2016年頃まで「ワイヤレスイヤホン」といえば、左右のイヤホンはケーブルで繋がっているものが主流だった。
このタイプ最大のメリットは、安定感とバッテリー駆動時間が長いことだと思っているが、AirPodsの登場以来、左右独立型の「完全ワイヤレスイヤホン」が主流となった。
しかし、従来型のワイヤレスイヤホンも数は減ったものの販売されており、安価で高機能であることが魅力。
この記事で紹介する、TaoTronics Bluetoothイヤホン「TT-BH07 MK2」は、全世界累計200万台以上を記録したベストセラーモデル「TT-BH07」のバージョンアップ版。
- 価格が「3,500円(税込)」と安価
- 連続再生時間20時間
- 2台同時に接続できる「マルチポイント対応」
といったあたりが魅力。
早速紹介しよう。
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TaoTronics Bluetoothイヤホン「TT-BH07 MK2」の概要
今回紹介する、TaoTronics Bluetoothイヤホン「TT-BH07 MK2」はTaoTronicsブランドだが、販売主体が「e☆イヤホン」となっている日本専売モデル。
OEM版という感じの製品だ。
スペックのうち、僕が気になる部分のみピックアップすると以下の通り。
方式 | Bluetooth 5.0 |
---|---|
対応プロファイル | A2DP(オーディオ)、AVRCPA(リモートコントロール) HFP(ハンズフリー)、HSP(ヘッドセット) |
対応コーデック | SBC, AAC |
通信方式 | 完全ワイヤレスイヤホン(左右独立型) |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 20時間 |
防水 | あり(IPX5相当) |
ノイズキャンセリング | なし |
音声アシスタント | 対応 |
イヤホンサイズ(幅×高さ×奥行) | 690 mm x 29.4 mm x 32 mm |
重さ | 17.8g |
価格 | 3,500円 |
2024年現在主流の完全ワイヤレスイヤホンではなく、左右のイヤホンがケーブルで繋がっているタイプなので、バッテリー駆動時間が「20時間」と長いのが特徴。
完全ワイヤレスイヤホンは長いモデルでも「6時間程度」、ケースによる充電含めて20〜30時間なので、単独で20時間使えるというのはかなり長い。
その割に価格は安くAmazonでは「3,500円(税込)」で販売されている。
今回はホワイトをレビューするが、カラーバリエーションは以下の4色。
- ブラック
- ホワイト
- ピンク
- レッド
開封レポート
簡単な開封レポートを。
パッケージは特に凝ったものでもないが、安っぽくもない感じの作り。
「JAPAN LIMITED」の文字が目立つ!
同梱品は以下。
- イヤホン本体
- micro-USBケーブル
- イヤピース 3ペア ( S / M / L )
- イヤフック 3ペア ( S / M / L )
- 収納ポーチ
- 取扱説明書(日本語対応)
3サイズあるイヤーピースとイヤーフック。
日本限定モデルなので、取扱説明書も当然日本語対応している。
久々にみる左右のイヤホンが有線で接続するタイプ(笑)
イヤホンにはマグネットがついており、持ち運び中にからまりにくいような配慮が嬉しい。
初回利用時は、再生ボタンを長押しすると電源が入る。
引き続き長押ししているとペアリングモードとなり、スマホ側で接続すればセットアップ完了だ。
慣れている人なら1分かからない。
装着するとこんな感じ。
イヤーピースが耳にフィットするような構造で、装着感は良好。
タッチパッドではなく、物理ボタンを押して操作。
充電はmicro-USBを利用する。
2024年現在はUSB-Cがかなり普及してきたので、できればUSB-Cがよかったなあとは思った……。
「TT-BH07 MK2」を使った感想
TaoTronics Bluetoothイヤホン「TT-BH07 MK2」を使った感想として、以下の3点が高評価だった。
