2019年9月10日(日本時間11日)のAppleスペシャルイベントで、2019年モデルのiPhoneとApple Watchが発表され、iPhoneは以下のモデル構成となった。
そして、近年はiPhoneとセットで発表される、Apple Watchの新モデルも発表された。
予想通りのネーミングで、「Apple Watch Series 5」というネーミングだ。
この記事では、Apple Watch Series 5の概要と、僕の気になったポイントを紹介しようと思う。
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「Apple Watch Series 5」の概要
2015年4月に発売されたApple Watchは、以来新モデルが毎年発売され、2019年版は第5世代となる。
- 防水対応
- GPS内蔵
- Apple Pay対応(FeliCaなどSuica対応)
- 「eSIM」による単体でのモバイルデータ通信対応
- サイズ感はそのままで、画面だけ大きく
という感じで、世代を重ねる毎に着実に進化し、発売後2年ほどは「ガジェット好き」以外のユーザーを見なかったが、今や女性はもちろんユーザー数が目に見えて増えてる。
そんなことを思いつつ、「Apple Watch Series 4」で初めてのデザイン変更を伴うリニューアルを行ったので、対して変わらないだろうなと予想していた。
Series 5での進化ポイントは以下。
- 常時表示Retinaディスプレイ搭載
- コンパスを搭載
- プロセッサの進化(S4→S5。S3より2倍高速らしい)
- チタン、セラミック素材の「Apple Watch Edition」が復活
- Cellular版は海外での緊急通報機能に対応
ビックリするくらい少ない……。参考までに「Apple Watch Series 4」が発表された当時、前モデルとなるSeries 3と比較すればこれだけ進化していた。
- ディスプレイの大型化
- 全体的な薄型化
- デジタルクラウンのリニューアル
- プロセッサの進化(S3→S4。S3より2倍高速らしい)
- ワイヤレスチップの進化(W2→W3)
- 電気心拍センサー搭載
- 第2世代の光学式心拍センサー搭載
- 転倒検出搭載
- 加速度センサー、ジャイロスコープが進化
これらの機能は「Series 5」にも引き継がれているが、地味な印象はぬぐえない。
ただ、僕は敢えて言いたい。
ついに実現した「常時表示ディスプレイ」
「最高の進化」と言うのには理由がある。
常時表示Retinaディスプレイ搭載
この1点で感動してしまう(笑)
僕は2015年4月の第1世代Apple Watchが発売して以来、Series 3→Series 4と機種変更しながら、Apple Watchは毎日身につけて使っている。
- バッテリー駆動時間が短い(理想は充電なしで3日持って欲しい)
- iPhoneとセットでないと使えない
- 価格が案外高い
なんて不満はあったが、価格以外は世代を重ねる毎に改善されていた。しかし、いつまで経っても実現しなかったのが「常時表示ディスプレイ」。
Apple Watchは文字通り「時計」だ。
見たいときにすぐ確認できないと意味が無いのだが、バッテリー駆動時間を延ばすために、基本はスリープしており、腕を傾けるとディスプレイがオンになる。
4年も使えばさすがになれたが、やはり不便であることには変わりない。
チタン、セラミック素材の「Apple Watch Edition」が復活
もう1つ大きなトピックは、チタン・セラミックを採用した高級モデル「Apple Watch Edition」が復活したことだろうか。
Apple Watchの売れ筋はアルミニウムとステンレスケースだ。
僕の印象としては、7割がアルミニウムで残りがほとんどステンレスという感じ。
iPhoneと異なり、Apple Watchはケース素材によるスペックの違いはない。
素材の違いは好み
しかし、僕はApple Watchに関して、高くてもステンレスケースにしておいた方が良いと思っている。
第1世代Apple Watchでは100万円を超えるモデルも存在したが、その後Apple Watchは1年毎にモデルチェンジしているので、高いモデルを買っても快適に使えるのは長くても3年と思う。
ガジェットとして見れば比較的長寿命かもしれないが、時計としてみたら短いだろう。
販売終了となったモデル、値下げして販売継続したモデル
このような感じで、個人的には大きな変化があったものの「進化」としては地味なものなので、ラインアップも少し変わった動きとなった。
- 前モデル「Series 4」は販売終了
- 前々モデル「Series 3」は、19,800円〜に大幅値下げされ販売継続
まとめると以下のようになる。
モデル名 | 販売状況 | 新品価格 | 中古価格 | |
---|---|---|---|---|
Appleストア | 家電量販店 | |||
Series 3 | ○ | ○ | 22,800円〜 | 15,000円前後 |
Series 4 | × | × | - | 25,000円前後 |
Series 5 | × | × | - | 30,000円前後 |
