今年は実に出会い/再会の多い年だ。
大学時代の友人との再会、ブログを通じた出会い、その他の活動を通じた出会いなど様々だが、共通しているのは仕事という生活の大半を費やしているものを通じた出会いではないと言うことだ。
そんな今年あった出会いの中で一番大きかったと思っているのは、同じ岡山在住・同い年・近々子供が生まれるという共通点を持つ一人の男性との出会い。その彼が今年とある講演会に足を運び、とても感動したということでその講演会を是非岡山で実現したい!という熱い思いを持って行動を始めた。で、是非協力して欲しいとお願いされて今そのお手伝いをしている。
その講演者は永松茂久さんという方で、大分県中津市で飲食店の経営を行っている方だ。僕はこの方の事を全く知らなかったので、まずは著書を読んでみようということで、お勧めされた「感動の条件」という書籍を読んでみた。
集中すれば数時間で読める程度のボリュームなのだが、これが感動した。というのも僕自身がこうありたいと思っていることそのものだったからだ。
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「フォーユー」という考え方
あなたには大切にしたい誰かがいますか?
その人は笑っていますか?
上記の問いかけからこの書籍はスタートする。
大切にしたい人。両親、配偶者、子供、友人、会社の同僚など人によって思い浮かぶ人は様々だろう。続いて、
その人を幸せにするために、あなたは命をどう使いますか?
と、問いかけてくる。
誰かのために生きる。著者はこれを「フォーユー」で生きると定義づけた。言葉だけ聞けば偽善者と言われるかもしれない。しかし、この生き方・考え方こそが自信の幸せや成功に繋がると著者は自身の体験を踏まえて繰り返し述べている。
なぜ「フォーユー」なのか
著者は人の幸せの比率は以下ぐらいではないかと述べている。
10%:自分の外にあるもの(いい車、ブランドなどお金で買えるもの)
20%:自分の中にあるもの(心の中にある幸せ、感性)
70%:人と人の間にあるもの
その人と人の間にある幸せ。それは人の為に生きる事であり、人はそうすることで頑張ることができるし、より幸せを感じる事が出来る。
言われなくてもほとんどの人が体験的に知っていることだと思う。自分のスキルアップとかのためにひたすら精進し例えば資格を取得したときなどの充実感、お客さんの為に頑張って「ありがとう」と言われた時の充実感。充実感はどちらも同じかもしれないが、幸せを感じるのは多くの人が後者ではないだろうか。
そして、人が力を発揮するのはそういう時であり、そうすることで人が自然と集まり成功に繋がっていく(これを著者は「ハッピートルネード」と呼んでいる)。間違えてはいけないのは、人の為に自分を犠牲にしたのでは意味がない。自分のことを考えるのをやめるのではなく、自分のこと「だけ」を考えるのをやめる事が重要だ。きれい事かもしれないが自分も相手も幸せでないと意味がない。
もちろん成功は誰にでも約束されたものではないし、その大小は人によって違う。
立身出世・高収入・欲しいものを買うということが豊かさ・幸せの尺度とされた、高度成長時代・バブル時代が終わり閉塞感が漂う日本では何が幸せなのかが分からなくなっている。政治家の言う耳障りの良い言葉が信じられないのも当然だが、もう誰かに任せたり普通に生活していればそれが幸せに繋がるという時代でもなくなった。そんな時代の生き方の1つではないかと思う。
自身を振り返って
自分でいうのも何だが、僕は昔から「いい人だね」と良く言われる。正直この言葉が僕はあまり好きじゃなかった。「いい人」と言われても女性にめちゃくちゃもてたわけでもないし(大体女性にこう言われた場合、恋愛感情はないと言われていると捉えるw)、社会的に大きな成功を収めているわけでもない。もっと欲望のままに生きた方がいいのかと考えた時期もあった。
それが一番激しかったのは関東で仕事をしていた2年間かもしれない。今にして思えばあの頃はあれほど言われていた「いい人」という言葉をほとんど言われた覚えがないし、とにかく給料を上げたい、認められたいなどの自己顕示欲が強かった気がする。でも、自己顕示欲を全面に出して戦った結果、一定の成果は上げたかもしれないが、最終的にうつ病になりどん底を味わった。
色々考えて結局僕の生き方は人に尽くすことなんだろうかと思い始めたのは、1年ほど前の事だ。もちろん人のために自分を犠牲にする気は無い。自分も楽しくて、相手も楽しい。そういう生き方だ。
ブログを本格的に再開する気になったのもこの頃。ブログというのはライフハックとか自分のすごさを披露する場みたいな一面もあるが、基本的に自分の知っていることをより多くの人に広めたいというシェアの文化だと思う。そういう意味でブログというメディアは僕に合っているなと感じている。
また、今年ちょうど大学卒業から10年が経とうとしていたので同窓会なんてものも企画した。
そんなことをやるうちに気がつけば信頼も得ていたし、色んな情報を教えてたり、困ったときに助けてくれるようになった。見返りがあったからよかったんじゃない。ああいう場を作る事で、僕自身が楽しかったしみんなが少しでも幸せを感じてくれたことが嬉しかった。そんなことを思っていた時に永松茂久氏の著書に書いている内容は、僕に取って共感以外の感想が思い浮かばないくらいのものだった。これも何かの運命なのかと思わざるを得ない感じだ。
永松茂久岡山講演会
さて、ここで冒頭の話に戻るのだが、その永松茂久氏の岡山講演会が2013年2月11日に開催される。僕はスタッフとしてこの講演会に関わる予定だが、興味のある方は是非足を運んで見て欲しい。
永松茂久 岡山講演会
【日時】
2013年2月11日(月曜・祝日)
開場12:30~
開演13:30~【場所】
山陽新聞 さん太ホール(JR岡山駅から徒歩10分程度)【金額】
<講演会>
前売 3,500円
当日 4,500円
※11月末までは早割として3,000円で販売中
<懇親会>
4,000円【チケット購入方法】
PC用:https://ws.formzu.net/fgen/S39323056/
携帯用:https://ws.formzu.net/mfgen/S39323056/
Twitter、Facebook、メールフォームなどで僕に直接連絡いただいても構いません
ちなみに「感動の条件」という書籍にはDVDも同梱されている。講演会の内容が収録されているそうなのだが、僕は敢えて見ていない。折角生で話を聞けるタイミングがあるのだから、その楽しみは取っておこうと思っているからだ。また、懇親会も開催されるため永松茂久氏本人と話をする事も出来る(永松茂久氏は懇親会が大好きらしいw)。
講演会というのはどんなにいい話であっても、きっかけに過ぎない。ただ、新聞やWEBの記事や書籍で見るとは比べものにならないインパクトがある。ライブ感を是非味わってみて欲しい。
生き方を考えている人、就職活動/社会人になるのを控え働くとは何かを考えている人、結婚する人、子供が生まれる人、あなたが大切にしたい誰かのためにこれからどう生きていくかを考えてみませんか?