2020年1月に、アイドルグループ「ハニースパイスRe.」のライブを見に行きました。
プロデューサーのへなぎさんは長年の友人であり、彼がおすすめするから足を運んだんですが、さらにもう1つ相談されます。
なんて、やりとりがありつつ、実現の運びに……(笑)
というのもネット検索すると、驚くほど「ハニスパのコンテンツ」は少ないんですね。これはブロガーの頑張りどころ!
※一応、「ピーク時」100万PVブロガー
というわけで、前置きが長くなりましたが、「ハニースパイスRe.」のメンバーとプロデューサーへなぎさんのインタビュー記事を、3記事に分けて公開します。
ひなたななこさんは、インタビュー当日スケジュールの関係でお休み。
2020年2月12日付けで脱退した、姫乃萌さんも取材には参加していました。
- Vol.1「ハニースパイス解散の真相と再結成の舞台裏」
- Vol.2「新旧ハニースパイスで残したこと・変えたこと」
- Vol.3「大成功の1stワンマンライブと2020年の目標」
この記事は第1弾として「ハニースパイス解散の真相と再結成の舞台裏」を、へなぎさんの話を中心にお届けします!
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2017年末、旧ハニースパイス解散の真相
当時のことで、今だから話せることがあれば教えてください。
平野ほのか
ハニースパイスで売れたくて、北海道から飛んできたんですけど、
初期メンバーがいなくなったから「解散」
って言われたんですね。
「こんな形で解散しちゃうんだ……。」と正直ショックで。
解散後はすぐに「TOKYO SWEET PARTY(トスパリ)」として活動しましたけど、すごく複雑な気持ちでした。
楽曲も引き継ぎながらやってたので、未練じゃないですけど、「またやれたらいいな」という気持ちは消えなかったです。
なので、当時は色々悩みながら活動していました。
実は卒業を考えたこともあったんですけど、新メンバーも入ってきて(2018年3月)、なんとか立て直したって感じです。
平野ほのか
めっちゃ嬉しかったです!
私は「ハニースパイス」をやりたくて、この業界に来たようなものなので、本当に嬉しかったですね。
私が加入したのが2015年5月なんですけど、当時のメンバー「白石ゆのさん」が大好きでした。
加入が決まった直後に卒業しちゃって、一緒に活動はできなかったんですけど……。
一緒に活動したかったなぁ
って未だに思ってます。
あと、当時「ハニスパは、かわいい子しか受からないグループ」って言われてたんですよ。それで受かったから、
って自信持てましたね(笑)
ハニースパイス再結成を提案したのは「へなぎ」
へなぎ
ハニースパイスは、以前ひなたななこが茉井良菜と同じグループだったし、煌めき☆アンフォレントのツアーにもゲストできてくれたことがあります。
なので、よく知っていましたし、事務所同士の交流も少しあったんです。
2018年のある日、
今所属しているアイドルグループのどれかを、もっと気合い入れて運営したいので、相談にのってほしい
という感じの話をされたんです。
即答で答えました。「今の体制じゃ無理です」と。
それでも「じゃあどうすればいいの?」と聞かれたので、絶対無理だと思っていた案を出しました。
そしたら、「それ、別にいいんじゃない」って言うわけですよ。
「えぇ!!」
ってなりますよね。だって解散したのにって(笑)
そこから、「じゃ、戻そうよ」って話になりました。
「再結成」という話題性が作れるので、ハニスパには可能性があった
へなぎ
そういうことになっちゃいますよね(笑)
今あるグループには、それなりに色がついてしまっているので、アイドルグループに限らず「いきなり変える」って難しいですよ。
当時具体的には、「トスパリ(ハニースパイス解散後に結成された「TOKYO SWEET PARTY」)」の相談されていたんです。話を聞けば……。
トリでちゃんとやってます!!
