Apple Watchに興味がありますか?
Apple Watchは2024年11月時点では、以下のモデルが販売されている。
- Apple Watch Series 3
- Apple Watch SE
- Apple Watch Series 7
僕は2015年4月のApple Watch発売以来ほぼ毎日身につけ、機種変更しながら今でも使い続けている。
2024年現在は選択肢も増え、価格的には購入しやすくなったが、なくても困らないという意味で、「お試ししたい」と考える方は多いだろう。
この記事では、以下のような考えで、初めてApple Watch買おうと悩んでいる方へのおすすめを紹介しようと思う。
- 最新モデルにこだわりがない
- なるべく安くApple Watchを使ってみたい
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2024年現在で新品、中古で入手出来るApple Watchの価格比較
Apple Watchは2015年4月の発売以来、合計7モデル発売されている。
モデル毎の販売状況・相場観をまとめると以下のようになる。
モデル名 | 販売状況 | 新品価格 | 中古価格 | |
---|---|---|---|---|
Appleストア | 家電量販店 | |||
Series 3 | ○ | ○ | 22,800円〜 | 15,000円前後 |
Series 4 | × | × | - | 25,000円前後 |
Series 5 | × | × | - | 30,000円前後 |
Series 6 | × | × | - | 40,000円前後 |
Series 7 | ○ | ○ | 48,800円〜 | - |
SE | ○ | ○ | 32,800円〜 | 25,000円前後 |
新しいモデルほど高くなるというのは当たり前の特徴だが、ポイントは3点。
- 新品はApple Watch Series 3・7・SEしか買えない
- Series 2以前は、最新OSをサポートしておらず、中古市場でしか今は見かけない
Series 3は「22,800円〜」と安いが、2019年9月の値下げ以来価格はほぼ変わっていない。
2024年11月現在としてはさすがに古くなったし、転倒検出機能など近年重視しているヘルスケア機能も乏しい。
最新モデル「Series 7」ならあらゆる機能がみたされるが、Apple Watchを初めて購入する方に、最新モデルはおすすめしづらい。
- 価格重視なら「Series 3」
- 機能と価格のバランス重視なら「SE」
というのが、基本方針になるだろう。
初代(第1世代)・Series 1・Series 2を買ってはいけない
まず、最初に2024年時点で買ってはいけないApple Watchを紹介しておこうと思う。
- 初代(第1世代)
- Series 1
- Series 2
理由は単純で、これらのモデルは最新OSをサポートしていないため。
今使っている方は壊れるまで使えばよいと思うが、積極的に購入する理由はない。
中古であれば1万円以下で入手できるかもしれないが、Series 3が新品でも「22,800円〜」なので、劇的に安いわけでもない。
初めて買う人のおすすめは「Series 3」か「SE」
では、Apple Watchをはじめて買うとしておすすめモデルはなんなのか。
僕がおすすめしたいのは以下の2モデル。
- 価格重視なら「Series 3」
- 機能と価格のバランス重視なら「SE」
「Series 3の新品」のコスパが高いことは前述の通り。
「Apple Watch SE」に関しては、価格が「32,800円〜」と1万円高くなるが、価格と機能のバランスがよいのでオススメ。
「Apple Watch SE」の特徴
2020年9月18日に発売した「Apple Watch SE」は、スペック的には2018年モデルの「Apple Watch Series 4」にかなり似た仕様となっている。
つまり、エントリーモデルの「Series 3」と比較して、以下の機能が進化した。
- ディスプレイの大型化
- 全体的な薄型化
- デジタルクラウンのリニューアル
- プロセッサの進化(S3→S4。S3より2倍高速らしい)
- ワイヤレスチップの進化(W2→W3)
- 電気心拍センサー搭載
- 第2世代の光学式心拍センサー搭載
- 転倒検出搭載
- 加速度センサー、ジャイロスコープが進化
画面の大型化、転倒検出搭載など「命を守る機能」が充実しているのが特徴だ。
そして、Series 4に似ているが、実は進化しているのも嬉しいポイント。
- プロセッサが「S5 SiP」
- 「GPS + Cellularモデル」は海外における緊急通報に対応
- ストレージが32GB
実使用上違いを感じることは少ないが、Series 4の販売当時より安いのはもちろん、スペックも上がっている。
Series 4はその後のApple Watchの進化を考えると、「ベース」になったモデル。
「Apple Watch Series 3」の特徴
では、エントリーモデルとなるApple Watch Series 3の特徴はなんなのか?
前モデルとなるSeries 2から、以下のような機能が追加された。
- プロセッサが進化
- 「eSIM」を利用したモバイルデータ通信に対応(GPS+Cellular版のみ)
機能的にはSeries 2でほぼ完成しているのだが、さらに便利になった感じのモデルがSeries 3で、「eSIM」を利用したモバイルデータ通信は大きなトピックだったと思う。
Series 4以降は前述の通り、健康管理など「命を守る機能」が充実していく。
健康管理機能に興味がないなら、SEではなくSeries 3を選べばよいと思う。
ちなみに、Series 5以降のApple Watchは、海外での緊急通報機能、血中酸素測定などさらに命を守る機能が充実するが、スペック的なものでいうと「ディスプレイの常時表示」が最大のトピック。
この機能はSeries 5でないと対応していないのだが、高額になるためこの記事のトピックとしては割愛する。
Apple Watchの魅力
では、そもそもApple Watch Series 3以降では、何が魅力的になったのか?
