先日、発売日や価格の詳細が発表され、日本でも2015年4月24日から販売される事が決まっているApple Watch。
Appleが久々に発売する全く新しいカテゴリーの製品と言う事で、僕みたいなAppleファンは嫌でも注目してしまう。
また、ここ数年スマホの次はウェアラブルと言われて、既に数多くの製品が登場しているが、Appleが発売するという事でAppleファン以外の注目度も高い。
Appleがどうとかというより、ウェアラブル端末の大本命の登場と言う事で、これの成否がこのカテゴリー全体の未来を決めてしまう面はあるからだ。
そういう意味で、僕自身も注目はしているが、懸念事項も多い事は事実。この辺りに関する僕の考えを書いてみる。
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ウェアラブル端末に対する現時点の認識
Jawbone Up、Nike FuelBandなどウェアラブル端末は既に多く発売されている。ただ、僕はこの手の製品を購入した事は1度もない。正直興味すらあまりない。
理由は以下の3点に集約される。
ライフログの収集にそれほどこだわっていない
僕がスマートフォンを持ち始めた2010年頃からよく聞くようになった言葉として、「ライフログ」がある。
昔からあるのは歩数計くらいだが、それに加えて例えば食事をカメラで撮影して記録したり、行った場所を記録したり、睡眠時間や運動の時間・距離を管理するというものだ(今はもっと種類がある)。
とりあえずやってみるタイプなので、一度は試したものの僕は続かなかった。なぜかと言えば、毎回やるのが面倒というのもあるが、そもそも見返す事がなかったからだ。
「ログ」なので残しておく事に意義があると言われたらそうだが、見返す事がないものを集めるのは不毛と感じるようになってしまった。結果、挫折。
最終的にいわゆるライフログとして今でも僕が記録しているのは、外食と旅行などで遠出した際の、行動履歴だけだ(Foursquare、現在のSwarmを利用)。
腕時計を既に使っている
ウェラブル端末は首に巻くタイプか、手首に巻くタイプのどちらかが多い(大半は後者)。で、僕は今でも腕時計を使用しているので、片腕は既に埋まっている状態だ。
時間の確認なんて今時、腕時計がなくても困る事はない。なのに未だに使っているのは、ほとんど習慣と愛着と言った方が良いかと思う。何もなかったら何となく落ち着かない。
かといって、今の腕時計に加えてもう1つ端末を増やし、両手首または片腕に2つ物をつけるのは邪魔だなぁと思ってしまう。
最低限、現在の腕時計を置き換えられるものでなければ、使う気にならなかった。
「スマホでいいやん」って思ってしまう
ウェアラブル端末はあくまでも補助的なもので、基本的にはスマートフォンが母艦となる。
データの収集はウェアラブル端末がやっても、閲覧や管理はスマートフォンアプリというのがほとんど。
例えばジョギングなど運動をする人なら、コンパクトな端末で記録する事に意味はあると思うが、そういうことをあまりやらない人にとっては、スマートフォンでできるならそれでいいわけだ。
僕にはわざわざ持ち歩く端末を増やす理由が見当たらない。
Apple Watchを使うメリット
ここまで書いてきた事は、ウェアラブル端末全般に対する認識だが、Apple Watchも基本的に同じことが言える。
ただ、Apple Watchが他のウェアラブル端末と違うポイントが2つある。
従来の腕時計のような高級感があること
まず、決定的に違うのは「Watch」である事。
時計としての機能はもちろん、腕時計のような高級感もあるため、そのまま従来の腕時計に置き換える事ができるウェアラブル端末なのだ。今までのウェアラブル端末はどう見ても安っぽかった。
Apple Watchに関してもデザインに色々議論はあるだろうし、価格的な問題もあるだろうが、腕時計らしい高級感がある事は僕にとって重要なポイント。
SonyのSmartBand Talkにも興味を持ち、実物を触る機会もあったわけだが、
確かに思ったよりはずいぶん便利そうだし、使うとしたらこういう端末かなと思った。ただ、デザインや質感は受け入れられなかった。
iPhoneとの親和性が高く、バージョンアップがある程度保障される事
もう1つはApple製品であり、iPhoneとの連携が前提となっているため、当たり前だがiPhoneとの親和性が非常に高い事。
電話やメッセージが着信した際、誰から来たのかがすぐ確認できたり、中身の閲覧がiPhoneを操作する事なく実現できるメリットは確かにある。
メッセージの確認だけのために、iPhoneを触るのは地味に面倒ではあったので。
僕があまり興味ないと言っているライフログについても、自動的に収集され、iPhoneで勝手に管理してくれているのなら、見る見ないはともかく邪魔になるものでもない。
さらに言えば、この手の情報はこれまでメーカー毎にバラバラの規格で、製品やOSバージョンアップなどの問題が常に付きまとっていたが、iPhone+Apple Watchで使う限りその心配はほとんどない。
Apple Watchに対する懸念事項
そもそも使うのかって話は、最悪腕時計として使える訳でここではあまり考えない。バッテリーについても、普通に使う分には1日くらいは持ちそうなので、割り切る事はできる(毎日充電する端末が増えるのは面倒だが)
一番大きな懸念事項は、「どれくらいの期間使えるのか」って事だ。
例えば、僕が今使っている腕時計は10年程前に購入したもの(SEIKO製で確か5万円くらいだった)。
以来、特別なメンテナンスもなく今でも普通に使用できている。腕時計って高級品であればあるほど、数十年、下手したら一生使う製品だと僕は思う。
対して、Apple Watchなどの電子デバイスの寿命はこれに比べたら極めて短い。毎年のように進化するため、陳腐化も早い。
陳腐化に目をつむって、頑張って使っても比較的長く使えると言われるiPhone・iPadでせいぜい3~4年だろう。Apple Watchも当然同じ流れになると予想される。
また、バッテリーは使う期間が長くなればなるほど消耗する。バッテリーは交換可能となるらしいが、それ以外の部分(例えばCPUなど内部のロジックボードとか)まで交換してもらえるのか。
出来たとしてそれは発売後何年間できるのか、はたまた内部だけ最新版に交換するようなサービスが提供されるのか。
腕時計は毎年買い替えるような製品ではない。傷すらも愛着に変わっていくような製品だと思うが、製品のライフサイクルをAppleがどのように考えているのか現状でも見えない事が、購入をものすごく躊躇させる。
買うなら僕は長く大事に使いたい。
終わりに
とりあえず、思うところを書いてみたが、僕は元々腕時計を使っているので、その置き換えという意味では、Apple Watchをすんなり使う事が出来ると思う。
それよりは、すんなり使えたとして、これが一体いつまで使えるのかという不安の方が大きい。2・3年で買い替えないといけないような時計なら、はっきりって高すぎる。
客観的に見れば、Apple Watchは少なくとも2代目が登場して、旧モデルの扱いがはっきりするまでスルーが正解だと思う。
とはいえ、僕はApple製品やデジタルガジェットを紹介するブログをやっていて、それで一定の収入を得ている一面もある。そういう意味では、人柱覚悟で行くべきとも思っているw
もうちょっと悩もうとは思うが、とりあえず買って使ってみようかなぁ、、、
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