へなぎ
会場が悪いわけじゃなくて、やはり出演するイベントは精査するべきだと僕は思うんですよ……。
- お客さんの少ないイベントにわざわざ出ている
- 出演するイベントも選んでいない
これは、へなぎでも手が出せない(笑)
逆にいえば、「ハニースパイス」の名前を戻して、新体制としてゼロから立ち上げるなら、変わる可能性はあるかなと考えたんです。
他にもいくつか理由はあります。
- 「再結成」という話題性がある
- 楽曲がそのまま使える
- 解散時のメンバーがまだ事務所に残っている
そこで、やるならメンバー集めとオーディションからやろうってなったんです。
「ハニースパイス再結成」が決まるまでの出来事
解散したグループのメンバーが、別のグループに入ることの方が圧倒的に多い。
へなぎ
できないんですよね。
多くの場合、喧嘩したり、お金がなくなったり、プロデューサーが辞めたって理由での解散なので……。
ハニースパイスの場合、元々「初期メンバーがいなくなったから解散」みたいなよく分からない理由で解散していました。
逆に言えば、
「初期メンバーがOKといえばいいんですよね」
っていう話になるじゃないですか。なので話が早かったんですよ。
へなぎ
そこは一応決まってました。
もっと言うと、別グループで活動していた元ハニスパメンバーにも声はかけましたよ。
「自分は本当に腕があるのか」試したかったので、ハニスパPの仕事を受けた
Zeppが終わってから、生きる屍みたいになっていた僕が久し振りにしっかりやったお仕事です。
色んな巡り合わせで出来たグループですが思ってたより面白く作れた気がします。自前が成功するのは当たり前。
外部で結果出してこそ、プロですから。令和初日、
へなぎ再生工場Re.にご期待ください。 pic.twitter.com/Hd8nM96yr4— へなぎ (@hngjapan) April 30, 2019
ただ、あくまでも他社の話じゃないですか。
最終的に「プロデューサーのお仕事」として受けることにした「決め手」はあるんでしょうか。
へなぎ
2018年12月の煌めき☆アンフォレント「Zepp Nagoyaライブ」を成功させて、燃え尽きていたんですよね。
人生初っていうくらい完全に燃え尽きて、気が狂って、手は動かしていても、1ヶ月くらい何もしていなかった感覚だったんですよ。
次は何をするべきか……
アニメ・海外とか色々考えたんですが、
「自分は本当に腕があるのか」
っていうのを確認したくなったんです。
僕は今まで「誰もやったことのないをやる」っていうことを常に意識してました。
だから、三重でアイドル作ったり、地方から東京にいったりしたんですけど、ある程度「成功」した感覚もありつつ、ちょっと不安になっていたのかもしれません。
ハニスパに力を入れすぎて、キラフォレのメンバーに怒られた
同時に、「他社」のアイドルを手がけるって珍しいと思うんですけど、どの辺りが大変でしたか?
へなぎ
自社のアイドルを売ったプロデューサーはたくさんいます。
ですが、「自社をやりながら、他社のアイドルも売ったプロデューサー」っていうのは珍しいです。
ただ、その分大変でしたよ。
自社だとお金の話も含めて、ある程度自由に決められます。
しかし、ハニスパはうち(株式会社トイプラ)の所属ではないので、事務所と何度も喧嘩したし、考えを変えながら進めたので本当に大変でした。
お披露目をしたのが2019年5月ですが、以来トイプラのファンからも、
へなぎは明らかにハニスパに力を入れている
なんて言われるようになってました。
それくらい力を入れないと無理だったからですが、実は自社内も大変で……。
キラフォレのメンバーが怒るんですよ。
「いい加減にしろ」
って(笑)
ただ、煌めき☆アンフォレントはもう4年も活動しているグループで、2020年にはメジャーデビューもする。
僕はプロデューサーだけど、最悪へなぎがいなくても成立するようにしているし、そうじゃないとダメだと思っています。
アイドルグループはお披露目からの3ヶ月、さらに言えば立ち上げ期からの半年くらいが本当に大事です。
他社グループというのもありますが、そういう考えが根底にあるので、ハニスパには深く関わるようにしていました。
「煌めき☆アンフォレント」や「綺星★フィオレナード」もちゃんとやっているんだけど、その辺りはご理解いただけたらと思います。
終わりに
このようにして、ハニースパイスは再結成されました。
しかし、ハニースパイスは一度解散したとはいえ、2012年から続く歴史あるグループです。
- 歴史あるグループとして、変わらずに大切にしていること
- 続けるために挑戦し続けていること
守りと攻めを同時に行うという、難しい舵取りが必要になります。
第2弾は主にへなぎさんの話を中心に、「新旧ハニースパイスで残したこと・変えたこと」をお届けします。
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ハロプロヲタク時代の友人「へなぎさん」がプロデュースする、アイドルを様々な角度から応援しています。