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Apple Watchの転倒検出機能とは。緊急通報も自動!倒れた時、自分の命を救うために設定して欲しい頼れる「保険機能」

転倒検知機能

Apple WatchはiPhoneの通知を見るアクセサリ

そのように思っていませんか?

2015年4月に発売したApple Watchは、発売当初確かに「iPhoneの通知を見る」程度にしか使えなかった。

これはこれで便利だったのだが、その後Apple Watchは「健康管理」をメインにしたガジェットに変わっていく。

  • 歩数計
  • 心拍数計測(心拍センサー搭載)
  • 心電図(ECG)も取れる電気心拍センサー搭載(日本では利用不可)

など、正直普段使う上で重要な機能ではないが、身につけることでいざという時役に立つもの

極めつけが「Apple Watch Series 4」で搭載された「転倒検出機能」だと思う。

機能を有効にして、倒れてから一定時間応答がないと、緊急通報を行い、同時に「メディカルID」に登録した緊急連絡先にメッセージする。

本当にヤバいときにしか役に立たない。
ただ、実際そんな体験をしてから、僕は命を守るために、転倒検出機能を有効にしたApple Watchを常に身につけるようにした

この記事ではApple Watchの「転倒検出機能」を紹介しようと思う。

チー
「保険」みたいな機能だけど、Apple Watch Series 4以降を使っている方は、是非使って欲しい機能!

この記事の掲載内容は、2021年6月22日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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Apple Watchの「転倒検出機能」とは

転倒検出機能

Apple Watchの「転倒検出機能」とは、着用者が転倒した場合、そのことを検知して、必要に応じて緊急通報サービスに連絡してくれる機能。

「倒れたから通報する機能」と文字にすると大したことがない気がするが、命を守るためにものすごく重要な機能だと思う

注意点としては「事前設定が必要」で、Apple Watch Series 4以降でないと動作しないのだが、対応モデルを使っている方は是非有効活用して欲しい。

機能としては以下の流れで動作する。

転倒検出機能
  1. 着用者が転倒した場合にそのことを検知し、手首を叩いたり、警告音を鳴らし、画面にメッセージを表示する
  2. 「1分間」なんの動きもないことを検知した場合、30秒のカウントダウンが始まり、その間着用者の手首を叩き続け、警告音を鳴らす
  3. カウントダウンが終わると、自動的に緊急通報サービスに電話をかける
  4. 電話がつながると、着用者の転倒が検知されたことを知らせる音声メッセージが再生され、着用者の現在地 (緯度経度座標)が伝えられる
  5. 転倒検出機能が働いて緊急通報サービスに連絡したことを知らせるメッセージが、着用者の位置情報を添えて、「メディカルIDに設定された緊急連絡先」に宛てて送信される

色々やってくれるのだが、ポイントはこれらの操作を「Apple Watchが自動で行ってくれる」こと

1人が多いので命を守るために設定することを決意

救命救急センター

「転倒検出機能」がなぜ便利だと思うのか?

当たり前だが、倒れた本人が冷静に緊急通報できるとは限らない。

近くに家族などがいればよいが、1人だったら?

僕は2019年10月にまさにそんな体験をした。

いつものように早朝に起きて仕事しようとしたら、原因不明のしびれが発生し倒れて、10分程度意識を失っていた

自宅内の出来事だが、早朝なので家族は寝静まっており、幸い意識が戻ったので、その後妻を起こしてなんとかしてもらえた。

  • 意識が戻らなかったら?
  • 家族が誰もいない、日中だったら?

そう考えたら背筋が寒くなった。多分、死んでいたと思う。

実はその時まで機能自体は知っていたが、設定していなかったので、その日のうちに設定した。

リアルに死を意識した

対応するApple Watchは「Series 4」以降で事前設定が必要

Apple Watch Series 4

命を守るために便利な「転倒検出機能」だが、利用にあたって注意点が2つある。

  • 事前設定が必要(転倒検出機能を「有効化」する)
  • 対応モデルが少ない

特に対応モデルの少なさはある意味欠点で、時間が解決する面はあるのだが、2024年3月時点での対応モデルは以下の通り。

転倒検出機能対応モデル

最も安価な「Apple Watch Series 3」は非対応

という点だけ注意して欲しい。

転倒検出機能は「命を守るための保険」

転倒検出機能

最新モデルでないと使えない「転倒検出機能」は必要か?

コスパの観点から言えば、不要だと思う。

Apple Watchを今から購入するなら、21,780円(税込)と大幅値下げされている、Apple Watch Series 3の方がおすすめ。

Apple Watch SEが登場

ただ、転倒検出機能は「命を守るための保険」と考えたら、コスパは高いかもしれない。

  • 2〜3年で4万円程度の掛け捨て
  • 普段も使える
  • GPS版ならランニングコストは発生しない

作動する条件は?緊急通報はどんな風に行われる?

では、「転倒検出機能」はどんな風に動作するのか?

