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リアルに死を意識した……。早朝に左足のしびれと痛みで倒れて一時意識を失い、救命救急外来で脳卒中を疑われるも異常はなく、しびれは「座骨神経痛」が原因だったという体験談

リアルに死を意識した

フリーランスの働き方は「ブラック企業」と変わらない

ある程度自分の裁量で仕事量や働き方を調整できるものの、「出社」や「休日」という概念もなく、考えようによっては「寝ている時以外、ずっと仕事している」とも言えるのがフリーランス。

フリーランスになって1年

そんな生活を始めて1年ちょっと経つのだが、特に2019年9月〜10月はかなり頑張っていた。

チー
このブログ「アナザーディメンション」で、月間100万ページビューを達成したい!

もう2度とないかもしれないチャンスだったので頑張って、見事目標を達成した。

アナザーディメンションが100万PV達成

それが決まったのが10月7日の話。
ようやく一息ついていたのだが、10月は約束が多く、10月10日は日帰り東京出張の予定だった

前日(10月9日)はいつものように、子ども達と一緒に21時過ぎに寝て、4時半に起きて仕事をしながら、出張の準備をするつもりだったのだが……。

朝起きて、用を足していたら、左足が急にしびれてきて、その後倒れて意識を失っていた

時間にしたら5分程度だった(と思われる)が、その時に頭をぶつけて負傷。さすがにヤバいと慌てて妻を起こして、様子を見つつ、落ち着いていたので子ども達が家をでてから救命救急外来に足を運んだ。

大変だった、2019年10月10日の出来事を、備忘録としてまとめておこうと思う。

チー
結果的には、脳卒中みたいな「おおごと」ではなかったです。

ただ、仕事を頑張るのもいいけど、倒れたら元も子もないよね……。

この記事の掲載内容は、2021年1月3日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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午前4時半に起床し、用を足した後に倒れる

失神して倒れた

フリーランスになって間もない2018年10月頃から、作業時間を確保するために「4時起き」が定番化していた。

第20回岡山ブログカレッジ

2019年に入ってからは、多少控えていたのだが、「100万PVを目指す目標」があったので、8月頃からまた4時起き生活の繰り返しに……。

ただ、この日(10月10日)は東京日帰り出張で、帰宅は深夜の予定だったので、少し遅く起きた(といっても4時半)。

起きた直後はなんともなかったが、2階の寝室からデスクがある1階リビングに下りて、用を足していたら、左膝のあたりがしびれるような感覚があり、頭もフラフラして「立っていられない」状態になった。

