2021年9月14日(日本時間15日)のAppleスペシャルイベントで、iPhone・Apple Watch・iPadの2021年モデルが発表された。
Apple Watchは近年iPhoneと同時発表・発売が定番だったが、2020年はiPhoneの発売が遅れ、2021年はApple Watchの発売が遅れるようだ。
2021年モデルは「Apple Watch Series 7」。
画面の大型化、耐久性の向上などが目玉とされているが、ここ数年増え続けていた「健康管理機能」の強化がなく、地味なアップデートという印象。
この記事では、Apple Watch Series 7の概要と、僕の気になったポイントを紹介しようと思う。
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「Apple Watch Series 7」の概要
2015年4月に発売されたApple Watchは、以来新モデルがほぼ毎年発売され、2021年版は第7世代となる。
「ウェアラブル端末」は、従来電話を受けたり・活動量を計測する程度だった。
しかし、Apple Watchは転倒検知・心拍数取得・緊急通報など「命を守るデバイス」と位置付けにして、一気に利用者を増やしていく。
個人的には、ここ数年iPhoneよりもApple Watchの進化を楽しみにしていた。
Series 7での進化ポイントは以下。
- 狭額縁化で、画面を約20%拡大
- 常時表示Retinaディスプレイが「より明るく」
- 充電が高速に
- 耐亀裂性能・防塵性能・耐水性能が向上し、「より頑丈に」
その他にもプロセッサの変更(S6→S7)、新色の追加などはあるが、「進化」という意味だとかなり地味な印象……。
Series 7の注目ポイント
Series 6との比較だと目立った進化はないが、買い替えを検討する人は「Series 4以前のユーザー」が多いと思う。
以降は、Series 4以前から機種変更する場合の、オススメポイントとして紹介しようと思う。
- 画面が大きく・明るくなったが、バンドはそのまま使える
- 常時表示ディスプレイが「より明るく」
- 充電が高速になった
画面が大きく・明るくなったが、バンドはそのまま使える
Apple Watchは2015年に発売した初代モデル以来、画面サイズが2度変わっている。
- 1回目は2018年発売の「Series 4」
- 2回目は2021年発売の「Series 7」
どれも少しずつ大きくなってきているのだが、特筆すべき点はサイズが同じなら、同じバンドが使えるということ。
以下の表はモデル毎にまとめたバンドサイズだが、小型タイプは38mm・40mmケース、大型タイプは42mm・44mmケース対応のバンドが利用できる。
バンドサイズ | Series 3まで | Series 4〜Series 6・SE | Series 7 |
---|---|---|---|
小型 | 38mm | 40mm | ? |
大型 | 42mm | 44mm | ? |
つまり、初代モデルで購入した38mmケース対応のバンドは、Series 6の40mmケースにも対応し、Series 7以降でも利用可能。
iPhoneでは当たり前の、モデルが変わるとアクセサリも買い替えないといけない、という苦しみはApple Watchでは発生しない。
常時表示ディスプレイが「より明るく」
「Apple Watch Series 5」から搭載された、常時表示ディスプレイ。
古いApple Watchを使っている方には、この1点で感動できると思うのだが、バックライトが消灯している状態の画面は見えづらい。
結局、腕を上げてみるからバックライトが点灯することも珍しくないのだが、世代を追う毎に改良が続けられている。
Series 6の改良でかなり見やすくなったので、Series 7にしてほぼ完成の域かなと思う。
充電が高速になった
USB-C対応の充電ケーブルを使った場合、という条件はあるが充電時間がより早くなった。
Series 6より最大33%早くなり、約45分でバッテリーを0から80%まで充電できるそうだ。
かつてApple Watchは、「睡眠中に充電」が定番だったと思う。
しかし、今のApple Watchは、睡眠時間の測定など、基本的には常時身につける前提のデバイス。
僕も2年ほど前、早朝に倒れた経験をして以来、「転倒検出機能」をちゃんと使うため、常時身につけている。
このため、古いApple Watchと併用する形で利用しているのだが、正直使い勝手は悪い。
45分ならお風呂に入ったりしている間にかなり充電できるし、充電時間の高速化は、常時身につけることを考えたときは便利だろう。
全体的な感想
例年通りiPhoneと一緒に発表されたが、発売が2021年秋に持ち越しとなっている。
iPhone 13シリーズと同じく、全体的には「ブラッシュアップ版」という印象が強い。
一昔前でいえば「S」と名付けられてもおかしくなかったと思うが、Series 7は長く販売されるモデルになるような気がする。
というのも、最安モデルとして販売されている「Apple Watch Series 3」はさすがに古くさくなってきたし、そろそろ複数モデル体制になってもおかしくないからだ。
iPhone・iPadがそうであるように、ハイエンド・ミドル・エントリーの構成になった場合、2022年モデル以降は以下の体制になることも考えられる。
- エントリーモデルは「SE」
- ミドルクラスは「Series 7」
- ハイエンドは「Series 8」
地味すぎるSeries 7は長く販売する前提で作られていると考えたら、納得できる。
チーは何を買うか
僕は2015年の初代モデルかあら、Series 2以外はすべて購入してきた。
なので「Series 7」も買う義務(?)はあると思っているが、今回はさすがに悩んでいる……。
さいわい発売まで時間があるので少し考えようと思うが、買うとしたら以下にするだろう。
Apple Watch Series 7(GPS + Cellularモデル)- 44mmミッドナイトとソロループ
終わりに
Series 7の発表をみて感じたのは、ついにApple Watchも完成したんだなということ。
iPhoneほど売れているわけではないし、機能的にもニッチだし、注目度も低いが、毎年新たなセンサーが搭載されたりして、ここ数年は新製品にワクワクする数少ないデバイスだった。
しかし、7代目にして「ほぼブラッシュアップ版」というモデルが登場し、進化が一巡したことを実感させた。
バッテリー駆動時間の向上など、個人的にはまだ改善点はあるが、それはもはや「機能」ではないので……。
安心してスルーできる
というのはほっとする面もありある意味よいことなのだが、少し寂しい気持ちになる。
そんなことを感じた、Apple Watch Series 7の発表だった。
Apple Watch Series 6を購入する
Apple Watch Series 6は販売終了しました
2024年10月現在は後継モデルとして「Apple Watch Series 7」が販売されています。Amazon・家電量販店・大手キャリアなど幅広く販売されていますが、在庫・納期面で一番おすすめは、Appleでの購入です。
Apple Watchはどこで買うのが安いのか?
店舗 | タイプ | 定価(税込) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
Apple Store | GPS | 48,800円 | - | 48,800円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | - | 60,800円 | |
Amazon | GPS | 48,800円 | 1,464ポイント | 47,336円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | 1,824ポイント | 58,976円 | |
ビックカメラ.com | GPS | 48,800円 | 1,464ポイント | 47,336円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | 1,824ポイント | 58,976円 |
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