本当に倒れるシーンなんて起こって欲しくも無いし、検証のために緊急通報するわけにもいかないのだが、バタンと倒れてみると案外簡単に検出する

▼検出されたときの画面
転倒検出機能

▼「大丈夫です」を選択したあとの画面
応答すると止まる

その後の動作は、Apple公式サイトの説明では以下のように記載されている。

2番以降の動作です
転倒検出機能
  1. 着用者が転倒した場合にそのことを検知し、手首を叩いたり、警告音を鳴らし、画面にメッセージを表示する
  2. 「1分間」なんの動きもないことを検知した場合、30秒のカウントダウンが始まり、その間着用者の手首を叩き続け、警告音を鳴らす
  3. カウントダウンが終わると、自動的に緊急通報サービスに電話をかける
  4. 電話がつながると、着用者の転倒が検知されたことを知らせる音声メッセージが再生され、着用者の現在地 (緯度経度座標)が伝えられる
  5. 転倒検出機能が働いて緊急通報サービスに連絡したことを知らせるメッセージが、着用者の位置情報を添えて、「メディカルID」に設定された緊急連絡先」に宛てて送信される

ポイントは以下だろうか。

  • 転倒検出後「1分間」は待機する
  • 手首を叩いて、意識が戻るように動作する
  • 警告音を鳴らし、周りに知らせる
  • 自動的に緊急通報サービスへ電話する
  • 位置情報が通知される
  • メディカルID」に設定した緊急連絡先(主に家族)へ、メッセージが送信される

思った以上に色んな事をやってくれるので、非常時の対応としてはかなり心強いと感じる。

緊急通報機能

ちなみに、緊急通報サービスは日本だと「119番」に該当するが、Apple Watch Series 5 GPS + Cellular版」場合は、別の国や地域にいるときでも、現地の緊急通報サービスに電話してくれる

チー
Apple Watchはウェアラブル端末の一種だけど、今や身につけておくことで安全を確保するアイテムになってるね

転倒検出機能の設定方法

「転倒検出機能」の設定は簡単に行える。

大きく分けると2ステップ。

  1. iPhoneの「Apple Watchアプリ」から設定
  2. ヘルスケアアプリから「メディカルID」を設定する

iPhoneの「Apple Watchアプリ」から設定

まずは、iPhoneの「Apple Watchアプリ」から転倒検出を有効化する。

転倒検出機能の設定方法
「Apple Watchアプリ→緊急SOS」と進み、「転倒検出」を有効化するだけだ。

ヘルスケアアプリから「メディカルID」を設定する

iPhone・Apple WatchでメディカルIDを登録・参照する方法

この時、緊急連絡先の設定もできるのだが、これは「メディカルID」から読み込むイメージとなる。

メディカルIDは、利用者の個人情報・医療情報・緊急連絡先をあらかじめ設定しておけば、ロック解除すること無く参照できるようになる機能。

入力情報
メディカルIDで登録できる情報
  • 氏名
  • 生年月日
  • 病気/けがについて
  • 医療メモ
  • アレルギーと反応
  • 使用中の薬
  • 血液型
  • 臓器提供
  • 体重
  • 身長
  • 緊急連絡先

プライバシーとの兼ね合いが難しい機能で、僕は設定していなかったが、早朝に倒れたことをきっかけに設定することにした

チー
設定方法などは以下の記事を参考にしてください
iPhone・Apple WatchでメディカルIDを登録・参照する方法

終わりに

転倒検出機能

2015年の発売当初、iPhoneの通知を見ることがメインで、便利だけど必須ではないと感じていた

なので、僕は周りの人に聞かれても、

チー
あれば便利だけど、無くても困らないので、「Apple信者」じゃないなら強くはすすめない

と答えていた。

しかし、僕も40歳になった。
白髪も増え、食べたいものを好きなだけ食べれば太るし、健康は意識しないと維持できない年齢になったことを実感する。

  • 普段は歩数など、健康維持管理
  • 急病で倒れたなど、いざという時のお守り

と考えたらApple Watchは恐ろしく有能なデバイスになったと感じる。

iPhone・Apple WatchでメディカルIDを登録・参照する方法

Apple Watch Series 6は販売終了しました

2024年3月現在は後継モデルとして「Apple Watch Series 7」が販売されています。

Amazon・家電量販店・大手キャリアなど幅広く販売されていますが、在庫・納期面で一番おすすめは、Appleでの購入です。

Apple Watch Series 5長期利用レビュー

Apple Watchはどこで買うのが安いのか?

パパンダ
まだまだApple Watchを買う余裕はないけど、うちは家計が厳しいので「少しでも安く」買いたい!
チー
それなら「ビックカメラ」か「Amazon」がおすすめかな。ポイントは大してたまらないけど、ポイントが使えたり在庫が豊富なので。
簡単に比較するとこんな感じ。
2024年3月時点のApple Watch Series 7(41mm、アルミニウムケース&スポーツバンド)販売価格です。カラーによる価格変動はありません。
店舗 タイプ 定価(税込) 値引き 実質価格
Apple Store GPS 48,800円 - 48,800円
GPS + Cellular 60,800円 - 60,800円
Amazon GPS 48,800円 1,464ポイント 47,336円
GPS + Cellular 60,800円 1,824ポイント 58,976円
ビックカメラ.com GPS 48,800円 1,464ポイント 47,336円
GPS + Cellular 60,800円 1,824ポイント 58,976円
Apple Watchをどこで買うのがお得?

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チー
2015年4月の発売以来、ほぼ毎日使い続けて感じたことをまとめています。
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