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投票日は12/14!2014年衆議院選挙で各政党の政策を子育て家庭の観点で検討する

2014年12月14日は衆議院議員選挙の投票日。
年末の忙しい時期である事や、選挙の意義に疑問符が付く事もあるが、それはそれとして、やるのだったら無視はできない国政選挙。

選挙期間中のインターネット利用が可能になり、現地に行かなくても各政党の情報や候補者の活動内容などがわりとよく分かるようになり、仕事や子育てで忙しい人間としては少しだけ便利になった。

選挙って色んな姿が見られて、一つのお祭りと捉えても僕は結構好きなのだが、今回は自分自身が子育てするようになって迎える初めての国政選挙。今までとはちょっと気になるポイントも変わったし、各政党の政策(マニュフェスト)を眺めながら、思うところを書いておこうと思う。

この記事の掲載内容は、2020年12月27日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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各政党のマニュフェストを見るとその違いがよく分かる

選挙の情報と言えば、テレビや新聞で得るのが通常。
だが、今は各政党がホームページなどで直接情報を発信している。投票に当たってはメディアを仲介するよりも、直接見るのが一番良いと僕は思う。政策(マニュフェスト)はPDFなどで公開されているので。

内容は様々だが、主要政党のマニュフェスト全てをざっと目を通すのに、1時間もあれば十分かと思う。「どこに投票しようかなぁ」なんて思っている人は(そんな人の方が多いはず)、1度各政党のホームページを見ることをお勧めする。

で、実際目にすると大枠では同じような事を書いているように見えても、よく読んだらそこにある思想は結構違うことにも気づく。

特に「子育て」面で各政党の政策を見て思った事

個人的に今一番関心が高いのはやはり子育て系の政策だ(現在1歳11ヶ月と4ヶ月の子供がいる)。基本的にはこれらが全て実現出来るとは思っていないわけだが、それでもここをどう考えているかは一番関心がある。

子育てをするようになって実感した事は沢山あるが、政治的になんとかして欲しいと思うのは以下の2点だ。

  • 仕事をしているかに関わらず、地域として子育てを支援する施策
  • 長時間労働によって、主に女性にばかり子育ての負担を強いる状況の改善(夫婦揃ったワークライフバランスの実現)

1つ目については、国政選挙に限らず「保育所の充実。待機児童ゼロへ」なんて言葉をよく聞くが、そもそも保育園というのは仕事など「何らかの理由により、家庭で子育てが出来ない家庭」を対象に、子育てを代行する施設だ。一時保育とかはあるにせよ、基本的に育児休業中含め専業主婦がいる家庭には関係のない話。保育所の充実ももちろん大事だが、仕事をしながら子育てが出来るようになればそれでいいのか?

少子化、幼児虐待、育児放棄、、、子育てにまつわる様々な問題は、保育園だけでどうこうなる問題ではないと僕は思う。

2つ目は、主に男性側に関係のある話。
僕もそうだが仕事が忙しすぎて、仕事が深夜に及んだり、休日も仕事という事がある。まあ、結婚していても子供がいない時は嫁に「すまん!」で大抵は終わる話だが、子供がいるとそうは行かない。早く帰りたいのにそれが出来ないジレンマ。これって、待っている配偶者も辛いが、自分自身としても辛い。
基本的に民間企業のやることに、お上が介入するのはナンセンスだとは思うが、国として「長時間労働は悪」くらいのムードに持って行ってくれないと、色々やりづらい面は多々ある。

で、前置きが長くなったが、そういうのを踏まえて各政党の政策を見ると、一番まともな事を書いているのは自民党であった。特に共感したのは、

長時間労働を美徳とする働き方を見直すことにより、メリハリの効いた働き方を実現するとともに、仕事と家庭の両立支援を推進し、一人ひとりがワーク・ライフ・バランスを実現できるようにします。

あー、まさにそれですよと。
他の政党にも「ワーク・ライフ・バランス」なんて言葉はあるのだが、基本的に女性向けの政策と感じる。すわなち、「子育ては女性がやるべき」という考えが根底にあるように感じる。

自民党の政策が一番まともに感じるなんて、僕にとっては事件だ、、、

私と維新

僕は数年前メディアで話題になった、大阪維新の会主催の「維新政治塾」に通っていた事がある。
自民党に今更権力を戻すのはイヤだし、かといって民主党は酷すぎた。「政権交代」なんてものを手段でなく目的にしていた地点で、この政党に期待する余地は無い。だったら、今までと全く違ったベクトルで変えていくしかないんじゃないかと思ったのが、通ったきっかけだ(とはいえ政治家になる気は今も昔もない)。

なので、それを知る人は「支持政党は維新なんでしょ?」と言ってきたりするわけだが、正直2年前の衆議院議員選挙辺りからかなり距離を置いていた。あの場で様々な出会いもあり、選挙とかがあれば個人的に協力したこともあったが、それはあくまでも個人の繋がりベースで、「維新だから」ではなかった。

ただそれでも、基本的な考え方は維新が一番近い。旧日本維新の会である、維新の党と次世代の党の考えは是非実現して欲しいと思う。
何でも中央(お上)が決めるのではなく、できる事は地方に、民間に、個人に委譲し、それぞれがやるべき事に集中する。最近「地方創生」なんて言っているが、やることを決めてもらうなんて考えじゃ絶対上手く行くわけが無く、それはふるさと創生事業の失敗など歴史が証明している。

だが、今回の選挙で僕は政策の実行力を基準に投票しようと思う。

変わりつつある事を実感した2年間

2年前、自民党が政権を奪取し安倍晋三首相が誕生した。
アベノミクスの是非とか、消費税をどうするかとか、様々な議論はあるだろうが、正直細かい話はよく分からない。ただ、行きすぎた円高が是正され(今度は円安過ぎる気もするし、Apple製品が高くなるのがつらい)、株価も上がった(ちょっと儲かった)、物価も上がった(これは痛い)、給料はそんなに変わってない(もっと痛い)。

良いことばかりではないし、言っていたこと全てが実現されたわけではないが、2年前と変わった事は沢山ある。この実行力はやはり評価するべきじゃないかと思う。正直、消費税率アップでGDP下がったなら、10%へのアップを延期とかでなく、

ごめん。8%アップは大失敗だったので、元の5%に戻します!

って言えばいいのにって思ってしまうが、まあそう単純に行かない事情もあるのだろう。

集団的自衛権、憲法改正などもっと大きな話題もあるし、今回の選挙で自民党が大勝したら「戦前に逆戻り」なんて極論を言っている人もいるが、情報通信が発達しグローバル化した世界において、選挙でちょっと民意を得たくらいでそんな事出来るのだろうか。仮に出来たとして、本気でそれを支持する日本国民がどれだけいるのだろうか。平和ぼけなんて言われているが、それでも日本国民ってそんなにバカじゃないと思うのだが。

終わりに

今回の選挙は選挙自体に疑問符は付くものの、それでも自民党の圧勝が伝えられている。まあ、色々調べるとそうなるのも分かるような気がしてならない。

他の政党が言っている事って、全然信じられないんですよね。特に民主党は「夢は正社員」なんてCM流していて、これは流石に呆れてしまった。あの政党は手段と目的(夢)を、まだ履き違えているようだ、、、

とはいえ、比例は少しだけ夢を託そうと思う。
何かの縁でこの記事をここまで読んでくださった方も、しっかり考えて投票先を選択してください!