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常時表示対応でApple Watch Series 5のバッテリー持たなくなった?「最大28時間」旧モデルと比較すると悪くなりました

バックライトが落ちた省電力状態(常時表示)

2019年9月に発売した、Apple Watch Series 5。

前モデルとなる「Apple Watch Series 4」とスペックだけ比較すると進化にとぼしいのだが、待望の機能に対応した

チー
ディスプレイの「常時表示」対応!!
Apple Watch Series 5開封レポート
  • iPhoneに届いた通知を見る
  • 転倒検出機能」などいざという時のための保険

これらの目玉機能は便利だが、Apple Watchはその名の通り「時計」なので、時計としての使い勝手は重要。

しかし、Apple Watchは2015年発売の第1世代から1日程度しかバッテリーが持たず、常時表示もできなかった

時計を確認するために、腕を傾けたり、ボタンを押したりするのは面倒……。

これが第5世代(Series 5)になりようやく解消したのだが、その代わりに気になるのは「バッテリーがどれくらい持つのか?」ということ。

常時表示の結果、バッテリー持ちが著しく悪くなっては本末転倒。

この記事では以下を紹介しようと思う。

  • Apple Watch Series 5の「常時表示対応」
  • バッテリー駆動時間の検証
  • 前モデル(Series 4まで)と比較して、バッテリー持ちは悪くなったのか?
チー
結論から言えば、そんなに変わらないけど、多少バッテリー持ちは悪くなかったかなという印象です

この記事の掲載内容は、2020年4月7日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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Apple Watch Series 5の「ディスプレイ常時表示対応」はどんなもの?

常時表示ディスプレイ搭載

第5世代にしてようやく対応した、Apple Watchの「ディスプレイ常時表示対応」はどんなものなのか?

近年のスマホディスプレイは、液晶(LCD)から有機EL(OLED)に変わりつつあり、発色の美しさと省電力性能が強みと言われている。

有機ELで実現した機能の1つは「アンビエント表示(Always On Display)」。

Galaxyシリーズから始まり、今やPixel 3aなどAndroidスマホでは普通の機能になった。

では、Apple Watch Series 5の「ディスプレイ常時表示対応」は有機EL対応によって実現したのかと問われたら、そうではない。

Apple Watchは、2015年発売の第一世代から「ずっと有機EL」

ソフトウェアだけで実現しているなら、過去モデルも対応できるはずなので、最新プロセッサと有機ELディスプレイを組み合わせることで実現したと思われる。

実際、確かに常時表示するのだが、「仕掛け」がある。

▼これが通常状態
通常状態

▼これがバックライトが消灯した省電力状態
バックライトが落ちた省電力状態

違いがお分かりだろうか?

チー
「秒針」など、常時書き換わる情報が非表示になっています

「時分」などは普通に確認できるので、実使用上はなんの不便もないと思う。

たったこれだけの制限で、常時表示が実現していることには感心してしまった。

Apple Watchバッテリー駆動時間の公称値「18時間」は初代から変わらず

最新モデルのApple Watchとの比較

とはいえ、常時表示すればバッテリー駆動時間に影響することは間違いない。

では、バッテリー駆動時間は落ちたのか?

過去モデルと比較すると以下の通り。

モデル名 バッテリー駆動時間
初代Apple Watch(第1世代) 18時間
Series 1
Series 2
Series 3
Series 4
Series 5
チー
バッテリー駆動時間は変わってないんだ!

本体に内蔵されるバッテリーは大きくなっているし、センサー類も増えている。

機能はどんどん増えているのに、バッテリー駆動時間が減らないというのはすごいことだと思う。ただ、増えてもいない。

公称値「18時間」は本当か?バッテリー持ちを検証

というわけで、バッテリー持ちを検証してみた。

条件は以下の通り。

バッテリー検証条件
  • Apple Watch Series 5(GPS+Cellular版)を利用
  • iPhoneと常にセットで利用(=Cellular通信は使わない)
  • 通知は各種メッセンジャーの通知を中心に、1日50件程度
  • 入浴中以外、常に身につける(就寝中も)
  • 就寝は「22時〜5時」
  • 転倒検出機能」を有効化
  • 「ワークアウト」は使わない

