Apple製品の保証サービスと言えば、「AppleCare+」がお馴染みだ。
iPhone・iPad・Macはもちろん、Apple Watchでのサービスは用意されているのだが、年々料金が高くなっていることもあってか、加入者は少ない印象がある。
基本的な考えは「掛け捨ての保険」なので、「元をとる」とかの考えには適さない。
なので、判断基準は、
壊れるリスクがどれだけ高いか?
この1点に尽きるわけだが、Apple Watchの場合必要かどうかを、初代モデルの発売日から毎日使った視点で考察しようと思う。
結論を先に言えば、
Apple WatchでのAppleCare+は大半の方には不要
と思っている。
僕は「初代→Series 3→Series 4」と使ってきているが、1度もAppleCare+は契約していないし、壊れたこともない。
目次
- 1 Apple WatchのAppleCare+で提供される保証サービス
- 2 Apple Watchの保証サービスは基本的に「不要」
- 3 Apple WatchのAppleCare+契約料金
- 4 AppleCare+の有無による修理費用の比較
- 5 AppleCare+は購入日から30日以内なら「後から」加入可能
- 6 AppleCare+を契約するメリットは、アクセサリの交換でも使えること
- 7 終わりに
- 8 AppleCare+に関する記事
- 9 Apple Watch Series 4を購入する
- 10 最新モデルApple Watch Series 5発表!
- 11 Apple Watchに関する記事
- 12 Apple Watchカテゴリートップ
Apple WatchのAppleCare+で提供される保証サービス

Apple WatchのAppleCare+で提供される保証サービスは、以下の通りだ。
- 保証とサポートがApple Watchの購入日から2年間に延長される
- 過失や事故による損傷に対する修理などのサービスを、1回につき8,400円(税別)のサービス料で2回まで受けることができる
- Appleの専任スペシャリストへのダイレクトアクセス
- エクスプレス交換サービス
基本的なサービス内容は、iPhone・iPadのAppleCare+と同じ。
もっともメリットが大きいのは、
- 落として画面が割れた、など自爆系の損傷でも安価に修理してもらえる
- エクスプレス交換サービスで、サクッと新品交換してもらえることが多い
- ケーブルなど付属品も保証対象になる
という部分だ。
AppleCare+を契約するかどうかの基準は、このメリットを受ける確率がどれだけ高いかに尽きる。
Apple Watchの保証サービスは基本的に「不要」

僕はどうしているかを紹介すると、
AppleCare+は1度も契約したことがない
全ての製品と思うかもしれないが、僕はiPhoneの場合、必ず契約している。
iPhoneとApple Watchの大きな違いは何か。
- iPhoneは手やポケットに入れて、持ち歩く
- Apple Watchは腕にまいて、身につける
ということだ。
持ち歩くものは、落とすリスクが高い。
落とすだけでなく、水に濡れるなどの色んなことが起こるのだが、身につけているものに何か起ることは滅多にない。
例えば、僕が交通事故にあえば、身につけているものは高確率で壊れると思う。
リスクは確かにあるが、確率論から言えばかなり低いので、保険をかけるメリットが薄いと判断している。
なので、2015年4月の初代Apple Watch購入以来、AppleCare+を契約したことはないし、故障したこともない。
傷すらほとんど付かない。
アルミニウムケースのApple Watchは比較的傷つきやすいが、気になるレベルの傷は滅多に付かない。
逆に、スポーツをしている、土木系の仕事をしているなど、体を動かす仕事をしていて、そこでApple Watchを使うなら故障リスクはかなり高いだろう。
Apple WatchのAppleCare+契約料金

Apple WatchのAppleCare+は比較的安価(税別4,800円)だったので、とりあえず契約する人も多かったかもしれない。
iPhone向けのAppleCare+が年々値上がりしているなかで、Apple Watch向けは相対的に安く感じる面があった。
しかし、2018年9月発売のSeries 4からはついに値上げとなった。
モデル名 | 価格 |
---|---|
Series 3まで | 4,800円 |
Series 4 | 7,800円 |
ディスプレイサイズ(ケースサイズ)が拡大したため
というのが一番の理由だとは思うが、割高感は増したと思う。
AppleCare+の有無による修理費用の比較

