2017年12月に解散し、2019年5月に再結成されたアイドルグループ「ハニースパイスRe.」の独占インタビュー記事です。
第1弾は「ハニースパイス解散の真相と再結成の舞台裏」をお届けしました。
ひなたななこさんは、インタビュー当日スケジュールの関係でお休み。
2020年2月12日付けで脱退した、姫乃萌さんも取材には参加していました。
- Vol.1「ハニースパイス解散の真相と再結成の舞台裏」
- Vol.2「新旧ハニースパイスで残したこと・変えたこと」
- Vol.3「大成功の1stワンマンライブと2020年の目標」
この記事は第2弾として「新旧ハニースパイスで残したこと・変えたこと」を、へなぎさんの話を中心にお届けします!
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ハニスパメンバーから見た「プロデューサーへなぎ」の印象
グループに入る前から、へなぎさんを知っていた?
メンバーから見てどういう印象だったんですか?
桜井まあか
私は元ハニスパメンバーではなく、「TOKYO SWEET PARTY(トスパリ)」の新メンバーとして事務所に入り、ハニースパイスRe.のメンバーになったんですけど……。
へなぎさんに会う前に事務所の社長に、
「あの人はすごい人だけど、面倒くさいから気をつけて」
って言われました。
(一同爆笑)
「機嫌悪くさせると、本当に面倒くさいから頑張って」
とも言われましたね。
逢沢ありあ
私は元々アンドクレイジーというグループのメンバーだったんですけど、へなぎさんが立ち上げに関わっていたので、かなり昔から一緒にお仕事をしてました。
で、今回東京でハニスパメンバーになった感じです。
不思議な縁がありますね(笑)
木咲りん
私はアイドル友達に勧められて、「綺星★フィオレナード」のメンバーオーディションに応募しようとしてたんです。
それで、スタフィオのマネージャーさんとお話しする機会ができて、そこでへなぎさんにお会いしました。
宮花もも
正直に言っちゃいますけど、全く知りませんでした
2018年6月に新木場STUDIO COASTで開催された「アイドル甲子園」に出演していたんですが、へなぎさんが特典会にきたんですよ。
っていわれても知らないから、普通にファンの方と思って対応していたんです。
みたいなやりとりがありました。
で、「1回見においで」と誘われて見に行ったんですけど、その時初めて、
へなぎさんは「ちゃんとした運営」だってことを知りました
それから色々あって、気がついたらハニースパイスのメンバーに……。
さらに、ハニスパになってようやく、へなぎさんは「プロヲタク」だってことがわかりました(笑)。
宮花ももスカウトの舞台裏
へなぎ
いいステージができて、その年(2018年)のTIF出場も決まった時ですね。
実はその1年前からSHOWROOM(ショールーム)をみていたんですよ。
僕は「再生工場」なんて言われたりしますけど、「埋もれている子リスト」は常に50人くらいありまして、宮花ももはその一人でした。
でも、それはあくまでも「リスト」で自分から声をかけることは滅多にありません。
決め手は、「オーイング」っていうお店を僕はやってるんですが、そこに事情通のヲタクがいて僕に言うんです。
みたいに勧めてきたのが「宮花もも」です。
で、「あー、その子オレも知ってるわ」って感じになって、それからちょっと注目してた(笑)
他はまあ、地底アイドル?(笑)
ハニスパにおけるへなぎの役割は「全権委任の監督」
プロデューサーの枠を超えた、「全権委任の監督」みたいな感じなんでしょうか?
