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Apple Watch第1世代(Series 1)は使える?おすすめ?初代を2年間毎日使った長期使用レビュー

Apple Watch第1世代を発売日(2015年4月)に購入して、以来約2年間ほぼ毎日使ってきた

この間、2015年9月にはwatchOS 2がリリース、2016年9月には次期モデル「Apple Watch Series 2」とwatchOS 3がリリースされ、ネイティブアプリに対応するなど様々な変化はあったものの、Apple Watchの使い勝手や評価はそれほど変わっていない。

というわけで、初代Apple Watchを使い続けて来てお勧め製品と言えるのか、どんな人に向いていて、どんな人に向いていないのかなど、僕なりのApple Watchに対する感想をまとめ記事として紹介しようと思う。

この記事の掲載内容は、2021年3月15日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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不満はあるが、『概ね満足』しているApple Watch第1世代

2015年4月に発売されたApple Watchは、発売時こそ数ヶ月待ちなんて状態になり品薄だったが、その後品薄状態になったことはほぼない。

世間の評価では『失速』などとも言われているが、それでもAndroid Wearなど数多くの「ウェアラブル端末」が過去に登場していた中で、断トツに売れている事は間違いない。

それは「Apple」というブランド力、僕みたいなファン(信者)が多い事もあるが、やはり最後に出てきただけあって、初号機とは言え非常に完成度は高い事に起因していると思う。

初代iPhoneを僕は触ったことが無いが、問題児だった初代iPod touchは使っていたので、

予想以上に『普通に使える』ことには正直驚いた。正直もっと使い勝手が悪いと思っていた。

そして、実際Apple Watchを使って恐らくほぼ全ての人が「便利」と感じるのは、通知機能だと思う。

iPhoneと競合しないような仕様(iPhoneを操作中だとApple Watchには通知が届かない)、iPhone上から全ての設定が可能である事など、よく考えられていると思う。

基本的には無くても困らない。だが、あれば確実に便利なので、買ってよかったと思うし、『概ね満足』している。

『時計』として見ると不満が多い

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Apple WatchをiPhoneの通知を表示する補助デバイス、またはウェアラブル端末として見れば他の製品と比べて大きく見劣りする部分は少なく、不満はそれほど無い。

ただ、「時計」として見ると不満はかなり多い

一番致命的なものはやはりバッテリー最大でも1日半程度しかバッテリーは持たないし、時計の常時表示も出来ない

腕を動かすかボタンを押さなければ、時間が確認できないというのは、地味に不便だなと思った。これはバッテリー問題を解決しない限りどうにもならないとは思うが、次期モデルでなんとか改善して欲しいポイントだ。

また、時計として捉える人ほど忘れがちだが、Apple Watchは電子デバイスなので、定期的な「再起動」は重要だと思う。いつにも増してバッテリー消費が早くなったと感じた時は、再起動だけで直ることもある。

嘘みたいなほんとの話なので、調子悪いと感じた時は試して欲しい。Apple Watch側面の電源ボタン長押しでメニューが表示され、電源OFFや再起動が可能となっている。

Apple Watchを便利に使うための設定

Apple Watchの『通知』を気づきやすくする

Apple Watchはそれほど多くの事はできない。
また、画面も小さく操作性もiPhoneと比べたら各段に落ちるため、使う気にもならない。

基本的には『通知』を確実に受ける事が肝になるので、その為の設定は見直しておいた方がよいと思う。具体的には、振動設定だ。

デフォルトの振動は確かに「上品」でこんな所にもAppleのこだわりを感じるのだが、僕の感覚ではちょっと気づきづらかった。

この辺りは感覚なので人によるだろうが、自分にとってベストの設定を探っておくことは重要だと思う(と言っても設定内容はそれほど多くないが)。

そして、通知は何でも受けると邪魔になるので、Apple Watchで受ける通知はある程度絞り込んだ方がよいと思う

僕の場合は、電話とLINE・Facebookメッセンジャーなどメッセージ系に限定している。

Apple WatchによるMacのロック解除

Apple Watchでロックを解除
Apple Watchでロックを解除

2016年に購入したガジェットで僕が一番便利だと思ったのは12インチMacBookだ。

これを使って僕は移動中などにブログ記事を書きまくって来たわけだが、Apple Watchがあるとさらに便利になる。

watch OS 3とmacOS Sierra 10.12の組み合わせで利用できる『Apple WatchでのMacのロック解除機能』。これが便利すぎた。というか、これがあるからApple Watchが益々手放せなくなってしまった。