ヤバいと思って、ソファに寝転がろうと移動し始めたまでは覚えているものの、気がついた時はキッチンで仰向けに寝転がっていた

正直何が起こったのか分からなかったが、「ヤバい」感じだけはあったので、這いながらリビングへ移動し、寝転がった。

耳元からは「サーー」という音がきこえて、ヤバいと思いつつも動くこともできず、しばらくじっとする。

左のこめかみのあたりを負傷して焦って我に返る

怪我に気づく

しばらくしたら落ち着いてきたので、何気なく頭を触るとベッタリした感覚。

薄明かりの中でそれを見たら「血」。

「いつの間にか」負傷していた。
触った感じ、結構深い傷に思えるが、痛みすら感じていないことに恐怖を覚え、這いながら2階に上がり、妻を起こした。

「救急車を呼ぼうか?」

なんて話にもなったけど、寝転んでいれば異常は無いし、とりあえず安静にしておくことに……。

ただ、立ち上がって動くと、左膝からおしりのあたりにするどい痛みとしびれを感じて、長くは立っていられなかった

この時点で(朝の5時半くらい)、東京出張は無理と判断し、当日会う予定だった方や会社へ、キャンセルと断りのメールをiPhoneから送り、新幹線もキャンセルした。

子どもたちの登園・登校を待って、倉敷中央病院の救命救急センターへ

倉敷中央病院の救命救急センターへ

子ども達が6時半くらいに起きて、朝食になったが、食欲は普通

とはいえ、乳製品はやめておいて、食パン1枚だけ食べた。

その後、8時までに子ども達が小学校・保育園へ行ったので、妻に付き添ってもらい救命救急外来へ行くことにした。

僕が住む倉敷市中心部には病院が多いのだが、「倉敷中央病院」という全国的にもわりと有名らしい、大病院がある。

ここには「救命救急センター」があるので、そこへ足を運んだ。

症状的に脳卒中を疑われ、簡易検査の後、脳MRI

救命救急センター

救命救急センターに足を運んだのは、記憶の範囲では初めてだと思う。

この日(2019年10月10日)は平日かつ朝一ということで、患者は少なく、僕が着いたときには誰もいなかった。

まずは「トリアージ」と呼ばれる緊急度に応じた、処置の優先度を付けるために、問診などが行われる

そんな中でも「10分後に救急車が到着します」なんて放送が流れているのが生々しい。

  • 倒れた
  • 左半身のしびれ
  • 立ちくらみ

この辺りを伝えたため、おそらく比較的緊急度が高いと判断されたのだろう、トリアージで看護師さんと問診後、10分程待つと診察室に呼ばれた。

そこにいたのは「脳卒中科」の医師。

この時初めて、僕は「脳卒中」を疑われているんだとわかる。一気に怖くなった。

再度問診を受け、手を上げたり、一定方向を見たりする、簡易検査が行われた。

「左膝のしびれは確かに気になるが、脳卒中の場合一部ではなく、全体的に発生するのが通常なので、脳卒中の確率は低い」

という診断だった。
とりあえず一安心だが、「検査費用が少し高いけど、念のため脳MRIでチェックしますか?」と聞かれ、さすがに断る理由もないので検査を受けることに。

すぐに院内で予約され、10分ほど待つとMRIに案内された。

通常、倉敷中央病院のMRIはなかなか予約が取れないと聞く。そもそも混んでいることもあるだろうが、緊急性の高い患者のために、「バッファ」を持っているのだなと分かった。

初体験の脳MRI

MRI

というわけで、MRIに案内された。

金属類やカラーコンタクトを身につけていないことを確認され、入る直前には金属探知機によるチェックを受けて、MRIルームへ

中に入るときに、「かなり大きな音がするので、耳栓をつけてください」と言われ装着して、機械の手前で横になった。

今回は「頭部」が対象なのだが、動いてはダメなので、頭部を固定され、さらにフルフェイスマスクのようなものをかぶせられた(キツいものではない)。

脳MRI
マスクのようなものがかぶせられる

そして、いよいよ内部へ……。

  • ゴゴゴゴ
  • キュインキュイン
  • ジージージー

20分〜30分かかると説明されていたので、なかで寝ようかと思ったがそんなレベルじゃなかった。

普通にうるさくて寝られない(笑)

電子機器が一切手元になく、時間も見えないのでどれくらい時間がかかったかも分からないが、多分30分程度で終わったのだと思われる。

終了後は救命救急センターのベッドに戻り、その地点で時間は11時頃だった。

額の傷の処置を受ける(3針縫った)

怪我の処置を受ける

そこからがわりと長かったのだが、トイレに行き立って用を足そうとすると、その時も左足にしびれが走り、気分が悪くなる。

  • 座っているとき
  • ゆっくり歩いているとき
  • 寝ているとき

これらの時はほぼ何もなく、用を足そうとすると、左足が局所的にしびれる

立っても、座っても基本は同じなので、確かに変だなぁと感じ始めていた。

その後、今度は脳卒中科の先生ではなく、形成外科の先生が登場、

額の傷を処置してくれたのだが、これが案外ひどくて「3針縫った」。

麻酔をしてくれたので痛みはすくなかったが、糸が通るときの感覚は何ともいえなかった……。

  • 今日はお風呂に入らないでください
  • 明日外来を受診してください
  • 多分大丈夫だけど、明日以降はお風呂に入っても大丈夫です(明日の外来で確認してください)
  • おそらくその1週間後に抜糸になります

