Apple Watch Series 3を購入した。
初代を2年半使い続けて、基本はiPhoneの通知を見るだけという使い方だったのだが、そこは「eSIM」によるモバイルデータ通信が可能になったSeries 3においても変わっていない。
ただ、使っていて感じたことが1つあった。
バッテリーが全然減らない
スペック上は18時間のままで初代から変わっていないのだが、明らかにバッテリーの持ちがよくなっている。
というわけで、どれくらい持つのかを調べてみた。
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歴代Apple Watchのバッテリー駆動時間
Apple Watchは2015年発売の第1世代ら、大きく分けると3モデル登場している(Series 1は第1世代のリニューアル版)。
なのだが、実はバッテリー駆動時間は『18時間』で変わっていない。
一覧にするとこんな感じだ。
モデル名 | バッテリー容量 | 駆動時間 |
---|---|---|
第1世代(Series 1) | 205mA | 18時間 |
Series 2 | 273mAh | 18時間 |
Series 3 | 279mAh | 18時間 |
Series 4 | 225mAh | 18時間 |
Series 2でかなりバッテリー容量が増えたのだが、これは、
- GPS対応
- FeliCa対応
などバッテリー消費が増える要素があり、それを含めて同じにするための対応だったと思われる。
以来少しずつ増えていたが、2018年9月のSeries 4では、ディスプレイが大型化した弊害かバッテリー容量は小さくなった。
僕が2年半使っていた初代モデルに関して、2015年時点でのバッテリー駆動時間に関する印象は、以下の記事で紹介しているが、
概ね1日半という印象だった。
その後、使い続けたApple Watchはそれなりにバッテリーが消耗し、2年半使った2017年9月時点では概ね1日という感じになった。
それなりに、製品が進化していく中で、同じ容量なら駆動時間は短くなりそうなものだ。
Apple Watch Series 3・Series 4のバッテリーはすごく持つ
Apple Watch Series 3を使い始めたのは2017年9月21日から。
- 「iPhone 8 Plus」とペアリング
- ワンナンバーサービス(eSIM)は契約済
- 使用時間は朝8時〜20時の約12時間
という感じでいつものように使っているが、帰宅してもバッテリーが20%くらいしか減らない。
初代モデルはこの地点で50%くらい減っていた。
を同列で比較するのはナンセンスだが、流石に2倍以上バッテリーの減りが違うというのも驚く。
実は2日以上持つのでは、、、
と感じたので、試してみることにした。
Apple Watch Series 3は充電無しでどこまで使えるか?
というわけで、実験してみた。
使い方は敢えて特別なことをせず、普段通りとしている。
具体的には、
- 「iPhone 8 Plus」と常にペアリング
- 1日の使用時間(装着時間)は12時間
- 通知はそれなりに沢山
- Apple Watchの操作はほぼやらない
という感じだ。
実験開始は2017年9月30日の夜だ。
ソフトウェアのバージョンは
- watchOS 4.0
- iOS 11.0.1
となる。
2017年9月30日夜
100%
2017年10月1日朝
94%(-6%)
前夜からは腕に装着もせず、放置状態。
2017年10月1日夜
66%(-28%)
朝8時から12時間ほぼ付けっぱなし
子供を連れて散歩に行って、その間妻からメッセージが届いたりしたので、わりと減りが多かった。
※平日は帰宅時くらいしかほぼメッセージはない
この地点で丸1日経っているが、半分も減っていない
2017年10月2日朝
55%(-11%)
前夜からは腕に装着もせず、放置状態。
2017年10月2日夜
27%(-28%)
朝8時から12時間ほぼ付けっぱなし
この日は平日だが、子供が熱を出して僕が看病のために仕事を休んだ。
この関係で、妻とのメッセージのやりとりが多かった。
2017年10月3日朝
15%(-12%)
前夜からは腕に装着もせず、放置状態。
このままだと日中にバッテリーが切れると判断し、ここで実験終了。
恐らく正午(12時)くらいまでは持ったと思われる。
Apple Watch Series 3を充電無しで使えるのは『2日』
実験の結果、丸2日以上充電無しで使うことができた。
まとめると以下のようになる。
日時 | バッテリー残量 | 減り幅 |
---|---|---|
9/30 20時 | 100% | – |
10/1 8時 | 94% | -6% |
10/1 20時 | 66% | -28% |
10/2 8時 | 55% | -11% |