Apple Watchのお勧めアクセサリ・バンド

Apple Watchスタンド『Spigen S330』

ケースなどを使うかどうかは好みだと思うが(僕は使っていない)、ほぼ必須と思えるアクセサリはスタンドだ。

Apple Watchはマグネット式の充電端子を使っているため、充電自体はとても楽なのだが、どうしても置き場所に困ってしまう。

毎日充電が必要なので、ほとんどの人は決まった場所に置いた状態になると思うが、ケーブルだけだとあまり見栄えがよくない。

設置場所の問題と充電が楽になるという意味で、スタンドは絶対にあった方がよいと感じた。

Apple Watch 磁気充電ケーブル(0.3 m)

モバイルバッテリー経由で充電中のApple Watch
モバイルバッテリー経由で充電中のApple Watch

こちらはApple純正の充電ケーブル

実は購入以来1年以上、旅行の時は持っていかない又は、バッテリーが切れたら放置という使い方をしていたのだが、前述のMacのロック解除機能が便利すぎるため、持ち運び用の充電ケーブルを購入した。

  • Apple Watch専用バッテリー購入
  • 一般的なモバイルバッテリーとかねるタイプを購入
  • 一般的なモバイルバッテリーとApple純正充電ケーブル購入

この3パターンで比較検討したのだが、サードパーティーのApple Watch対応製品は価格が高いため、純正ケーブルとモバイルバッテリーという組み合わせがベストと判断した。

Apple Watchはモバイルバッテリーと純正磁気充電ケーブルで充電

2016年に発売した新バンド『ウーブンナイロン』

2016年3月のiPhone SEやiPad Pro 9.7インチの発表に合わせて、Apple Watch Sportsの値下げと新バンド『ウーブンナイロンバンド』が発表された。

僕もApple Watchミラネーゼループの購入から1年経過し、そろそろ気分を変えたかったため早速購入し、それ以来ずっと使っている

サラッとした素材で、ミラネーゼループと比べると、ベタですが緩みにくく、とても使いやすいバンド。おしゃれ感は薄いのだが、1つ持っておきたいタイプだと思う。

Apple Watchはどのモデルを買うべきか

僕は『安価なモデル』がおすすめだと思っている。

Apple Watchは大きく分けると3種類ある。

  1. Apple Watch Sports
  2. Apple Watch
  3. Apple Watch Edition(Hermesなどブランドコラボ版)

価格は下に行くにつれて高くなる。
僕は「Apple Watch ミラネーゼループ 38mm」を購入したのだが、この時は時計という長く使う製品と考えた時に、『高級感』も重要と考えていた。

実際、ステンレス製のケースは高級感があり、ぱっと見てもApple Watchを着けている事に気づかれにくく、「ガジェット感」が薄い所がよい。

安価なSportsと比べて、化粧箱など梱包が豪華って事も魅力だ。
開封する体験までデザインされているというのが、Apple製品の醍醐味と言えるものなので。

ただ、購入から2年程度経過して思うのは、Sportsで十分だったということだ。
確かに高級感はある。だが、それはiPhoneなどのガジェットと違い、かなり長い期間を使う事を前提にした場合の話だ。

現実には、2015年4月の発売から1年半後にSeries 2と呼ばれる次期モデルが登場した。つまり、Apple Watchは1年程度でモデルチェンジする『ガジェット』だということをApple自身が実践して認めてしまった。

であれば、Apple Watchは高級品の時計ではなくガジェットと考えるべきで、そう考えた時違いは見た目だけと言われたら、僕は安価なモデルを数年おきに買い替えるスタイルを選択する。

バッテリーも当然摩耗する。
高級なApple Watchを購入する場合、一般的な高級腕時計のように、10年単位、下手すると一生使うような製品ではないということは認識しておくべきだと思う。

ミラネーゼループは使いやすいか?

ちなみに僕が購入したミラネーゼループというバンドは、見た目もちょっと変わっている。

金属製バンドの中では比較的安価なので、購入している人も多いのだが、確かに使いやすかった。一番の魅力はフィット感だと思う。

ただ、欠点もある。

2016年に発売が噂される次期モデル(=Apple Watch 2)の注目ポイントは、機能やデザインもさることながら、梱包も注目ポイントと言える。

ただ、ミラネーゼループというバンドには欠点も多い。
頻繁に感じるのは固定に使うマグネットが強すぎることと、腕が毛深い人は毛を挟んでしまうと言うことだろうか。冗談のような話だが、ほんとうに痛いw

Apple Watchは買いか?どんな人にお勧めか

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最終的に「Apple Watchは買いか?」と問われたら、もちろん人によるという前提はあるものの、もうちょっと待った方がいいと答える

所有欲は満たされるし、使ってみれば実際便利だ。だが、無くても困らないし、現状生活を変えるという程のインパクトはない。

じゃあどんな人ならお勧めできるかと言えば、僕のようにガジェット好きを除くと、「車の移動が多い人」なんじゃないかと思う。

徒歩や自転車移動じゃないの?と問われそうだが、僕が一番あってよかったと感じたのは車の運転中

運転中にスマートフォンを操作したり、電話するのは危ないからやってはいけないというのは分かっていても、通知が表示されたり電話が鳴ればつい気になってしまう。

その瞬間ってついスマホに目が行ってしまう訳で、それって『一瞬』とはいえ結構危ない。Apple Watchを着けていると、手首で振動があるわけだがハンドルを握りながらでも目にしやすいし、とりあえず確認できることで運転に集中する事もできる。