へなぎ
そんな感じだと思います。
会社の人もメンバーもすぐ怒るし(笑)
- 楽曲など各種クリエイティブの制作管理
- リリースなどの広報対応
- 対バン、ワンマンライブの出演調整
など、一般的に想像される「アイドル運営の仕事」は全部やってると思いますよ。
もちろん、事務所のスタッフも協力してくれますが、ほぼ全てに関わってます。
「外注プロデューサー」ですけど、自分の名前を出している以上、自社グループくらいの気持ちを持たないとバランスが保てないんですよね。
なので、普通ならマネージャーがやるような仕事までやってるかな(笑)
ハニースパイスは「既存曲を活かしながら、新しい感じを出す」のが難しい
- 変えると、文句言われる
- 変えないと、いつまでも同じと言われる
矛盾を抱えながらの運営って大変だと思うんですが、一番苦労したのはどのあたりでしょう。
へなぎ
既存曲を活かしながら、新しい感じを出す
っていうのは本当に難しかったです。
新しいグループの体裁で、既存の曲をここまで活かしながら活動しているのは珍しいと思いますよ。
正直「新しい曲」を作った方が楽だったかもしれません。
だって、人気曲とはいっても「Happy」とか「恋のカラフルマジック」って2012・13年辺りの曲ですよ。
さすがに今のアイドルシーンで、6年前の楽曲とちょっと古くさい振付じゃ戦えません。
- アレンジを変える
- 振付を変える
ほぼ全部変えたと思いますが、既存曲を活かしながらなので、大変でした。
- 「ハニスパっぽさ」を残しながらっていうと、ちょっと古くさい感じも必要
- 再結成したんだから、「新しくなって変わった」って感じも必要
このバランス感は本当に難しかったですね。
ハニースパイスで絶対残さないといけないのは「ビジュアルと楽曲」
そんなへなぎさんが、「ハニスパでこれだけは残さないといけない」と考えているものはなんですか
へなぎ
ビジュアルと楽曲です
ハニスパって「高身長でスタイルの良い子が激しく踊ってるグループ」みたいなイメージがあまりにも強いと思います。
だけど、このちっちゃい人(平野)が足を引っ張っちゃうので、そのイメージは無理なんですよ。
なので、「ビジュアル」にはこだわりました。
僕は平野のことを「グループクラッシャー」と呼んでます(笑)
って何回も言ってるんです。
へなぎ
だって、バランスが悪すぎて、アーティスト写真が撮れないんですよ(笑)
実は「煌めき☆アンフォレント」は、並んだ時の「バランス感」とかも考えてメンバーを選んでいます。
これは僕の強いこだわりです。
骨格までみてるんですよ(笑)
それを知っている関係者の方には、
「このチグハグなチームで戦えるのか」
って結構言われましたからね。
「それはそう」って答えてます。
ただ同時に、
とも言うんです。
なので最終的に、
「理由はわかったけど、そんなゲームをよくやるね」
って締められる。
(一同爆笑)
こんな事情もあり、バランス感を出すのは無理なので……。
ビジュアルと楽曲にこだわりつつ、僕が一番力を入れているのは「楽曲の新しさ」ですね。
- 新曲は「今のアイドルファンにうける曲」
- 昔の曲は「今風にして昔からのファンにもうける曲」
これを強く意識しています。
再結成にあたり出演するイベントは徹底的に精査した
100時間スタジオで練習するより大箱でリハと本番をした方が成長するという考え方。
弱い並びで偉そうにするより強い並びのど頭の方が成長するという考え方。
経験値上昇ゲームだよ。当たり前だけど。#ハニスパ pic.twitter.com/PJw6ecffrc— へなぎ (@hngjapan) May 15, 2019
へなぎ
地底アイドルみたいな考え方ですかね。
まあそれは内部の話ですけど、「出るイベント」は精査しました。
- 地底アイドル特有の、誰でも出演できるイベントには行かない
- イベンターがちゃんとこだわりを持っているイベントを見極める
- 売れているグループがいるイベントに出る
小さなことかもしれませんが、グループのブランディングを考えた時に、これはとても重要なことだと僕は考えています。
これは再結成が決まってから、ずっとこだわっています。
終わりに
このようにして、2019年5月の再結成後の活動は始まりました。
再結成後、直近の目標となったのは2019年10月13日に開催された、「ハニースパイスRe. 1stワンマンLIVE -RENEW-」です。
- 楽曲面などでこだわってきたこと
- メンバーがワンマンライブのステージで感じたこと
結果として大成功に終わりましたが、ここから生まれた、2020年の活動目標もあるようです。
最終回となる第3弾は、ハニスパメンバーの話を中心に、「大成功の1stワンマンライブと2020年の目標」をお届けします。
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ハロプロヲタク時代の友人「へなぎさん」がプロデュースする、アイドルを様々な角度から応援しています。
このタイミングで一緒になるっていうのも、不思議な感じ(笑)