実はSeries 3までは、GPSを内蔵し防水対応するなど、運動によるライフログ取得が目玉で、スポーツウォッチとしての人気が高かった。
しかし、徐々に「生活に根ざした」感じになり、2024年11月現在は以下がApple Watchを使うメリットと思っている。
Apple Payに対応しFeliCaが内蔵された
2016年9月に発売したiPhone 7以降のiPhoneは、「Apple Pay」に対応しFeliCaが内蔵されている。
日本でいう「おサイフケータイ」に対応するイメージとなるわけだが、実はApple WatchもSeries 2から対応している。
iPhone 7の場合は、iPhoneをリーダー(Suicaの場合自動改札など)にかざすが、Apple Watchの場合は手首をかざすことになるのが違いだが、機能的な違いはない。
個人的にはApple Payは本当に便利なので、是非体験して欲しいと思っている。
転倒検出機能など「命を守る機能」
Series 4ではじめて対応した、転倒検出機能は倒れた時に、一定時間応答がなければ緊急通報を自動で行う機能。
こんな事態は起こらないにこしたことはない。だからこそ、普段は関心が薄いモノ。
僕もそんな人で、Series 4を使っていても機能としては有効化していなかった。
しかし、2019年10月早朝に倒れたことがあり、意識が変わった。
その時は幸い10分後くらいに意識が戻ったが、これが誰もいない昼間だったら、下手すれば死んでいただろう。
そう考えると、僕のようにフリーランスで仕事をしている人は、命を守るデバイスとして重要と考えるようになった。
この機能は、Series 4以降か「Apple Watch SE」でないと使えないので、「命を守る機能」を重視するなら、上位モデルを選択した方がよいだろう。
Apple Watchはどこで買うのがよいか
とはいえ、やはり価格は重要だ。
2024年11月時点でApple Watchを購入する場合、以下のモデルが候補になる。
- Series 3・Series 7・SEの新品
- 家電量販店などで在庫限りのSeries 6
価格重視だとSeries 3の新品になるかと思う。
ここで、冒頭の表を再掲する。
モデル名 | 販売状況 | 新品価格 | 中古価格 | |
---|---|---|---|---|
Appleストア | 家電量販店 | |||
Series 3 | ○ | ○ | 22,800円〜 | 15,000円前後 |
Series 4 | × | × | - | 25,000円前後 |
Series 5 | × | × | - | 30,000円前後 |
Series 6 | × | × | - | 40,000円前後 |
Series 7 | ○ | ○ | 48,800円〜 | - |
SE | ○ | ○ | 32,800円〜 | 25,000円前後 |
1つ特筆すべき点は、新品と中古の価格差だ。
新品と中古の価格差が思いのほか少ない
直接取引となるヤフオク・メルカリなどは安くなる傾向にあり、ソフマップ・ゲオなどの中古販売業者はそれより若干高くなる。
だが、それでも新品との価格差が1万円もないというのは驚く。
個人的にはSeries 3を買うなら、新品の方が良いと思う。
ウェアラブル端末は、いくらキレイでも中古は嫌という人も多いだろう。
Apple Watchシリーズのおすすめは「安いモデル」
では、僕がおすすめするApple Watchはなんなのか。
- とにかく安さ重視なら、新品のSeries 3
- それ以外の方は、新品のSE
となる。
普通なら最新モデルをオススメしたくなるものだが、もしSeries 7を購入するなら「Apple Watch Series 7 GPSモデル」のアルミニウムケースをおすすめする。
共通点をご理解いただけるだろうか。僕は、
Apple Watchを買うなら『安いモデル』を買うことをおすすめしている。
これには理由がある。
Apple Watchの一番おすすめは「安いモデル」である理由
Apple Watchの購入にあたり、『一番安いモデル』をお勧めする理由は3つある。
- 買ったところで使い続けるとは限らない
- バッテリーは進化していない
- 毎年9月に新モデルが発売する
大前提としては、
価格の違いは素材など違いで、『機能に違いはない』
ということで、上位モデル下位モデルという位置付けとはならない。これがポイントだ。
- 素材はアルミニウム・ステンレス・セラミックで選べば「アルミニウム」
- サイズは38mmと42mmがあるが「38mm」(Series 4以降は40mmと44mm)
上記が僕のオススメということになる。バンドはお好みで良いと思う。
無難なのはスポーツバンドかソロループ(Apple限定)。
買ったところで使い続けるとは限らない
Apple Watchの発売は2015年4月。
この時、僕も含めてAppleファンやガジェット好きが飛びつき、発売当初は品薄となった。
では、その後どうなったかと言えば、品薄になったことは皆無どころか、話題になることも少なくなった。
- iPhoneは多少不満があっても、ないと困るので使い続ける
- Macは使用頻度が減っても、使用期間が長くなる(=買換頻度が長期スパンになる)
という感じで、手元には残る。
だが、Apple Watchの場合、合わないなと感じたら使わなくなる。
Apple Watchの基本機能は、時計とiPhoneの通知(電話・メールなど)を受けること。
これらは、iPhone単体でもできる。要するにApple Watchは『無くても困らない』ので、簡単に使わなくなる。