終わりに

Apple Watchは初代モデルから思った以上に使えた。だから、2代目以降は絶対に今よりもよくなる。

そういう意味では、スペックや機能面で真新しいものが無くなってしまったスマートフォンに比べると、将来が楽しみなワクワクする端末である事は間違いなく、それは人柱的に初号機を使った人間ならではの楽しみなんじゃないかと思う。

次期モデルApple Watch Series 2の発表

Apple Watch Series2の概要
Apple Watch Series2の概要

日本時間2016年9月8日に、iPhone 7と共に、『新しいApple Watch』が発表された。

製品名としては、

  • 新モデルは「Apple Watch Series 2」
  • 旧モデルは「Apple Watch」から「Apple Watch Series 1」

という感じとなり、製品名にナンバリングが入った。

「Apple Watch Series 2」の特徴としては、

  • GPSが内蔵
  • 50メートルの耐水性能になった(=ほぼ完全防水)
  • Apple Payに対応。FeliCaが内蔵されSuicaなどが利用可能(FeliCa対応は日本で販売するモデルのみ)
  • ディスプレイが新しくなり2倍以上明るくなった
  • 少し重くなった(38mmは3.2g、42mmは4.2gの重量増)
  • 本体が0.9mm分厚くなっている

というもので、初代の欠点を克服した、アップデート版という位置付けとなっている。
価格も一番安いアルミニウムケースのモデルが、41,580円(税込み)〜ということで、初代の発売開始時よりも安くなっている。

「Apple Watch Series 1」と「Apple Watch Series 2」の比較

お勧めのApple Watchは「Series 1」
お勧めのApple Watchは「Series 1」

僕の気になるスペックを比較すると以下のようになる。

初代Apple Watch Series 1 Series 2
プロセッサ S1 S1P S2
内蔵GPS なし なし あり
防水性能 防沫性能 防沫性能 50メートルの耐水性能
Apple Pay なし なし SuicaなどFeliCaに対応
ディスプレイ OLED Retinaディスプレイ OLED Retinaディスプレイ 第2世代OLED Retinaディスプレイ
バッテリー 最大18時間 最大18時間 最大18時間

GPSとFeliCaと防水の必要有無で、最適なデバイスを選べば良いと思うが、僕のお勧めは30,580円(税込み)〜とかなり安くなった、「Apple Watch Series 1」だ。

前述の通り、初代の発売からわずか1年半で発売された新モデル。
つまり『Apple Watch Series 3』的な製品が、おそらく2017年~2018年に新モデルとして発売する

なので、数年で買い替える製品と、割り切って付き合う方が良いと思う。違うのは見た目で、機能に差異はないというのがポイントで、この記事で紹介したようなメリット・便利さはどのモデルでも変わらないからだ。

この為、1年〜2年で買い替える製品と考えた場合に、特に初めて買う人は『一番安いモデル』を買って試してみることをお勧めしたい。

いくらおすすめされたからと言って実際使うかどうかは人それぞれ。僕は新しいものが出たと飛びついて、すぐに使わなくなった人を沢山知っている。

まずは安価なモデルで試してみて欲しい

その上で、これは使えると思ったなら次期モデルは高級版を含めて比較検討すれば良いと僕は思う。

Apple Watch SEが登場

「Apple Watch」はAmazon・家電量販店・大手キャリアなど幅広く販売されていますが、在庫・納期面で一番おすすめは、Appleでの購入です。

Apple Watch SEが登場

Apple Watchはどこで買うのが安いのか?

パパンダ
まだまだApple Watchを買う余裕はないけど、うちは家計が厳しいので「少しでも安く」買いたい!
チー
それなら「ビックカメラ」か「Amazon」がおすすめかな。ポイントは大してたまらないけど、ポイントが使えたり在庫が豊富なので。
簡単に比較するとこんな感じ。
2024年3月時点のApple Watch Series 7(41mm、アルミニウムケース&スポーツバンド)販売価格です。カラーによる価格変動はありません。
店舗 タイプ 定価(税込) 値引き 実質価格
Apple Store GPS 48,800円 - 48,800円
GPS + Cellular 60,800円 - 60,800円
Amazon GPS 48,800円 1,464ポイント 47,336円
GPS + Cellular 60,800円 1,824ポイント 58,976円
ビックカメラ.com GPS 48,800円 1,464ポイント 47,336円
GPS + Cellular 60,800円 1,824ポイント 58,976円
Apple Watchをどこで買うのがお得?

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チー
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