先日久しぶりに情熱大陸をみた。
テーマは「プリンセスプリンセス再結成の舞台裏」。僕は現在32歳で、解散した頃の事は多少知っているが、全盛期というとおそらく小学生になるので、はっきり言ってプリプリ自体はそれほど知らないし、興味もない。だから、解散から16年を迎えて普通の主婦生活を送っていたとか、ブランクが長くて大変っていう辺りは「へぇぇ」くらいでみていた。だが、最後の方で復活コンサートの映像が流れて、メンバーはもちろん客席の人が映っていて、これがすごく良い笑顔だったんですね。
こういうのすごくいいなぁって思った。
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多分あの場に行った人というのは、昔プリプリが好きだった人がほとんどだと思っていて、世代的にも近い人が多かったと思う。僕が含まれる現在30代前半の人って何になるんだろう。ZARDなどのビーイング系アーティストか、TRFなどの小室系アーティストが多い気がするが、結構バラバラだと思う。さらにいうと今の若い人って何になるんだろうと考えたら、わからない(僕がおっさんになったからっていうのもある)。
何が言いたいかっていうと、プリプリみたいな世代を代表する英雄というかアーティストってあんまりいなくなった気がする。昔は情報というのは東京からテレビや新聞を通じて発信することがほとんどだったが、ネットが普及し地方発も多少増え、情報を受けるだけでなく発信し検索する事が誰でも出来るようになったからだと思う。中央集権型の問題点が最近はよくいわれるが、趣味思考が分散して世代毎の共通認識みたいなのが薄くなる気がするのは僕だけだろうか。
逆にSNSなどを通じて世代は関係なしに共通の趣味で繋がりが増えて行ってるだろうが、年を取るにつれて同年代の共通の話題って減っていく感じがしているので、それはそれでどうなんだろうと思ったりしている。やっぱりこういうの欲しいよねっていうのが僕の見解。プリプリ復活ライブの客席みたら羨ましかった。
ちなみに、僕の場合はと言うと「モーニング娘。」という絶対的基盤がありまして、ある意味これは幸せな事だなぁと最近は思ってる。これはまさに現代風というか世代を超えて趣味という部分で繋がり、毎週のようにライブに行った仲間(下は現在20代前半、上は40代後半くらいまでいる)。さらにいえば「Apple」というキーワードでの繋がりも増えて来た。
ちょっと前まで「ドリームモーニング娘。」という全盛期のメンバーを中心に構成されたグループがあったが、さすがにまだ新し過ぎるよねという感じでそこまで盛り上がらなかったが、10年単位になるとやっぱ変わってくると思う。
そして、そういうのがあるかもと思うだけで、生きる希望というか「今」を頑張れる気がしますね。