10/2 20時 | 27% | -18% |
10/3 5時 | 15% | -12% |
これはちょっと驚きの結果だ。
Appleの公称値は『18時間』となっているが、その測定方法は以下のようなものだ。
1日のバッテリー駆動時間は、18時間の間に90回の時刻チェック、90回の通知、45分間のアプリケーション使用、Apple WatchからBluetooth経由で音楽を再生しながらの30分間のワークアウトを行った場合にもとづきます。
これってかなりヘビーに使っていると思う。
あくまでも僕の基準だが、45分間もアプリケーションを使うことはほぼ無い。今回僕が行った実験では1分もないだろう。
その状態だと、1日どころか2日持つ。
Apple Watch最大の欠点は、1泊2日の旅行・出張でも充電グッズが必要ということだったのだが、これは概ね大丈夫そうだなと感じた。
まあ、『概ね』というのがポイントで、絶対大丈夫と言えないことから、充電グッズがいらないとまで言わないが、
- 初代は忘れたら、翌日は確実に使えなくなる
- Series 3は忘れても、多分翌日一杯なら大丈夫
という安心感はかなり違う。
Apple Watchの充電グッズは忘れがちなアイテムで、実際僕も何度も忘れ、翌朝からはカバンにしまうなんてことはよくあったので。
Apple Watch用モバイルバッテリーなんてものも実はあるが、少々値段が高いので購入するべきかは迷うと思う。
Apple Watch Series 4ではバッテリーの持ちは悪くなった?
Apple Watch Series 3を1年使用し、その後「Apple Watch Series 4」にスイッチした。
前述の通り、Apple Watch Series 4のバッテリー容量は少なくなっている。
普通に考えたらバッテリー駆動時間は短くなりそうなものだが、公称値が18時間で変わっていない通り、実使用上「最大で2日使える」という印象は変わらない。
Apple Watchという製品の進化を感じた瞬間だ。
初代Apple Watchはどうだったのか?
バッテリーがよく持つからと、最新モデルをすすめようとしてる
なんて思う方もいるかもしれない。
参考までに初代Apple Watchだと、どれくらいの減りだったかを紹介しようと思う。
僕は購入した初代Apple Watchは2015年4月24日の発売日に購入し、以来ほぼ毎日使ったものだ。
2017年10月2日朝
100%
2017年10月2日夕方
71%(-29%)
全く操作していないし、装着すらしていないが29%減った。
2017年10月3日朝
17%(ー54%)
同じく全く操作していないが、ほぼ死にかけ。
まとめるとこんな感じだ。
日時 | バッテリー残量 | 減り幅 |
---|---|---|
10/2 8時 | 100% | – |
10/2 17時 | 71% | -29% |
10/3 5時 | 17% | -54% |
つまり、丸1日持たない状態。
2年半使って摩耗しているとは言え、Series 3とは別物といっても過言ではない。
終わりに
Apple Watch Series 3の発売前に、次期モデルに期待するのはバッテリー駆動時間の改善という記事を書いたことがある。
この記事を書いた理由は、スペック上の駆動時間が全く変わっていなかったからなのだが、この結果をみるとApple Watch Series 2においても同様だと思われる。
僕が知らなかっただけで、実はかなり改善していたという、嬉しい誤算だった。
本音を言えば、せめて3日充電無しで使えるようにならないかなぁと思う。
次期モデルでの進化に期待したい。
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Apple Watchはどこで買うのが安いのか?
店舗 | タイプ | 定価(税込) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
Apple Store | GPS | 48,800円 | - | 48,800円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | - | 60,800円 | |
Amazon | GPS | 48,800円 | 1,464ポイント | 47,336円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | 1,824ポイント | 58,976円 | |
ビックカメラ.com | GPS | 48,800円 | 1,464ポイント | 47,336円 |
GPS + Cellular | 60,800円 | 1,824ポイント | 58,976円 |
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