という説明を受けて、終了した。

MRIの結果は特に異常なし

脳卒中の可能性は低いとの診断

処置を受けている間の待ち時間に、脳卒中科の先生も再び来てくれて、MRIの結果を説明してくれた。

結果は「異常なし」。

もう1つ、待ち時間に心電図と血液検査もしていたが、心臓などにも異常は見られない。

脳や心臓の血管に対する疑いは限りなく低いので、左膝のしびれは「神経痛」かもしれません

と言われた。

ただし、神経痛での失神はあまりない。

  • 食事
  • お風呂
  • 排泄行為

これらは、血圧などが変わる動作なので、頻繁ではないが、「失神するケースのなかでは、よくある事例」でその可能性もあるでしょう、という話だった。

「用を足しているときだけ起こる」という状況から、僕もその話には納得感があった。

というわけで、救命救急外来は終了した。

この時12時半 くらいで、8時半頃到着していたので、4時間ほど滞在していたことになる。

「医療費は12,000円」現実に戻った瞬間

医療費は12,000円

その後、医療費の精算をして帰ったのだが、

12,000円のお支払い

救命救急外来だし、MRI受けたし、覚悟はしていたが、1万円を超える支払いはさすがに驚いた(笑)

チー
まあ、それでも命には替えられない……。

左膝のしびれは翌日も治らず、まずは整骨院へ

翌日形成外科に外来受診

帰宅して、その日はゆっくりしていたものの、左膝のしびれは相変わらずだった。

  • 用を足す
  • 左膝からお尻の一部が、ピリピリする

「発動条件」だけは決まっていて、「整形外科でもいくべきかなあ」と思いつつ、翌日の外来受診で相談することに。

そして翌日(10月11日)。
形成外科の外来を受診し、相談するも「そういう事例は聞いたことがないですねぇ」と言われ、とりあえず整形外科をおすすめされた(大病院なので、最初は近隣の医療機関)。

ただ、自覚症状はあっても、どうしても原因が分からない場合「総合内科」があるので、そこに相談してみて欲しいとも言われる

というわけで、整形外科に行くなら、まずはかかりつけの整骨院の先生に相談しようと思い足を運ぶ。

整骨院で座骨神経痛の一部「梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)」を疑われる

整骨院では座骨神経痛の一種と言われる

整骨院に行くと、顔見知りの方が多いので、額のガーゼ(3針縫ったところ)を見て「どうしたんですか?」などと言われつつ、状況を説明した。

体を色々触られながら、お尻のあたりを触るとめっちゃ痛い。

その瞬間に先生が、

「梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)が疑われますね」

と話してくれた。

30分ほどの施術を受けて帰宅。

その後、用を足したのだが……。

チー
痛みが7割くらいなくなった!

さらに時間が経過し、夕方になると痛みもしびれもほぼ無くなっていた。

これほどの効果があるのにはビックリ。

その後、この記事を書いている10月14日まで3日程度経ったが、もう症状は発生していない。

終わりに

リアルに死を意識した

というわけで、今回発生した出来事をまとめてみた。

僕は、2018年8月からフリーランスとなり、WEBメディア「倉敷とことこ」の取材など、外出することは多いものの、基本は「自宅作業」

  • 妻は会社
  • 子供は保育園か小学校

このため、少なくとも昼間は一人でいることが多い。

「昼間に倒れたら、誰にも気づいてもらえないよな」

というのは実感していて、最近購入した「Apple Watch Series 5」は、転倒検知機能や単体での通信機能を内蔵したモデルにした

ただ、盲点だったのは「早朝」。

家族は家にいても、みんな寝てる

という状況だとあまり意味がない。なぜなら「Apple Watchを身につけていない」からだ。

Apple Watch」にはバッテリーが1日しか持たないという大きな欠点があり、就寝中は充電するしかない。

なので「寝起き」は身につけるのを忘れがち。であれば、できることはただ1つ。

日中用と就寝用の2つを併用し「隙間」をなくす

これしかない。
幸い手元には、売却するつもりだった「Apple Watch Series 4」が残っている。これをうまく活用しようと思う。

あと、そもそも論として、「働き方」はまた見直していく必要があるだろう。

作業時間を延ばすことで仕事の問題を解決する

ほとんどの人はこれが当たり前で、解消するのは極めて難しい。

ただ、「死んだら元も子もない」。

2019年10月現在、下の子が「5歳」なので、この子が20歳になるまで、最低でもあと15年は生きていたいし、その義務もあると思っている。

フリーランスとしての働き方

を改めて考えて、見直していこうと思う。

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