僕は初代モデルからSeries 2以外全て購入しており、過去モデルでも何度か検証を行っている。

バッテリーが2日持つ

おおむね1日(24時間)、というのが僕の印象

公称値より長くなるのだが、全体的な印象として、Series 3が実使用上のバッテリー駆動時間は一番長く、Series 4では若干落ちたという印象がある

そして気になる「Apple Watch Series 5」だが、結果をまとめると以下のような感じ。

時間 バッテリー残量 モード
4月3日 8時30分 100% 通常
18時20分 69%
21時10分 60%
4月4日 8時00分 30%
12時00分 10% 省電力モード
19時00分 10%未満
21時00分

この結果から見えるポイントは以下。

Apple Watchのバッテリー駆動時間
  • 使い方にもよるが、公称値の18時間よりは長く使える
  • 50%あたりまで、バッテリーの減りは緩やか
  • 50%を切ると、減るのが速くなった「気がする」
  • 省電力モードに移行してからは、長持ちするが、時間以外確認できない(常時表示も無効化される)

通常バッテリー駆動時間は、公称値よりも短いことが多いのだが、Apple Watchは公称値より長くなる傾向になる

これは初代モデルから続く傾向で、実はAppleの検証方法はホームページにも記載があるとおり、かなり厳しい条件だ。

Appleの検証内容
Appleの検証内容

ここまでヘビーに使う人は少数派と思われ、僕の印象としては……

チー
おおむね「24時間」は充電無しでも使える

という感じだろうか。

1日目の8時「100%」(計測開始)

1日目の8時「100%」

1日目の18時「69%」(10時間経過)

1日目の18時「69%」

1日目の21時「60%」(13時間経過)

1日目の21時「60%」

2日目の8時「30%」(24時間経過)

2日目の8時「30%」

2日目の12時「10%」(28時間経過で省電力モードへ移行)

2日目の12時「10%」 ディスプレイが常時表示ではなくなる 省電力モード

2日目の21時「省電力モード」(37時間経過)

 2日目の21時「省電力モード」

ちなみにこの後、バッテリーが完全に切れた。

前モデル(Series 4まで)と比較して、バッテリー持ちは悪くなったが気にならないレベル

省電力モードへ移行するとほぼ使い物にならないので、それまでの時間で言えば、Apple Watch Series 5は「28時間程度」使える

あくまでも僕の使い方です。利用シーンによって時間は変わります

ちなみに、Apple Watch Series 3と4は「36時間」くらいは使えた印象なので、バッテリー持ちは少し悪くなったという印象。

ただ、昔も今もApple Watchは1日1回は充電するのが「常識」

そういう意味では、たいして変わらないし、常時表示のメリットを考えたらApple Watch Series 5の方が断然使い勝手がいい。

チー
時間を確認するために、Apple Watchのボタンを押したり、傾けたりしなくていいのは助かる!

終わりに

バックライトが落ちた省電力状態

今回の検証結果としては、以下のような感じになる。

  • 24時間程度は使える
  • バッテリー持ちは「若干悪くなった」
  • しかし、ディスプレイ常時表示のメリットの方が、圧倒的に上!

バッテリー駆動時間を理由に、Apple Watch Series 5の購入をためらっていた方の参考になればと思う。

チー
バッテリーが「3日程度」持てば、完璧なんだけど、これは次期モデル以降のお楽しみってことで(笑)

Apple Watch Series 5は販売終了しました

2024年4月現在は後継モデルとして「Apple Watch Series 7」が販売されています。

Amazon・家電量販店・大手キャリアなど幅広く販売されていますが、在庫・納期面で一番おすすめは、Appleでの購入です。

Apple Watch Series 5長期利用レビュー

Apple Watchはどこで買うのが安いのか?

パパンダ
まだまだApple Watchを買う余裕はないけど、うちは家計が厳しいので「少しでも安く」買いたい!
チー
それなら「ビックカメラ」か「Amazon」がおすすめかな。ポイントは大してたまらないけど、ポイントが使えたり在庫が豊富なので。
簡単に比較するとこんな感じ。
2024年4月時点のApple Watch Series 7(41mm、アルミニウムケース&スポーツバンド)販売価格です。カラーによる価格変動はありません。
店舗 タイプ 定価(税込) 値引き 実質価格
Apple Store GPS 48,800円 - 48,800円
GPS + Cellular 60,800円 - 60,800円
Amazon GPS 48,800円 1,464ポイント 47,336円
GPS + Cellular 60,800円 1,824ポイント 58,976円
ビックカメラ.com GPS 48,800円 1,464ポイント 47,336円
GPS + Cellular 60,800円 1,824ポイント 58,976円
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チー
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