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それはあなたが本当にやるべき事ですか?自粛や批判より自分のやるべき事を考えて欲しい

2016年4月14日に発生した熊本地震から約1週間。
今も余震は続いていますし、このたびの地震により被災された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。

2011年の東日本大震災に続けて発生した震災であるため、当時の事を思い出した人も多いのではないかと思います。

僕もその1人で、改めて思ったことがあるのでその事を綴ってみます。

この記事の掲載内容は、2020年12月29日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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東日本大震災の時に味わった無力感

東日本大震災が発生した2011年3月11日。

この時僕はうつ病による治療で休職中でした。今のようにブログを本格的に書いていたわけでも無く、仕事すらもやっていません。

つまり、何もしてませんでした

この時テレビなどを通じて流れてくる、被災地の様子を見て、

オレ何やってるんだろう

って何回も思ったんですよね。しかし、そこまでは思っても何も出来ないし、する気も起きない現実。

自分の存在そのものが不要なんじゃ無いか、みたいなことが頭をよぎったのはこの時だけです。

だからこそ、一応元気なってからは、

  • 仕事をして
  • 買い物などで消費して
  • 家族や友達と話をしたり、子供と接する

みたいな何気ない日常・普通の生活というのを、僕は非常に大切にするようになりました。

過度な自粛ムードと「マイノリティ憑依」

災害などが起こると、自粛ムードが強くなります。

被災者の気持ちになるとこんなことできない

なんて思う人も多いと思います。僕もそれは思います。

ただ、はっきり言って自粛することに価値は無いと思います。寧ろ、それによって経済活動が止まることの方がよくないのではないか。

被害の無かった人は、被災地の人に思いを馳せつつ、できる限り今まで通りの生活をする

これが大事なんじゃないでしょうか。

こういう事を書くと、必ず叩く人が出てきます。

  • 被災者の気持ちになって考えろ
  • 不謹慎だ

みたいな事を言う人です。
今回の地震で一番驚いたのはこのニュースです。

500万円という大金を寄付した人を批判する心理、僕には理解できません。多分、批判したいだけなんだと思います。

さらに言えば、芸能人に比べたら知名度が遙かに劣る僕にすら、そういう批判は来るんです。

僕はこういうのを聞くと、佐々木俊尚さんが以前「当事者の時代」という著書でメインテーマに掲げていた、「マイノリティ憑依」という言葉を思い出します。

久々にこの記事を読み返しましたが、まさにこの事だなぁと思いました。

こういう批判をする人、ここは断言してもいいですが被災者じゃありません。被災者じゃないのに批判してはいけないとは言いませんが、勝手な代弁者になるのはおかしいと思います。

自分がやるべきミッションはなにか

僕は今自分がやるべき事(=ミッション)を明確に定めています。それは、

  • サラリーマンとしての仕事をちゃんとやる
  • 子育てなど家庭を大切する
  • 日々の思いや、好きな事をブログ記事として残す

ということで、これは通常の生活を送れない状況にならない限り続けることにしています。

さらに言えば、これを僕が死ぬまで続けようと思っています。サラリーマンとしての仕事は65歳辺りで定年になるかもしれませんが、だからとって働く事をやめる気は全くないんですよね。

なので、何を言われてもそこはもうブレません。

終わりに

災害や事件が起きたとき、あなたが当事者または当事者に近い立場でないのなら、今できる事を精一杯やりましょう。

それは、

  • 自粛
  • 募金などの形で援助する
  • ボランティアなどで実際に手を貸す

だけではないと思います。

他人を批判・攻撃するより、自分の出来る事を自信を持ってやっていればそれでいいんじゃないか。僕はそう信じています。

それは本当にあなたがやるべきことなんですか?

その問に面と向かって「YES」と答えられるなら、それでよいのではないでしょうか。