そういうデバイスなのに、いきなり高いものを買うのはオススメできない。
バッテリーは進化していない
Series 1からSeries 7について、前述の通り細かいスペックでは色々違いはあるが、重要な点は何も変わっていない。それは、
バッテリー駆動時間は18時間のまま
ということだ。
1日の利用でバッテリーが切れることはない
だが、逆にいえば2日はほぼ持たない。
2日間充電無しで使えるかどうかはかなり大きなポイント。
出張や旅行は普段だと1泊2日が一番多く、そういう時って荷物を極力減らしたい。
ところがApple Watchの充電はマグネット式の専用ケーブルで行うため、いちいち充電ケーブルを持ち歩く必要がある。
近年はApple Watchに対応したモバイルバッテリーも販売しているが、価格が高い。
- 一般的なモバイルバッテリー
- Apple純正のマグネット充電ケーブル
を持ち歩くのが無難かと思う。
最新モデル「Apple Watch Series 7」は2021年10月発売。毎年9月に新モデルが発売、
第1世代Apple Watchが発売したのは2015年4月、Series 2の登場は2016年9月だった。
- 伊勢丹などの百貨店で販売
- 10万円を優に超える高級品もラインアップに含む
- Sportsモデル以外は、化粧箱など「貴金属」を思わせるほどの高級感
ガジェットではなく貴金属として売ろうとしているとすら思っていたのだが、2024年時点でAppleはこの方針を撤回したと思う。
その証拠は新製品の発売ペースだ。
モデル名 | 発売年月 |
---|---|
第1世代 | 2015年4月 |
Series 2 | 2016年9月 |
Series 3 | 2017年9月 |
Series 4 | 2018年9月 |
Series 5 | 2019年9月 |
Series 6 | 2020年9月 |
Series 7 | 2021年10月 |
Apple Watch Series 2以降は「毎年9月」に発売
9月といえば、iPhoneが発表&発売される月だ。
つまり、Apple WatchはiPhoneのアクセサリという位置付けになった。
1年に1度新しいモデルが発売し、現モデルは陳腐化するということを前提に購入する必要がある。
ものすごく気に入って、次はもっとイイモノを買おうと思ったなら、1年後か2年後に買い替えればいい。
最初から高級品に手を出すべきではないと思う。
ただ、最新モデルにこだわりがあるなら9月に購入するのが良いだろう。
恐らく「Apple Watch Series 8」は、2022年9月にiPhoneと共に発表されるはずだ。
2021年モデルのApple Watch Series 7は地味
ただ、それでも最新モデルが欲しいと言う方はいると思う。
「Apple Watch Series 7」はどうなのか?」気になる方もいるだろう。
Series 7での進化ポイントは以下。
- 狭額縁化で、画面を約20%拡大
- 常時表示Retinaディスプレイが「より明るく」
- 充電が高速に
- 耐亀裂性能・防塵性能・耐水性能が向上し、「より頑丈に」
正直僕も購入するかを悩むくらい「地味」な進化だ。
なにせ、画面が広くなったくらいで、機能的進化が皆無。
ただし、Series 3・SEにはない強みがある。
Apple Watch長年の「不満」は大きく分けて2つある。
- ディスプレイが常時表示ではないので、時計としては使いづらい
- バッテリー駆動時間が短い。せめて3日持って欲しい
このうち1つ目の常時表示問題が、Series 5でついに解消した!。
Series 7ではこれがさらに進化しており、「時計」としての使い勝手を重視するなら、Series 7がおすすめ。
また、健康管理機能もさらに進化している。
血中酸素濃度の測定、心拍数測定の進化はSeries 6以降のみの機能。
新型コロナウイルス感染症で話題になった「血中酸素濃度」の測定まで行えるので、命を守る機能がさらに充実した。
終わりに
かなり長い記事になったが、おすすめモデルをまとめると以下のようになる。
- 価格重視なら「Series 3」
- 機能と価格のバランス重視なら「SE」
- 健康管理機能をより重視するなら、Series 7もよいが高いです
Apple Watchは使えば便利なことは間違いないので、納得感のある選択になればと思います。
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Apple Watchはどこで買うのが安いのか?
店舗 | タイプ | 定価(税込) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
Apple Store | GPS | 48,800円 | - | 48,800円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | - | 60,800円 | |
Amazon | GPS | 48,800円 | 1,464ポイント | 47,336円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | 1,824ポイント | 58,976円 | |
ビックカメラ.com | GPS | 48,800円 | 1,464ポイント | 47,336円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | 1,824ポイント | 58,976円 |
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