- 安定感ある音質。動画再生時の遅延もほぼなし
- バッテリー持続時間は「20時間」と長い
- マルチポイント対応で、2台以上のPC・スマホから同時接続可能
安定感ある音質。動画再生時の遅延もほぼなし
TaoTronics Bluetoothイヤホン「TT-BH07 MK2」は、音質面をそれほどアピールしていない。
ただ、完全ワイヤレスイヤホンよりは音質がよいし、接続安定性が勝っていると感じた。
完全ワイヤレスイヤホンは左右どちらかがスマホと繋がり、もう片方に音を飛ばす「リピーター方式」が主流。
- 音がずれる
- 片方だけ音がきこえる
なんて事例は珍しくないが、左右のイヤホンが有線接続されている「TT-BH07 MK2」にはそれがない。
もちろん、動画再生時の遅延もなく、音質重視ならこれだなと感じた。
バッテリー持続時間は「20時間」と長い
冒頭でも紹介したが、左右独立型ではないため、バッテリー持続時間が「20時間」と長いのも嬉しいポイント。
完全ワイヤレスイヤホンは長くても6時間程度なので、圧倒的に長寿命。
充電なしで丸1日使える
という安心感は大きい。
マルチポイント対応で、2台以上のPC・スマホから同時接続可能
最後は少しマニアックだが、複数機器の同時接続規格「マルチポイント」に対応している。
具体的には「2台同時接続」に対応しているため、パソコンとスマホに接続して切り替え不要で利用できる。
2020年はコロナ禍で、テレワークが一気に普及した。
- 作業用のパソコンはZoomなどWEB会議
- スマホは電話や音楽再生
という感じで、使うシーンも珍しくないが、完全ワイヤレスイヤホンでマルチポイント対応は皆無なので、ここは大きな強みといえるだろう。
「TT-BH07 MK2」のここがイマイチ
音質など基本的には高評価のTaoTronics Bluetoothイヤホン「TT-BH07 MK2」だが、もちろん欠点もある。
僕が気になったのは以下の3点
- 充電は「micro-USB」で「USB-C」非対応
- ケーブルのとり回しが面倒
- ペアリング操作に一手間かかる
充電は「micro-USB」で「USB-C」非対応
Androidスマホは2024年現在、ほぼ全製品が「USB-C」を充電コネクタに採用している。
かつては「micro-USB」が主流だったが、一気に切り替わった。
「TT-BH07 MK2」を僕がおすすめしたいのは、iPhoneユーザーよりもむしろ、Androidユーザーだ。
iPhoneの場合、「AirPods」という絶対的存在があり、少々音質がよくても利便性の面でどうしてもかなわないが、Androidは絶対的な存在がない。
であれば充電端子は「USB-C」としておいた方が、Androidユーザーには喜ばれるのでここは残念だった。
ケーブルのとり回しが面倒
これは、言っても仕方ないし、好みの問題だが「ケーブルが邪魔」と感じた。
かつては当たり前だったのだが、首の周りにケーブルがまとわりつくだけで、不快感をどうしても感じてしまう。
ペアリング操作に一手間かかる
最後が、ペアリング操作。
完全ワイヤレスイヤホンは、イヤホンとケースが付属し、ケースからイヤホンを取り出すと自動的にペアリングモードに移行するのが「普通」。
しかし、「TT-BH07 MK2」では、再生ボタンを長押しして「ペアリングモードを起動」する必要がある。
ケーブルもそうだが、ちょっと前は当たり前だった操作なのだが、人間の慣れとは恐ろしい……。
終わりに
久々に使った「左右独立型ではない」ワイヤレスイヤホン。
- 利便性を重視するなら「左右独立型の完全ワイヤレスイヤホン」
- バッテリー持続時間や音質を重視するなら、「非独立型」
このような使い分けになるのかなと感じた。
気がつけば、選択肢が少なくなった「非独立型」として、TaoTronics Bluetoothイヤホン「TT-BH07 MK2」は有力な選択肢になると思う。
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