セキュリティのレベルが高いのに、価格は抑えられています。
幅広いかたにおすすめできる商品だなと感じました。