AppleCare+を契約していると、2年間で最大2回まで8,400円(税別)で修理してくれる、メリットがある。
では、未加入 or 保証が切れた場合の修理費用はいくらなのか。
製品別にまとめると以下のようになる。
モデル名 | 保証対象外修理サービス料金 |
---|---|
Apple Watch Series 5(GPS)アルミニウム | 31,800 円 |
Apple Watch Series 4(GPS)アルミニウム | |
Apple Watch Series 5(GPS + Cellular)アルミニウム | 36,800 円 |
Apple Watch Series 4(GPS + Cellular)アルミニウム | |
Apple Watch Series 5(GPS + Cellular)ステンレススチール Apple Watch Series 5 Hermès | 41,400 円 |
Apple Watch Series 4(GPS + Cellular)ステンレススチール Apple Watch Series 4 Hermès | |
Apple Watch Series 3(GPS)アルミニウム | 16,800 円 |
Apple Watch Series 3(GPS + Cellular)アルミニウム | 23,800 円 |
Apple Watch Series 3(GPS + Cellular)ステンレススチール Apple Watch Series 3 Hermès | 34,400 円 |
見ての通りかなり高額だ。
1度でも修理したら、AppleCare+を契約している方が圧倒的に安くつくことは間違いない
AppleCare+は購入日から30日以内なら「後から」加入可能
この修理費用を見て、
購入時は契約しなかったけど、やっぱ契約しとこう
と思った方は、購入日から30日以内なら後から加入可能だ。
- オンラインで購入する(お客様自身によるシリアル番号の確認とリモート診断が必要です)
- 直営店のApple Storeで購入する(Apple Watchの点検と購入証明書の提示が必要です)
- 0120-27753-5に電話して購入する(お客様自身によるリモート診断と購入証明書の提出が必要です)
僕もiPhoneで後付け加入したことがあるが、電話でも加入出来るので、Appleストアが近くに無い方でも安心して欲しい。
AppleCare+を契約するメリットは、アクセサリの交換でも使えること

では、AppleCare+を契約するメリットは、本体の故障以外にないのかと言えばそうでもない。
僕がiPhoneのAppleCare+を契約していて、一番よく使うのは、
Lightningケーブルの交換
Lightningケーブルは今や安価になったが、Apple Watchの磁気充電ケーブルは、純正品しかなく「3,500円〜」と高い。
通常利用での断線などは、保証対象外と言われることも多いが、AppleCare+を契約していると、ほとんどチェック無しで交換対応になる。
この対応は以前だと電話受付が多かったが、2018年現在としてはWEB受付が主流となっており、
サクッと新品に交換してもらえる。
交換品の受け取りは、本体の場合も同様だが「エクスプレス交換サービス」が利用できるため、
- 自宅で受取できる
- 故障品と新品を「交換」で受け取る
- 手元から本体・アクセサリがなくなることがない
というメリットがあり、とにかくお手軽だ。
店舗に足を運ぶ暇がないからAppleCare+を契約する
というのも一つの手段としてはありと思う。
ただ、補足すれば本体の交換は以前ほど簡単にやってくれなくなっている。
ネットワーク経由で情報を送信し、確認できなかったら、目の前で明らかに不具合があっても「問題なし」と判断されるため、店頭で確認してもらわないと、対応してもらえないケースが増えている。
以前、iPhoneのディスプレイユニットの不具合が発生したときは、電話では「不具合は見受けられません」の一点張りだった。
費用は発生しなかったが、最終的には店頭で対応してもらいようやく解決した。
終わりに
冒頭でも書いたが、
AppleCare+は「掛け捨ての保険」
と考えるべきかと思う。
つまり、資産価値はないので、故障リスクが高いかどうかが判断基準になる。
Apple WatchはiPhoneと同じく、頻繁に持ち歩くものだが、「身につける」ので、手から滑り落ちるなんてシーンはほぼ無い。
普通の生活をする分には、故障リスクは低いだろう。
実際、僕は3年以上使ってきてトラブルにあったことがない。
ただ、生活スタイルによってはかわる。
その辺りは、ご自身の生活・仕事などから判断いただけたらと思う。
AppleCare+に関する記事
iPhone・iPad・Mac・Apple Watchの延長保証サービス「AppleCare+」は、「掛け捨ての保険」として利用スタイルによっては心強いサービスです。
僕はiPhone・Macでは必ず契約し、その他の製品は利用スタイルによって判断しています。
Apple Watch Series 4を購入する
「Apple Watch Series 4」はAmazon・家電量販店・大手キャリアなど幅広く販売されていますが、在庫限りの販売です(Appleは販売終了)
Apple Watchはどこで買うのが安いのか?

店舗 | タイプ | 定価(税別) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
Apple Store | GPS | 42,800円 | - | 42,800円 |
GPS + Cellular | 53,800円 | - | 53,800円 | |
Amazon | GPS | 42,796円 | 1,387ポイント | 41,429円 |
GPS + Cellular | 53,789円 | 1,743ポイント | 52,046円 | |
ビックカメラ.com | GPS | 42,790円 | 1,386ポイント | 41,404円 |
GPS + Cellular | 53,790円 | 1,742ポイント | 52,048円 |
最新モデルApple Watch Series 5発表!

Apple Watchに関する記事

最新モデル「Apple Watch Series 4」レビュー
オプションサービスについて
Apple Payについて

Apple Watchカテゴリートップ
初代モデルからApple Watchを使い続けている管理人が、これまで書いて来たサービスの解説・お得な使い方などを、Apple Watchカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
▼以下の画像をクリック!
運営者チーのおすすめ記事
