Apple Watchを2015年4月の発売日に購入した。
その後、WWDC2015の基調講演でwatchOS 2が発表され、秋にはまた新たな姿になるApple Watchだが、既に販売面では失速したなんて言われてもいる。
そもそもそんなに売れるはずのないもので、もし「失速」なんて評価をするんだとすれば、それは過大評価してただけだと思う。高性能デバイスとはいえ「時計」なんてそんなものだ。
というわけで、どんなものかも分からない状態でとりあえず使ってみて、「Apple Watchを使って良かった事」をまとめておこうと思う。
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基本的には「あれば便利だがなくても困らない」
まずこれは大前提になるが、僕はApple Watchを、あるとちょっと便利になる「気づき」を与えるデバイスだと思っている。逆に言えば「無くても困らない」と言うことだ。
一例を挙げると、僕は自宅に帰るとすぐにApple Watchをスタンドにセットする。使っているスタンドは以下。
こうすることで逆に、出かける時に忘れることは増えた。ただ、例えばiPhoneを忘れたらどうにかして取りに戻るだろうし、無かったら不便だし何より不安になるが、Apple Watchでそういうことにはならない。今日は無しでいいやと、すぐ諦めてしまう。
つまり僕はApple Watchをその名の通り、「腕時計」の延長として捉えている。これが、逆に「ウェアラブル端末」と捉え、歩数など行動データ(ライフログ)の収集を目的にしている場合は随分変わるだろう。「Apple Watchが無い=データが取れない」ってことになるので。
Apple Watchを使って良かった3つの事
その程度の扱いではあるが、Apple Watchを使って便利だ、買って良かったと思うことは3つある。
電話・メッセージなどの着信を見逃さなくなった
Apple Watchを使うメリットは何と言っても「通知」機能が便利なこと。
iPhoneで受けた通知を、Apple Watchに表示することが可能で、例えばどのアプリの通知を表示するかなど、細かく制御することが出来る。
何も設定していない状態だと、アプリの通知が軒並み表示されるようになる。そうすると鬱陶しく感じるので、お勧めはやはりApple Watchに表示する通知を、ある程度限定することだと思う。例えば、僕はメッセンジャー系にほぼ限定している。
具体的には電話、メッセージ、Facebookメッセンジャー、LINE辺りの通知に限定している。これらは誰かから僕宛に連絡が来ているってことなので、とりあえず最速でチェックだけはしておきたい。逆にメールやTwitterの通知は件数が多い上、余計なものも含まれてしまうため敢えて除外している。
メッセージが来たら、Apple Watch上でさっとチェックして、返信が必要ならPCとかiPhoneから返信する。これのメリットは何と言っても、チェックがすぐ出来ることだ。そんなに急ぐ必要があるのかという意見はあるが、こういうのって多ければ多いほど、後回しにしがちで、後回しにすると今度は見るのが面倒になるのだ。
で、この通知はApple Watchが震えることで伝えてくれるわけだが、デフォルトだとちょっと弱くて気づかない事が多い。なので、僕は設定を少し変えている。
これで、見逃すことはかなり減った。
スタンドリマインダー
Apple Watchを装着することで歩数などが自動的にカウントされ、ヘルスケアというアプリに蓄積されるようになった。が、前述の通り僕はApple Watchをウェアラブル端末として捉えておらず、これらのデータにはほぼ興味が無いため、全くと言っていいくらい見ていない。
そんな僕だが、唯一ウェアラブル端末っぽい部分で重宝しているのが、スタンドリマインダー機能だ。
これは1時間の最初の50分間座りっぱなしだった場合に、立ち上がるように促すリマインダー機能。僕はシステムエンジニアの仕事をしており、デスクワーク中心。下手したら1日中PCと睨めっこしているので、この通知は地味に嬉しい。集中していると、2〜3時間くらい座りっぱなしなんて事はザラだからだ。
こういう通知が来ると、ちょっと休憩しようって思う。もちろんウザい時もあるが、特に目を酷使する仕事なので、この通知があると立ち上がって、トイレに行くとかちょっとだけでも気分転換するようになった。
この機能はデフォルトではONになっているので、大抵の人が利用だけはしているじゃないかと思う。逆にOFFにしたい場合は、iPhone側からApple Watchアプリを立ち上げて、ヘルスケアにある設定を変えたら通知されなくなる。
まあ、これくらいはONにしておくことを、個人的にはお勧めするが。
グランスが便利
Apple Watchの機能と言えば、アプリに目が行きがちだ。
スマートフォンの象徴的な機能がアプリであり、Apple Watchについても同じ考えになりがちだが、正直全くと言っていいくらい使わない。
現状は画面が小さく、操作性が悪いし、動きも遅いなどの理由もあるが、一番大きいのはiPhoneアプリのオプション的な位置付けでしかないこと。つまり、Apple Watchじゃないとダメって機能は無い。だったら、わざわざ頑張って使う必要は無く、iPhoneで操作すればいいやんという当然な結論に落ち着いてしまう。
逆に、便利なのがグランスという機能。
iPhoneでいう通知センターに近い感じだが、特定の機能を常時表示したり、操作が可能となる。デフォルトでは、ミュージックアプリの操作(再生・停止など)、世界時計などがある。
この中で便利だと思ったのは僕の場合2つあって、1つ目はミュージックアプリの操作。再生や停止がApple Watch上で出来るのが、地味だけどものすごく便利で重宝している。この為にiPhoneを出す必要が無くなったのは大きい。
2つ目はヤフー乗換案内に付属している、通勤タイマー機能。最寄り駅を登録し、その駅の次発まで何分かというのをカウントダウンしてくれる機能だ。今は電車通勤ではないのだが、とりあえず最寄り駅を登録しておけば、次の電車はいつで発車まであと何分あるのかが瞬時に分かる。
通勤タイマーなので、予め駅と方面を登録しておく必要があるが、これは本当に便利だ。理想を言えば、GPSで取得した現在位置から最寄り駅を算出し、次発を教えてくれたら最高なのだが、首都圏など同じエリアにいくつも駅がある場合は難しいかもしれない。
終わりに
これが購入後3ヶ月経って感じた、Apple Watchを使うメリットだ。
「たったそれだけ?」と思う人もいるかもしれないが、所詮はその程度のものだと僕は思う。デバイスとしては、ちょっとした「気づき」を与えてくれるものに過ぎない。
そして、もう1点「アプリは?」と思った人もいるかもしれない。スマートフォンの象徴的な機能はアプリ。Apple Watchでも対応しており、これが目玉だとも言われた。が、このアプリの存在がApple Watchを中途半端にしているじゃないかと、僕は感じてしまう。
このイメージが変わるとしたら、ネイティブアプリになると言われるwatchOS 2からだろう。そこに関しては期待して待とうと思う。とはいえ、現状でも十分便利なデバイスだとは思う。iPhoneにどっぷりな人であればあるほど、僕が感じた以外のメリットもきっと見つかるだろう。
ただ、どうしても気になることはやはりある。それは不満と言っていいと思うが、以下の記事ではそれを紹介しようと思う。
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