Series 6 | × | × | - | 40,000円前後 |
Series 7 | ○ | ○ | 48,800円〜 | - |
SE | ○ | ○ | 32,800円〜 | 25,000円前後 |
僕はSeries 4が旧モデルとして値下げされ販売継続すると思っていたが、確かにこの違いだと安くなったSeries 4に人気が集中しそうだ。
常時表示が凄いと言っても、それは既存ユーザーが体感するメリットで、初めて購入するきっかけにはならない
そう考えた時、Series 3をさらに値下げして販売継続するのは正解だなと思った。
Apple Watchは長年安くても25,000円くらいした。
このため、僕も初めて買うなら「旧モデルの中古もありでは?」とおすすめしていたのだが、19,800円で新品が買えるなら、これの方がよいだろう。
全体的な感想
近年のApple製品は、「秘密主義なんて言われていた時代もあったね」と思うくらい、リーク情報が多い。
iPhoneは1週間前にはほぼ確定情報が出回るのでサプライズはないのだが、iPhoneに注目度が集まる分、Apple Watchは手薄になるようだ(笑)
2018年のSeries 4も画面サイズアップはサプライズだったし、Series 5の常時表示ディスプレイもほとんど噂を聞いたことがなかった。
そういう意味で、一番楽しみにしていたApple Watchの発表だったのだが、想像以上の進化で驚いた。
チーは何を買うか
で、僕は何を買うのかと言えば、
Apple Watch Series 5(GPS + Cellularモデル)- 44mmシルバーアルミニウムケースとホワイトスポーツバンド
と決めている、というかもう注文した(笑)
例年予約開始はiPhoneと同時なのだが、Apple Watch Series 5は発表会終了後に予約受付が開始していたのでサクッと予約した。
- 40mmではなく44mmケース
- GPSではなく「GPS+Cellularモデル」
としたのがSeries 4の時と比較して変えた部分だ。
画面サイズは以下の記事でも書いたとおり、Series 4以降なら大画面が正解と思っているから。
Cellular版については、Series 3で一度使ってやめたのだが、Apple Watchの機能を活かすならCellular版じゃないと意味が無いと感じたので、戻すことにした。
理由として一番大きいのは、転倒検知機能をちゃんと活かしたいからだ。
Series 4で追加された転倒検知機能は、急病・事故など不測の事態が起こり倒れた時に、一定期間経ったら自動的に通報してくれるというもの。
だが、GPS版はiPhoneの通信機能を使うので、iPhoneが近くにないと使えない。
肝心な時に動かなかったら意味がないと思ったので、Cellular版を購入することにした。
Series 5では「海外における緊急通報機能」にも対応しており、いざという時に身を守るガジェット、つまり「保険」の雰囲気がより強くなっていることも大きい。
終わりに
個人的には待望の機能と言える「ディスプレイの常時表示」が実現し、Apple Watchに残る不満は、
バッテリー駆動時間の改善
だけとなった。
今でも1日使う分には問題ないが、逆に言えば「毎日充電は必要」なわけで、旅行の時に専用充電器を持ち歩くのが面倒なので、もう少し持って欲しいなぁと感じる。
だが、「次はいよいよ」とも思ったので、まだまだApple Watchは進化するのだろう。
Apple Watch Series 5は機能的進化には乏しいが、2回目以降の購入なら絶対幸せになれると思う。
Apple Watch Series 5を購入する
Apple Watch Series 5は販売終了しました
2024年11月現在は後継モデルとして「Apple Watch Series 7」が販売されています。Amazon・家電量販店・大手キャリアなど幅広く販売されていますが、在庫・納期面で一番おすすめは、Appleでの購入です。
Apple Watchはどこで買うのが安いのか?
店舗 | タイプ | 定価(税込) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
Apple Store | GPS | 48,800円 | - | 48,800円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | - | 60,800円 | |
Amazon | GPS | 48,800円 | 1,464ポイント | 47,336円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | 1,824ポイント | 58,976円 | |
ビックカメラ.com | GPS | 48,800円 | 1,464ポイント | 47,336円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | 1,824ポイント | 58,976円 |
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