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初代Apple Watch最大の不満は「バッテリー」。時計としての利便性向上に期待

Apple Watchを発売日に購入して、実際使って感じたことを紹介している。前回は「よかった事」を紹介したが、

今回はイマイチな部分、要するに不満を紹介しようと思う。

この記事の掲載内容は、2019年2月18日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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時計として見たApple Watchの不満

僕はApple Watchをライフログを収集するウェアラブルデバイスではなく、腕時計の延長線上と捉えている。そう考えた場合、Apple Watchには時計としての不満が結構ある。ほとんどは元々分かっていた話だが、使えば使うほどその不満は高まる。

時計が常時表示出来ない

一番大きいのは、「時計」であるにも関わらず、腕を傾けたり持ち上げる動作をしなければ、時間が確認できない。

センサーによって傾きなどを検知しディスプレイが表示されるのは便利だ。だが、これも絶対ではない。傾けても上手く表示されない事もあるし、表示されてもその時間が非常に短いため(体感的には3秒くらい)、確認する前にディスプレイがOFFになってしまう。

結果、ボタンを押したり、腕を何度も傾けたりしてディスプレイをONにするのだがこれは地味なストレスだ。さらに言うと、僕はデスクワークをしていて、PCを触っている事が多いが、腕を傾けるまでもなく時計をチラッと見て時間を確認する事が結構多い事に気がついた。だが、Apple Watchが「チラ見」に対応してくれるわけがない。真っ暗な画面が見えるだけだ。

こんな感じで、時計としてはかなり不満がある。
このような仕様になる理由はハッキリしている。バッテリー消費を少しでも抑えるためだ。分かってはいるが、例えば、省電力モードの表示のようなものでも良いので、

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せめて時間の常時表示を可能として欲しいと思ってしまう。

バッテリーを毎日充電するのは面倒くさい

Apple Watchの発売前から弱点と言われていた、「1日程度しか持たない」というバッテリー。実際に使ってみて、ヘビーな使い方をしなければ1日半程度は持つ事が分かった。

ただ、丸2日は持たないという地点で、充電は必然的に毎日必要となる。iPhoneと一緒に充電すればいいじゃないかと思うだろうが、これは結構面倒に感じた。

まず、これは気持ち的な問題だが「時計を毎日充電する」という行為そのものに違和感がある。普通の腕時計は、電池駆動でも数年は持つし、ソラー充電に対応しているものも多いため、充電という概念が薄い。そういう認識の腕時計を「毎日」充電するというのはおっくうだ。

さらに言えば、iPhoneとApple Watchは機能としてはセットだとしても、利用シーンは必ずしもセットではないと思う。例えば僕は、家に帰ったら時計は外す。つまり、家の中でApple Watchを操作することはない。逆にiPhoneは家の中でも使うし、下手すれば寝る直前まで触っている。

寝る直前まで触っている端末を、枕元で充電するのはわりと自然な動作だが、Apple Watchはそうではなく置き場所はリビングとかになるため、充電場所は2つに分かれる。これが毎日となると結構面倒なのだ。

この為、最終的にスタンド(Spigen SGP S330)を購入し、

家に帰ったらそこに「置く」と同時に充電することで、この不満をある程度解消している。

1泊以上で外出する場合、充電器を持ち歩く必要がある

これは前述の毎日充電する必要があるという話に被る面があるが、Apple Watchはマグネット式の独自アダプタを使って充電する。

これは充電が非常に楽になるというメリットはあるものの、逆に言えば専用故にアダプタを持ち歩かないと充電出来ない事を意味する(メンテナンス用にLightning端子が隠されているらしいが、現実的な方法ではないと思う)。

iPhoneユーザーであれば、LightningケーブルとMicro USBケーブルくらいは持ち歩いている人も多いと思うが、これにもう1本ケーブルが加わるというのは正直邪魔だ。

しかし、1日程度しかバッテリーが持たない関係上、1泊以上で外出する場合、ケーブルを持ち歩かざるを得ない。これがせめて3日持てば、持ち歩くシーンはかなり減ると思うのだが現状はかなり不便だ。

Apple Watchの機能面に対する不満

Apple WatchはiPhoneが受けた「通知」を表示するのが便利だ。逆に言えば、操作するには向いていないし、やろうという気にもあまり起きない。

その根底にあるのはアプリに対する不満が一番大きい。

アプリの操作が不便で、動作も遅い

Apple Watchの目玉機能の1つと言えるのがアプリ。
このアプリは、デジタルクラウンと呼ばれる本体右上にあるボタンを押すことで、このように表示される。

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見た目としてはポップでかわいらしいが、これを操作するとなるとどう思うだろうか?
まず、目的のアプリを選択しづらい。タッチして操作することで、中心部にあるアプリのアイコンが大きく表示されたりはするが、それでも小さくて選択はちょっと難しい。

そして、アプリ名が表示されないためアイコンと機能が一致していないと、アプリは選択できない。Apple Watchに沢山のアプリをインストールする人はそれほどいないだろうから、覚えている確率は高いがちょっと操作性は悪いと感じる。

そして、アプリの起動も遅い。
恐らくiPhone側と通信して情報を取得したりする関係上そのような仕様なのだと思うが、iPhone本体だと一瞬で表示される操作がApple Watchだといちいち待たされるためストレスだ。正直使う気にならない。

watchOS 2ではネイティブアプリに対応すると言われており、今後解消されるのかもしれないが現状アプリはほぼ役に立たないと言っていいと思う。

地図アプリがあまり役に立たなかった

個人的に腕時計型デバイスと一番相性がいいと思っている機能の1つは、ナビ機能だ。
スマホにしても地図にしても、持ちながら歩くのは利便性が低いし、何より危ない。その点腕時計だと、手が自由に使えるためとても便利なのだ。

なのでナビ機能にはかなり期待していたのだが、肝心のApple Mapが未だに乗換案内すら対応していないという貧弱さで役に立たなかった。

一応iOS 9で地図アプリは強化されるが、その目玉である乗換案内が日本の都市に対応するのはまだ先だろう。

iPhoneとしかペアリング出来ない

Apple Watchを使うようになって、一番聞かれたことは、

これってiPadでも使えるの?

ってことだ。流石に「Androidでも使えるの?」という人はいないが、Apple製品しかもiOSで動くiPadでも使えると思うのは、極めて自然な発想だと思う。

だが、答えは「No」。
現状Apple WatchはiPhoneとしかペアリング出来ない。確かに、常に持ち歩く事になるであろうiPhoneとペアリングしてこそ、その真価が発揮されるのは僕も認める。が、別に使えるようにしてもいいんじゃないのって思っちゃいますよね、、、

終わりに

Apple Watchを買って良かったことよりも、不満・イマイチなことの方が数としては多い。
まあ、これがウェアラブル端末ってものの現状なのだと思う。ただ、後悔する程ではないし、あれば間違いなく便利なものだ。どちらかと言えば、価格の方がネックになってしまう気がする。

そして、次期モデル以降で必要となるハードとしての改良ポイントが、素人目にも見えてくる。分かりきっているがやはり「バッテリー」だ。

興味がありつつ「初号機は危険」と見送った人も、これらの不満が解消されたら魅力は大きく増すだろうし、ようやくちゃんと使えるようになるだろう。

そういう意味ではやはり初号機は人柱だったかなと思っているが、未来を感じる事はできたし、覚悟の上だったのでその点は後悔していない。

ただ、万人に勧められるかと問われたら、それにはまだちょっと早すぎるというのが、今のApple Watchに対する見解だ。

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パパンダ
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チー
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